今回は、料理研究家として幅広く活躍されている斉藤辰夫さんのレシピをご紹介します。ご家庭で簡単に作れる本格的な「ゆで鶏」は、鶏むね肉をしっとり柔らかく、ジューシーに仕上げるための工夫がたっぷりと詰まった魅力的な一品です。
パサつきがちな鶏むね肉ですが、ちょっとした下ごしらえと火加減のコツを押さえるだけで、驚くほどしっとりとした食感に生まれ変わります。
水、酒、固形チキンスープの素、しょうゆ、塩を合わせたシンプルな煮汁に、たっぷりのねぎとしょうがを加えてコトコトと煮込むことで、鶏肉の旨みが引き立ち、深い味わいが広がります。
そのまま食べるのはもちろんのこと、ポン酢しょうゆや練りわさびを添えることで、さっぱりとした爽やかな風味が加わり、箸が止まらない美味しさになります。夕食のメインディッシュとしてはもちろん、お酒のおつまみや作り置きおかずとしても大活躍すること間違いなしの万能レシピです。
特別な材料を必要とせず、いつものスーパーで手に入る食材だけで手軽に作れるのも嬉しいポイントです。ぜひ今回のレシピを参考に、ご家庭の食卓でプロの味わいをお楽しみください。
【斉藤辰夫さんのレシピ】ゆで鶏の作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings10
minutes30
minutes210
kcal40
minutes今回は、料理研究家として幅広く活躍されている斉藤辰夫さんのレシピをご紹介します。ご家庭で簡単に作れる本格的な「ゆで鶏」は、鶏むね肉をしっとり柔らかく、ジューシーに仕上げるための工夫がたっぷりと詰まった魅力的な一品です。
材料
鶏むね肉 1枚(約250g)
ねぎ(太めのもの) 1/2本
しょうが(薄切り) 1かけ分
練りわさび 適量
ポン酢しょうゆ 適量
【A】
水 カップ1
酒 カップ1/4
固形チキンスープの素(もと) 1コ
しょうゆ 大さじ1/2
塩 小さじ1/4
作り方
- 鶏肉は全体をフォークなどで刺して穴をあける。
- ポイント
- 両面に穴をあけておくと、均一に熱が入って柔らかく仕上がる。
- ねぎは2~3mm間隔に切り込みを入れ、3cm長さに切る。
- 鍋に【A】を合わせて中火にかけ、煮立ったら、ねぎ、しょうが、 1 を皮側を下にして入れる。煮立ったらアクを取り、落としぶたをして弱火で15分間煮、返してさらに15分間煮る。煮汁につけたまま冷ます。
- ポイント
- ヒタヒタの煮汁でゆっくり火を通していくと、堅くならない。
- 食べやすい大きさに切って器に盛り、ねぎ、わさびをあしらい、ポン酢しょうゆを添える。
メモ
- 斉藤辰夫さんのレシピ (ゆで鶏)
ゆで鶏を美味しく作る3つの極意
フォークで全体を刺して穴をあける
鶏むね肉は全体をフォークなどで刺してしっかりと穴をあけてから調理します。両面に穴をあけておくことで、加熱した際に均一に熱が入るようになり、全体がムラなく柔らかく仕上がります。
さらに、合わせた煮汁の味が鶏肉の内部までしっかりと染み込みやすくなるため、食べたときの旨みが増すという大きなメリットがあります。このひと手間を加えるだけで、パサつきやすい鶏むね肉が驚くほどしっとりとした食感に変わるため、調理の最初に必ず行いたい大切なポイントです。
ヒタヒタの煮汁で落としぶたをして弱火で煮る
鍋に水、酒、固形チキンスープの素、しょうゆ、塩を合わせた煮汁を作り、ねぎ、しょうが、皮側を下にした鶏肉を入れて煮立たせます。煮立ったタイミングでアクを丁寧にすくい取り、落としぶたをして弱火で15分間煮た後、肉を裏返してさらに15分間煮込みます。
ヒタヒタの少なめの煮汁でゆっくりと優しく火を通していくことで、鶏肉が急激な高温にさらされず、硬くなるのを防ぐことができます。じっくりと時間をかけて熱を入れることが、ジューシーさを保つための秘訣です。
煮汁につけたままじっくりと冷ます
規定の時間煮込んだ後は、無理に鍋から取り出さず、煮汁につけたままの状態でしっかりと冷ましていきます。加熱が終わったあとの鶏肉は、冷めていく過程で周囲の旨みたっぷりの煮汁を再び吸い込みます。
この時間をしっかりと設けることで、鶏肉の中に肉汁とスープの旨みがしっかりと閉じ込められ、噛んだときにジューシーな美味しさが口いっぱいに広がるようになります。あせらずに煮汁の中でじっくりと味を含ませることが、最高の一品に仕上げるための大切な仕上げとなります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
しっとりとした食感と鶏むね肉の優しい旨みが特徴のゆで鶏には、すっきりとした酸味を持つ白ワインや、爽やかな香りの日本酒が非常によく合います。ワインを選ぶのであれば、軽やかでフルーティーな辛口のシャルドネやソーヴィニヨン・ブランなどがおすすめです。
ワインの持つ程よい酸味が、ポン酢しょうゆの爽やかさと絶妙に調和し、鶏肉の旨みをより一層引き立ててくれます。また、キリッと冷やした冷酒や、すっきりとした味わいのビールと合わせることで、居酒屋風のおつまみとしても最高のマリアージュを楽しむことができます。
お好みのドリンクと共に、贅沢なひとときを満喫してみてください。
保存テクニックと温め直し方
茹で上がったゆで鶏は、粗熱が取れたら清潔な保存容器に移し、煮汁ごと冷蔵庫で保存します。乾燥を防ぎながら保存できるため、しっとりとした食感を保ったまま2〜3日ほど美味しく召し上がることができます。食べる際は、食べる分だけ取り出してスライスしてください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
斉藤辰夫さん直伝のゆで鶏は、鶏むね肉のポテンシャルを最大限に引き出し、驚くほどしっとり柔らかく仕上げるための知恵が詰まった素晴らしいレシピです。
フォークで穴をあける下ごしらえから始まり、ヒタヒタの煮汁で落としぶたをして弱火でじっくりと時間をかけて煮込み、最後は煮汁につけたまま冷ますことで、パサつきのないジューシーな食感を実現しています。
ねぎやしょうがの風味がしっかりと染み込んだ鶏肉は、ポン酢しょうゆと練りわさびを添えることで、さっぱりと上品な味わいに変化します。特別な調理器具や難しいテクニックを必要とせず、誰でも手軽に本格的な味わいを作ることができるため、毎日の献立のレパートリーに加えるのにぴったりの一品です。
ぜひ今回のレシピを参考に、ご家庭でその美味しさを体験してみてください。
