日々の献立に頭を悩ませている方へ、心も体もほっと温まる絶品の和食おかずをご紹介します。今回お届けするのは、斉藤辰夫さんのレシピによる「鶏むねのおろし煮」です。
淡白でパサつきがちな鶏むね肉を驚くほどふっくら、しっとりとジューシーに仕上げるための丁寧な下ごしらえと、たっぷりの大根おろしでさっぱりと食べられる極上のバランスが魅力の一品です。
揚げ物でありながら、大根おろしの入った風味豊かなだし汁で軽く煮込むことで、重たさがなくなり、最後の一口まで飽きずに美味しく楽しむことができます。特別な食材や難しいテクニックを必要とせず、お馴染みの調味料と身近な素材だけでお店のような本格的な味わいを再現できるのが嬉しいポイントです。
夕食のメインディッシュとしてはもちろんのこと、お酒のおつまみや温かいおもてなしの食卓にもぴったりなこの素晴らしいレシピを通じて、毎日の料理時間がより一層楽しく豊かなものになること間違いなしです。ぜひ手順を丁寧に追いながら、出来立ての美味しさを心ゆくまでご堪能ください。
【斉藤辰夫さんのレシピ】鶏むねのおろし煮の作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings15
minutes6
minutes310
kcal21
minutes日々の献立に頭を悩ませている方へ、心も体もほっと温まる絶品の和食おかずをご紹介します。今回お届けするのは、斉藤辰夫さんのレシピによる「鶏むねのおろし煮」です。
材料
鶏むね肉 1枚(約250g)
大根 300g
わけぎ 2本
一味とうがらし 適量
かたくり粉
揚げ油
【A】
だし カップ3/4
しょうゆ 大さじ2
みりん 大さじ1
砂糖 大さじ1
作り方
- 鶏肉は4cm角ほどに切り、ポリ袋に入れて麺棒でたたく。大根はすりおろしてざるに上げ、水けをきる。わけぎは3cm長さに切る。
- ポイント
- 大きめに切り、たたいて繊維をほぐすとふっくら仕上がる。
- 1 の鶏肉にかたくり粉を薄くまぶす。
- ポイント
- かたくり粉をまぶすと、とろみがついて口当たりがなめらかになる。
- フライパンに揚げ油を2cmほど入れて中火にかけ、165℃になったら 2 をこんがりと揚げる。
- 鍋に【A】を合わせて弱めの中火にかけ、煮立ったら 3 を入れて1分間ほど煮、大根おろし、わけぎを加えてザックリと混ぜる。器に盛り、一味とうがらしをふる。
メモ
- 斉藤辰夫さんのレシピ (鶏むねのおろし煮)
鶏むねのおろし煮を美味しく作る3つの極意
鶏むね肉を大きく切り、麺棒でたたいて繊維をほぐす
このレシピの最大のポイントの一つは、鶏むね肉を4cm角という大きめのサイズに切り分けたあと、ポリ袋に入れて麺棒でしっかりとたたくという丁寧な下ごしらえにあります。
鶏むね肉はそのまま加熱すると硬くなりやすい性質を持っていますが、あらかじめ肉の繊維を叩いて物理的にほぐしておくことで、火を通した際にも硬くならず、ふっくらとした柔らかな食感に仕上がります。
また、大きくカットすることで肉汁をしっかりと閉じ込め、ジューシーな口当たりを実現できるため、このひと手間を惜しまず行うことが美味しさを大きく左右する重要な秘訣となります。
かたくり粉を薄くまぶしてからこんがりと揚げる
切り分けてたたいた鶏肉の表面に、かたくり粉を薄くまぶしてから165℃の揚げ油でこんがりと揚げることも大切な工程です。薄くまとわせたかたくり粉が衣となり、揚げている最中に鶏肉の旨味や水分が外に逃げるのをしっかりとガードしてくれます。
さらに、表面についた粉が後から加えるだし汁や調味料を適度に吸い上げることで、全体にとろみがつき、口当たりがなめらかでコクのある仕上がりになります。油の温度を165℃に保ちながらきつね色に香ばしく揚げることで、香ばしさとジューシーさが完璧な状態で融合します。
だし汁で短時間煮込み、大根おろしとわけぎを合わせる
鍋に合わせた【A】のだし、しょうゆ、みりん、砂糖の煮汁を弱めの中火にかけて煮立たせたら、揚げたての鶏肉を入れて1分間ほど煮込みます。この短い時間でしっかりと味を含ませたあとに、水けをきった大根おろしと3cm長さに切ったわけぎを加えてザックリと混ぜ合わせます。
大根おろしを長時間煮込みすぎないことで、シャキッとした食感や風味が損なわれず、爽やかな香りと優しい甘みが煮汁全体に広がります。仕上げに一味とうがらしをふることで、全体を引き締める絶妙なアクセントが加わり、最後まで飽きずに美味しくいただけます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
「鶏むねのおろし煮」の優しい旨味と大根おろしのさっぱりとした風味には、すっきりとした辛口の日本酒が最高にマッチします。特に、冷酒や常温で楽しめるキレの良い純米酒や本醸造酒を選ぶと、鶏肉の香ばしさや揚げ油のコクを心地よく洗い流し、だしの豊かな風味を引き立ててくれます。
また、ワインをお探しの場合は、ミネラル感と程よい酸味を持ったドライな白ワイン(例えば、日本の固有品種である甲州ワインや、すっきりとしたソーヴィニヨン・ブランなど)が最適です。大根おろしの爽やかさとワインの酸味が同調し、料理全体の味わいをさらに洗練されたものにしてくれます。
保存テクニックと温め直し方
作り置きや保存をする場合は、粗熱をしっかりと取ってから清潔な密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存してください。保存期間の目安としては、冷蔵保存で2〜3日以内にお召し上がりいただくのがおすすめです。食べる際には、電子レンジなどで全体を温め直してからお召し上がりください。
ただし、時間が経つと大根おろしの食感や風味が変わる可能性があるため、できるだけ作ったその日のうちに出来立ての風味を楽しむのが最も美味しく味わうためのコツとなります。
このレシピのまとめと栄養のポイント
斉藤辰夫さんのレシピによる「鶏むねのおろし煮」は、身近な鶏むね肉と大根を使って驚くほどふっくら、上品に仕上がる極上の和食おかずです。4cm角に切って麺棒でたたくという丁寧な下ごしらえによって鶏肉の繊維がほぐれ、パサつきを感じさせない驚きの柔らかさを実現しています。
薄くまぶしたかたくり粉が旨味を閉じ込め、だし、しょうゆ、みりん、砂糖で仕立てた風味豊かな煮汁にとろみを与えて口当たりをなめらかに整えます。揚げたての香ばしい鶏肉に、水けをきった大根おろしとわけぎが合わさることで、揚げ物でありながらも驚くほどさっぱりとした後味に仕上がります。
最後の一味とうがらしがピリッとしたアクセントを添え、ご飯のおかずとしてはもちろん、お酒のおつまみとしても格別な満足感を与えてくれます。特別な技術を必要とせず、手順を忠実に守るだけで誰でもお店の味を再現できるこの素晴らしいレシピを、ぜひ今夜の食卓に取り入れてみてください。
