料理研究家である斉藤辰夫さんのレシピをご紹介します。今回お届けするのは、香り高い青じそとみょうがを贅沢に使い、ぷりっとしたむきえびの旨みをギュッと閉じ込めた「えびの和風香り春巻」です。一般的な中華風の春巻とは一線を画し、和食ならではの爽やかな風味と香りが口いっぱいに広がる絶品の一品となっています。
青じその爽快な清涼感とみょうが特有のシャキッとした食感、そして風味豊かな香りが、えびの甘みと見事に調和します。さらに、隠し味として加えるパン粉が水分をしっかりとキャッチしてくれるため、春巻の皮が破れにくく、誰でも簡単に美しいきつね色でカラリと揚げることができます。
調理のプロセスも非常にシンプルでありながら、細部まで計算し尽くされたプロの工夫が詰まっており、食卓をパッと華やかに彩ってくれること間違いなしの仕上がりです。普段の晩酌のおつまみとしてはもちろんのこと、ちょっとしたおもてなしの席や、お弁当の一品としても大変喜ばれることでしょう。
ぜひご家庭のキッチンでこの素晴らしい味わいを再現し、揚げたてサクサクの美味しさを心ゆくまでご堪能ください。
【斉藤辰夫さんのレシピ】えびの和風香り春巻の作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings15
minutes4
minutes320
kcal19
minutes料理研究家である斉藤辰夫さんのレシピをご紹介します。今回お届けするのは、香り高い青じそとみょうがを贅沢に使い、ぷりっとしたむきえびの旨みをギュッと閉じ込めた「えびの和風香り春巻」です。一般的な中華風の春巻とは一線を画し、和食ならではの爽やかな風味と香りが口いっぱいに広がる絶品の一品となっています。
材料
青じそ 1ワ(約10枚)
みょうが 3コ
むきえび 150g
溶き卵 1コ分
パン粉 大さじ3(10g)
春巻の皮(市販) 6枚
水溶き小麦粉 適量(小麦粉適量に少量の水を混ぜ、のり状にしたもの。)
塩 適量
こしょう 適量
揚げ油
【A】
塩 適量
粉ざんしょう 適量
作り方
- むきえびは背ワタを取り、細かく刻む。青じそは小さくちぎり、みょうがは粗みじん切りにする。
- ボウルにむきえびを入れ、溶き卵、塩・こしょう各適量を加える。みょうが、青じそ、パン粉を加えて混ぜる。
- ポイント
- パン粉が水分を吸うので春巻の皮がやぶれにくくなり、カラリと揚がる。
- 春巻の皮に、6等分にした 2 を細長く置いてしっかりと巻き込み、水溶き小麦粉でとめて形を整える。残りも同様に巻く。
- ポイント
- 手前に具を置いて、空気が入らないようにきっちりと巻いていく。
- 揚げ鍋に揚げ油を入れて160℃に熱し、 3 を入れて3~4分間、きつね色になるまで揚げる。器に盛り、【A】を混ぜ合わせて添える。
メモ
- 斉藤辰夫さんのレシピ (えびの和風香り春巻)
えびの和風香り春巻を美味しく作る3つの極意
パン粉を加えて水分をコントロールする
ボウルの中でむきえび、溶き卵、調味料、野菜を混ぜ合わせる際、パン粉を大さじ3(10g)加えることが重要なポイントとなります。えびから出る水分や溶き卵の液分をパン粉がしっかりと吸い取ることで、春巻の皮が湿気るのを防ぎ、包んでいる最中に皮が破れてしまうトラブルをしっかりと回避します。
また、余分な水分がなくなるため、揚げるときに油ハネが起きにくくなり、全体がムラなくカラリと仕上がります。
空気が入らないようにきっちりと巻き上げる
春巻の皮の手前に6等分した具材を細長く置き、空気が入らないように隙間なくきっちりと巻き込んでいくことが大切です。巻き終わりは水溶き小麦粉(小麦粉適量に少量の水を混ぜたもの)でしっかりと接着して形を整えます。
隙間や空気が残っていると、揚げている最中に内部で空気が膨張して皮が破裂したり、余分な油が中に侵入してベタついたりする原因になるため、丁寧な作業が求められます。
160℃の低めの油でじっくりと揚げる
揚げ鍋に揚げ油を入れて160℃に中温に熱し、しっかりと巻いた春巻を入れて3〜4分間、全体がきつね色になるまでじっくりと揚げます。
160℃というやや低めの温度を保つことで、中のえびや香味野菜にゆっくりと熱が通り、えびの旨みを逃さずジューシーに仕上げつつ、春巻の皮を焦がさずにサクサクとした理想的な食感に導くことができます。揚げた後は器に盛り、【A】の塩と粉ざんしょうを混ぜ合わせたものを添えていただきます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
えびの和風香り春巻には、爽やかな青じそとみょうがの香味野菜がたっぷりと使われているため、すっきりとした酸味とドライな口当たりの白ワインが非常に好相性です。
特に、日本の固有品種である甲州種を使ったキレのある白ワインや、フランス産のソーヴィニヨン・ブランなどをよく冷やして合わせると、ワインの柑橘系やハーブを思わせるアロマが香味野菜の風味と見事にシンクロします。
また、揚げ物の香ばしさと熱々の食感をすっきりとリフレッシュしてくれるため、食事の最後まで飽きることなく美味しく楽しむことができます。ワイン以外では、キリッと冷やした冷酒や、爽快な喉越しのビール、ハイボールなども抜群の組み合わせとなり、晩酌の時間をより一層豊かなものにしてくれます。
保存テクニックと温め直し方
揚げたてのサクサクとした食感と香味野菜のフレッシュな風味を最も美味しく味わうためには、調理後できるだけ早めにお召し上がりいただくのがベストです。もし食べきれずに保存する場合は、粗熱をしっかりと取ってから密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存します。
翌日以降に食べる際は、電子レンジで軽く温めた後にオーブントースターや魚焼きグリルで数分間焼き戻すことで、衣のサクサク感をある程度復活させることができます。冷凍保存をする場合は、揚げる前の状態で1本ずつラップに包み、ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍してください。
凍ったまま160℃の油で少し長めにじっくりと揚げることで、いつでも自宅で揚げたての味を楽しむことができます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
料理研究家の斉藤辰夫さんが提案する「えびの和風香り春巻」は、青じそとみょうがの爽やかな香りと、ぷりぷりのむきえびの食感が絶妙にマッチした和風仕立ての春巻です。
細かく刻んだえびと香味野菜をボウルで合わせる際にパン粉を加えるというひと手間で、余分な水分が吸収されて皮が破れにくくなり、初心者でも失敗なくカラリと揚げることができます。
手前に具材を置いて空気が入らないように隙間なく巻き、水溶き小麦粉できっちりととめ合わせたら、160℃の揚げ油で3〜4分間じつくりとキ色になるまで揚げていきます。仕上げに塩と粉ざんしょうを合わせた【A】を添えていただくことで、素材の持ち味がさらに引き立ち、奥深い味わいへと変化します。
いつもの食卓にはもちろん、おもてなしや特別な日のメニューとしても非常に映える一品であり、一口食べればそのサクサク食感と豊かな香りの虜になること間違いなしです。手に入りやすい食材だけで手軽に作れるプロのレシピをぜひお試しください。
