今回は、料理研究家である斉藤辰夫さんのレシピをご紹介します。あさりの旨味を極限まで引き出した絶品の一品「あさりの黒こしょう煮」です。
あさりと酒だけでシンプルに蒸し上げた後、一度身を取り出して蒸し汁と調味料をじっくりと煮詰め、最後に再びあさりを戻し入れて煮絡めるという、丁寧かつ理にかなった調理法が特徴です。あさりを長く煮すぎないことで身が縮まず、ふっくらとした食感とジューシーな味わいを存分に楽しむことができます。
ピリッとした黒こしょうの風味がアクセントになり、お酒のおつまみにはもちろん、白いご飯のおかずとしても抜群の相性を誇ります。特別な食材や難しいテクニックを必要とせず、ご家庭にある基本的な調味料で本格的な味わいが完成するのも嬉しいポイントです。
ぜひ斉藤辰夫さん直伝の作り方を参考に、ご自宅の食卓で贅沢な海の味わいをお楽しみください。
【斉藤辰夫さんのレシピ】あさりの黒こしょう煮の作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食4
servings10
minutes10
minutes115
kcal20
minutes今回は、料理研究家である斉藤辰夫さんのレシピをご紹介します。あさりの旨味を極限まで引き出した絶品の一品「あさりの黒こしょう煮」です。
材料
あさり(殻付き/砂抜きしたもの) 800g
酒 カップ1/2
黒こしょう 適量
【A】
みりん 大さじ1
砂糖 大さじ1
しょうゆ 小さじ2
作り方
- あさりは水でよく洗い、酒カップ1/2とともに鍋に入れて中火にかける。あさりの殻が開いたらバットなどに取り出して冷まし、殻から身を取り出す。蒸し汁はこしてとっておく。
- 鍋に 1 の蒸し汁と【A】を入れて中火にかけ、煮立ったらあさりの身を入れ、2~3分間煮る。アクが出るのでこまめに取る。
- 2 のあさりを取り出し、煮汁だけを中火で軽く煮詰める。黒こしょうを加えてさらに煮詰め、煮汁が1/3量ほどになったらあさりを戻し入れ、2~3分間煮からめる。バットなどにあけ、冷めたら煮汁ごと保存容器に移す。
- ポイント
- 【あさりは一度取り出す】 あさりは味をなじませたら一度取り出し、煮汁だけを煮詰めて最後に戻し入れる。長く煮すぎると身が縮むので注意。
メモ
- 斉藤辰夫さんのレシピ (あさりの黒こしょう煮)
あさりの黒こしょう煮を美味しく作る3つの極意
あさりは一度取り出す
このレシピの最大のポイントは、あさりの殻から身を取り出した後、一度別のバットなどに取り出しておくという工程です。あさりは味をなじませた後、煮汁だけを中火で軽く煮詰めるために一度取り出します。
あさりを鍋に入れたまま長時間加熱し続けてしまうと、身がギュッと縮んで固くなってしまい、せっかくのふっくらとした食感が損なわれます。そのため、あさりの身をあらかじめ取り出しておくことで、身のジューシーさと柔らかさを完璧にキープすることができます。
煮汁をしっかりと煮詰める
あさりの旨味がたっぷり溶け込んだ蒸し汁に、みりん、砂糖、しょうゆの【A】を加えて中火にかけ、煮汁だけをしっかりと煮詰めることが大切です。煮汁が1/3量ほどになるまでじっくりと加熱することで、旨味が凝縮され、深みのある濃厚な味わいに仕上がります。
中火で加熱する際はアクが浮いてくるため、こまめに取り除くことで雑味が消え、キレのある上品な味わいの煮汁になります。この濃度とコクが、あさりの身に絡んだときに最高の美味しさを生み出します。
最後に戻し入れて煮絡める
煮汁が1/3量ほどに煮詰まったら、あさりの身を再び鍋にょうやく戻し入れ、2~3分間しっかりと煮絡めます。煮詰まった濃厚な煮汁があさりの身全体に行き渡ることで、噛むたびに旨味が口いっぱいに広がります。
この仕上げの段階で黒こしょうを加えて一緒に煮詰めるため、黒こしょうのシャープな辛みと豊かな香りが全体を引き締めます。加熱しすぎに注意しながら短時間で手早く煮絡めることで、ふっくらとした食感と香り高いスパイス感を同時に堪能できます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
あさりの黒こしょう煮には、すっきりとキレのある白ワインや、爽やかな喉ごしのビールが非常によく合います。特に、ミネラル感や柑橘系の爽やかな酸味を持つシャブリなどの辛口白ワインを合わせると、あさりの濃厚な旨味と磯の風味が引き立ち、ワインの酸味が口の中を心地よくリフレッシュしてくれます。
また、黒こしょうのピリッとしたスパイシーな刺激は、ホップの香りが豊かなペールエールや、キリッと冷えた冷酒とも抜群の相性を見せます。夕食の晩酌のお供として、お好みのアルコールとともに贅沢なマリアージュをぜひご堪能ください。
保存テクニックと温め直し方
作り上げたあさりの黒こしょう煮は、しっかりと粗熱を取ってからバットなどにあけ、冷めたら煮汁ごと清潔な保存容器に移して冷蔵庫で保存してください。保存期間の目安としては、清潔な容器を使い、お早めにお召し上がりいただくことをおすすめします。
食べる際には、そのままでも美味しくお召し上がりいただけますが、軽く温め直すことで風味がより一層引き立ちます。作り置きとしても非常に重宝する一品です。
このレシピのまとめと栄養のポイント
料理研究家である斉藤辰夫さんによる「あさりの黒こしょう煮」は、あさりの旨味を余すところなく味わえる本格的な煮物レシピです。殻付きのあさりを酒とともに蒸し、旨味の詰まった蒸し汁を活用しつつ、あさりの身を一度取り出して固くなるのを防ぐという丁寧な工夫が施されています。
蒸し汁を【A】の調味料とともに煮詰めることで濃厚なベースを作り、黒こしょうのスパイス感を効かせることで、大人な味わいに仕上げています。特別な道具を使わず、ご家庭のフライパンや鍋で手軽に作れるのも魅力です。おかずやおつまみとして、ぜひ毎日の献立に取り入れてみてください。
