斉藤辰夫さんのレシピをご紹介します。毎日の食卓に欠かせない定番のみそ汁だからこそ、基本の出汁の取り方や具材を加えるタイミングにこだわりたいものです。
このレシピでは、削り節を紙タオルで包んで熱湯を回しかけ、さらに上からギュッと絞ることで、少量の削り節でもしっかりと旨味を引き出す手軽かつ本格的な出汁の作り方を学ぶことができます。
さらに、豆腐とわかめといった定番の具材をどのような順序で鍋に入れ、みそをどのタイミングで溶き入れたら最も香りが引き立つのかという細やかなコツが詰まっています。みそを入れてから煮立てない「煮えばな」の絶妙な状態に仕上げることで、みそ本来の豊かな風味と香りを存分に楽しむことができます。
料理の基本を丁寧に押さえた、心も体も温まる味わい深い一杯をぜひご家庭でお試しください。
【斉藤辰夫さんのレシピ】豆腐とわかめのみそ汁の作り方
Course: 汁物Cuisine: 和食2
servings5
minutes10
minutes75
kcal15
minutes斉藤辰夫さんのレシピをご紹介します。毎日の食卓に欠かせない定番のみそ汁だからこそ、基本の出汁の取り方や具材を加えるタイミングにこだわりたいものです。
材料
削り節(かつお) 15g
絹ごし豆腐 1/2丁
わかめ(塩蔵) 30g
みつば 1/4ワ
米みそ(辛口淡色) 60~70g(好みのみそでもよい。)
作り方
- やかんに湯カップ4+1/4(850ml)を沸かす。ざるに紙タオルを敷いて削り節を入れ、だしを受けるボウルにのせて、沸かした熱湯の約半量を全体に回しかける。
- 菜ばしなどで紙タオルの端を削り節にのせて包むようにし、残りの湯を回しかける。
- ポイント
- 削り節を紙タオルで包むと蒸らされて、うまみがよく出る。
- 玉じゃくしで紙タオルの上から削り節をギュッと押さえ、残っただしを絞り出す。
- ポイント
- 削り節の量が少ないので、絞っても生臭さが出る心配はない。逆に絞らないとうまみが足りない。
- 簡単かつおだしの完成。約カップ4がとれる。
- 具の準備。豆腐は2cm角に切り、水でサッと表面を洗い、水けを取る。わかめは水で塩を洗い流し、食べやすく切る。みつばは軸を細かく刻む。
- 4 のだしを鍋に入れて強火にかけ、泡がプクプク浮いてくる程度に温める。
- 中火にして煮立ちを抑え、みそを菜ばし数本を使って溶き入れる。
- ポイント
- 豆腐もわかめも温めるだけでよいので、先にみそを溶く。
- くずさないよう、そっと豆腐を入れる。豆腐のほうがわかめよりも温まるのに時間がかかるので、先に入れる。
- 沈んでいた豆腐が浮き上がりはじめたら温まった合図。わかめを加え、やや火を強める。
- わかめの色が鮮やかになったら沸騰直前で火を止める。椀に盛り、みつばを散らす。
- ポイント
- みそを入れて煮立てると香りがとび、味も変わる。みその粒子が浮き上がってくる程度の「煮えばな」がよい。
メモ
- 斉藤辰夫さんのレシピ (豆腐とわかめのみそ汁)
豆腐とわかめのみそ汁を美味しく作る3つの極意
削り節を紙タオルで包んで絞る出汁の取り方
ヤカンで沸かした熱湯の約半量をざるに敷いた紙タオル上の削り節に回しかけ、菜ばしで包むようにしてから残りの湯を回しかけます。その後、玉じゃくしで紙タオルの上からギュッと押さえてだしを絞り出します。
削り節の量が少ないため絞っても生臭さが出る心配がなく、逆にしっかりと絞ることで十分な旨味を引き出すことができます。
具材を入れる前にみそを溶き入れる順序
豆腐もわかめも温めるだけでよいため、先に中火にして煮立ちを抑えた鍋にみそを菜ばし数本を使って溶き入れます。その後、くずさないようにそっと豆腐を入れ、沈んでいた豆腐が浮き上がりはじめたら温まった合図としてわかめを加えます。これにより具材に火が通りすぎず、最適な食感に仕上がります。
沸騰直前で火を止める「煮えばな」の極意
わかめを加えたらやや火を強め、わかめの色が鮮やかになったら沸騰直前で火を止めます。みそを入れてから煮立ててしまうと香りがとんでしまい味も変わってしまうため、みそを入れてから煮立たせず、みその粒子が浮き上がってくる程度の「煮えばな」の状態を狙うことで最高の風味を保ちます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
斉藤辰夫さんの豆腐とわかめのみそ汁には、和食の基本である丁寧な削り節の出汁とふくよかな米みその香りが活きています。そのため、合わせる飲み物や副菜も素材の味わいを引き立てるものがよく合います。
例えば、白ワインであればミネラル感が豊かで樽香の強くないシャブリや、すっきりとした辛口の日本酒が汁物の繊細な風味を邪魔せず、心地よく調和します。
また、献立としては、焼魚やだし巻き卵といった定番の和食おかずを添えると、お互いの美味しさを引き立て合いながら、満足度の高い日本の伝統的な食事の時間を楽しむことができます。
保存テクニックと温め直し方
このみそ汁は、作りたての風味やみその香り、みつばの色彩が最も美しく味わえるため、基本的にはその日のうちに食べ切るのがおすすめです。もし余ってしまった場合は、具材の食感を損なわないよう椀ごとではなく鍋のまましっかりと冷ましてから密閉容器に移し、冷蔵庫で保存してください。
保存したものは翌日中に温め直して召し上がれますが、風味や香りが飛んでしまわないよう、再加熱の際は沸騰させないように優しく温めることが大切です。
このレシピのまとめと栄養のポイント
斉藤辰夫さんのレシピによる豆腐とわかめのみそ汁は、少量の削り節を紙タオルで包んで絞ることで手軽かつ濃厚な旨味を引き出す出汁の取り方が大きな特徴です。
具材の豆腐やわかめを温めるタイミングや、みそを溶き入れる順番を丁寧に守り、沸騰直前の「煮えばな」の状態で火を止めることで、みその豊かな香りと風味が最大限に引き立ちます。仕上げに散らすみつばの爽やかな香りもアクセントとなり、毎日の食卓をホッと和ませてくれる上品で味わい深い一杯に仕上がります。
基本の工程をしっかりとマスターすることで、いつものおみそ汁がワンランク上の仕上がりになります。
