今回ご紹介するのは、料理研究家である斉藤辰夫さんの手による「戻りがつおのとも焼き」です。脂がのって旨味が凝縮された戻りがつおを贅沢に使い、かつおの削り節を衣のようにまぶして香ばしく焼き上げる、風味豊かな一品となっています。
一般的な刺身やたたきとは一味違う、削り節の豊かな香りとサクサクとした食感がかつおの美味しさを一層引き立てます。さらに、シャキシャキとした食感の玉ねぎをたっぷり敷き詰め、ポン酢しょうゆでさっぱりと仕上げることで、濃厚なかつおの旨味と爽やかな酸味が絶妙なバランスで調和します。
難しい調理工程はなく、フライパンひとつで手軽に作れるのも大きな魅力です。おうちで本格的な料亭のような味わいを楽しみたいときや、旬の味覚をしみじみと堪能したい夕食のメインディッシュに、ぜひ作っていただきたいおすすめのレシピです。
【斉藤辰夫さんのレシピ】戻りがつおのとも焼きの作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings10
minutes5
minutes370
kcal15
minutes今回ご紹介するのは、料理研究家である斉藤辰夫さんの手による「戻りがつおのとも焼き」です。脂がのって旨味が凝縮された戻りがつおを贅沢に使い、かつおの削り節を衣のようにまぶして香ばしく焼き上げる、風味豊かな一品となっています。
材料
かつお(刺身用) 1さく
削り節(かつお) 適量
たまねぎ 1/2コ(130g)
青じそ 4~5枚
ポン酢しょうゆ(市販) 適量
塩
サラダ油 大さじ1
作り方
- かつおは長さを半分に切り、軽く塩をふる。削り節を全体にまんべんなくまぶす。
- ポイント
- 削り節は全面にたっぷりつくように、手で軽く押さえながらまぶす。
- たまねぎは半分に切り、薄切りにする。
- フライパンにサラダ油大さじ1を入れて中火にかけ、 1 のかつおの全面をサッと焼いて取り出す。冷蔵庫に入れ、冷めたら食べやすい厚さに切る。
- ポイント
- 落ちた削り節は拭き取らずにたまねぎを炒めるときにからませる。
- 3 のフライパンにたまねぎを入れて中火で熱し、塩少々をふってサッと炒める。
- 器に 4 のたまねぎを敷き、 3 のかつおを盛る。ちぎった青じそをあしらい、ポン酢しょうゆをかける。
メモ
- 斉藤辰夫さんのレシピ (戻りがつおのとも焼き)
戻りがつおのとも焼きを美味しく作る3つの極意
削り節をまんべんなく手で軽く押さえてまぶす
かつおの表面に削り節を隙間なくつけるためには、ただ振りかけるだけでなく、手で軽く押さえるようにしてしっかりとなじませることが重要です。このひと手間を加えることで、加熱した際にかつおの旨味と削り節の香ばしさが一体となり、口いっぱいに豊かな風味が広がります。
また、焼いたときに削り節が剥がれにくくなり、見た目にも美しい仕上がりになります。手で優しく押さえることで、かつおの身を崩すことなく均一に衣をまとわせることができます。
フライパンに残った削り節をそのまま玉ねぎの炒め油に活用する
かつおの表面をサッと焼いた際、フライパンに落ちた削り節は拭き取らずに、そのまま次の工程であるたまねぎを炒めるときにからませます。この落ちた削り節にはかつおの旨味や風味、油がしっかりと染み出しているため、無駄にすることなくたまねぎに移すことで全体に深いコクが生まれます。
たまねぎの甘みと削り節の香ばしさが絶妙に絡み合い、かつおの下に敷く野菜の美味しさを何倍にも引き上げる重要なポイントとなります。
かつおの焼き加減と冷ます工程の徹底
フライパンにサラダ油大さじ1を入れて中火にかけ、かつおの全面をサッと焼いたら一度取り出して冷蔵庫でしっかりと冷まします。中火で手早く全面を焼くことで、中心のレアな旨味を閉じ込めつつ、外側の香ばしさを引き出すことができます。
さらに、冷蔵庫で冷やすことで身が引き締まり、食べやすい厚さにスライスしやすくなるだけでなく、ポン酢しょうゆやシャキシャキのたまねぎとも抜群のなじみ具合を見せるようになります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
「戻りがつおのとも焼き」には、香り高くすっきりとした味わいの日本酒や、フルーティーでキリッとした白ワインが非常によく合います。特に、軽快な辛口の純米酒や、柑橘系の爽やかなアロマを持つソーヴィニヨン・ブランを選ぶと、かつおの濃厚な旨味や削り節の香ばしさを心地よく引き立ててくれます。
また、ポン酢しょうゆの酸味とワインや日本酒の酸味が調和し、口の中をすっきりとリフレッシュさせてくれるため、食事の最後まで飽きることなく美味しく楽しむことができます。
保存テクニックと温め直し方
調理後の「戻りがつおのとも焼き」は、新鮮な魚介を使用しているため、できるだけ早めにお召し上がりいただくのが最適です。保存する際は、密閉容器に入れて冷蔵庫で保管し、当日中または翌日までには食べ切るようにしてください。
時間が経つとかつおの風味や食感が損なわれる恐れがあるため、作り置きにはあまり向いていません。必ずその日のうちに美味しく味わいましょう。
このレシピのまとめと栄養のポイント
斉藤辰夫さんによる「戻りがつおのとも焼き」は、旬の戻りがつおの魅力を最大限に引き出す独創的で味わい深い一品です。刺身用のカツオにたっぷりの削り節を手で押さえながらまぶしてサッと焼き上げ、香ばしさをまとわせることで、いつものカツオ料理がワンランク上のご馳走に生まれ変わります。
フライパンに残った削り節を無駄なくたまねぎにからめて炒めるという工夫により、野菜の甘みと魚の旨味が一体となり、深いコクを生み出しています。青じその爽やかな香りとポン酢しょうゆの酸味が全体をキリッと引き締め、最後まで飽きのこない仕上がりです。
特別な調理器具や難しいテクニックを必要とせず、フライパンひとつで手軽に作れるのも大きな魅力です。今夜の食卓に、旬の味覚を存分に楽しめる香ばしくて美味しい一品をぜひ取り入れてみてください。
