料理研究家の斉藤辰夫さんが提案する「ネバネバたこ飯」は、豊かな磯の香りと旨味がぎゅっと詰まったたこに、オクラや長芋、蒸し大豆といった栄養価の高い食材を組み合わせた、心も体も喜ぶ絶品の炊き込みご飯です。
一般的な炊き込みご飯とは一味違い、たこを下茹でではなく特製のつけ汁に漬け込んでから一緒に炊き上げることで、ふっくらと柔らかく仕上がり、噛むほどに深い味わいが口いっぱいに広がります。
さらに、仕上げにたっぷりと合わせるオクラと長芋のネバネバコンビが、炊き立てのご飯と見事に絡み合い、なめらかな口当たりと爽やかな食感を演出します。大豆のホクホクとした食感も良いアクセントとなり、最後まで飽きのこない食べ応え抜群の一品です。
手間がかかっているようで実は炊飯器におまかせで簡単に作れるため、忙しい日の食卓にはもちろん、ちょっとしたおもてなしや特別な日の献立にもぴったりです。素材の持ち味を最大限に引き出した、心温まる家庭の味をぜひご堪能ください。
【斉藤辰夫さんのレシピ】ネバネバたこ飯の作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings20
minutes30
minutes853
kcal50
minutes料理研究家の斉藤辰夫さんが提案する「ネバネバたこ飯」は、豊かな磯の香りと旨味がぎゅっと詰まったたこに、オクラや長芋、蒸し大豆といった栄養価の高い食材を組み合わせた、心も体も喜ぶ絶品の炊き込みご飯です。
材料
米 360g(2合)
ゆでだこ 150g
だし カップ1+1/2
オクラ 10本
長芋 5cm(50g)
大豆(蒸し) 1袋(100g)
塩
【つけ汁】
しょうゆ 大さじ1+1/2
酒 大さじ1
みりん 大さじ1
砂糖 小さじ1
作り方
- たこは2~3mm間隔で切り込みを入れながら、ブツ切りにする。
- ポイント
- 切り込みを入れると、かみ切りやすく、味もしみ込みやすくなる。
- ボウルに【つけ汁】を入れてよく混ぜ、たこを加える。20分間つけて取り出し、【つけ汁】にだしを加えて混ぜる。
- オクラはガクを取り、塩適量をまぶしてこすり、うぶ毛を取る。そのまま熱湯で2分間ゆで、冷水にとって水けをきる。包丁で粗めにたたく。
- 長芋は粗めにすりおろし、オクラとよく混ぜ合わせる。
- 米は洗ってざるに上げ、炊飯器の内釜に入れる。 2 の汁を目盛りまで入れ(足りなければ、だしを足す)、たこと大豆をのせて普通に炊く。器に盛り、 4 をかける。
メモ
- 斉藤辰夫さんのレシピ (ネバネバたこ飯)
ネバネバたこ飯を美味しく作る3つの極意
たこに細かい切り込みを入れて旨味と柔らかさを引き出す
このレシピの大きなポイントは、たこに2〜3mm間隔で細かく切り込みを入れながらブツ切りにすることです。たこはそのまま調理すると弾力が強すぎて噛み切りにくいことがありますが、細かく切り込みを入れることで繊維が断ち切られ、格段に噛み切りやすくなります。
さらに、切り込みの隙間からつけ汁の味が中までしっかりと染み込み、炊き上げた時にも固くならずふっくらとした食感に仕上がります。ひと手間かけるだけで仕上がりが大きく変わる、プロならではの丁寧な下処理の工夫です。
つけ汁に漬け込んだたこと旨味を逃さずご飯と一緒に炊き上げる
たこをあらかじめボウルに入れた【つけ汁】(しょうゆ大さじ1+1/2、酒大さじ1、みりん大さじ1、砂糖小さじ1)に20分間しっかりと漬け込み、その香り豊かなつけ汁ごと炊飯器の内釜の目盛りまで入れて炊き上げるのが美味しさの秘訣です。
たこから出た旨味成分やつけ汁の調味料が、お米の一粒一粒にしっかりと行き渡り、奥深い味わいを生み出します。さらに、大豆も一緒にのせて炊くことで、ご飯全体に大豆の優しい風味とコクが加わり、栄養バランスも抜群の炊き込みご飯が完成します。
オクラと長芋を合わせてネバネバの食感と清涼感をプラスする
仕上げに合わせるオクラと長芋の組み合わせが、この料理の最大の魅力です。オクラはガクを取り、塩適量をまぶして板ずりすることでうぶ毛を取り除き、鮮やかな緑色と滑らかな口当たりを引き出します。熱湯で2分間ゆでて冷水にとることで色鮮やかに仕上げ、包丁で粗めにたたくことで程よい食感を残します。
そこに粗めにすりおろした長芋をよく混ぜ合わせ、炊き立てのご飯にたっぷりとかけることで、ネバネバとした心地よい食感と清涼感が加わり、最後まで飽きずに美味しく食べ進めることができます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
ネバネバたこ飯の豊かな磯の風味と、オクラや長芋のさっぱりとしたネバネバ食感、そしてたこや大豆の旨味を引き立てるには、すっきりとした酸味とミネラル感のある白ワインが非常に相性抜群です。特におすすめしたいのが、フランス・ロワール地方のミュスカデや、すっきりとした辛口のソーヴィニヨン・ブランです。
ワインのキリッとした酸味が、たこの旨味や醤油ベースの優しい味わいを心地よく受け止め、口の中を爽やかにリフレッシュしてくれます。また、軽快な口当たりの日本酒(純米酒や生酒)をキリッと冷やして合わせるのも、和食の魅力を一層高めてくれる素晴らしいペアリングです。
保存テクニックと温め直し方
炊き上がったネバネバたこ飯(オクラと長芋をかける前のご飯部分)は、粗熱を取ってから密閉保存容器に入れるか、一食分ずつラップにしっかりと包んで冷凍庫で保存するのがおすすめです。冷蔵保存の場合は1〜2日以内にお召し上がりください。冷凍保存の場合は約2週間〜1ヶ月ほど美味しく保存可能です。
食べる際は、電子レンジでしっかりと中心まで温め、食べる直前に新しく用意したオクラと長芋のネバネバをかけることで、いつでも炊きたてのような美味しい食感と風味をお楽しみいただけます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
料理研究家の斉藤辰夫さんが手掛ける「ネバネバたこ飯」は、磯の香りと確かな旨味を持つゆでだこと、栄養豊富な大豆、そしてオクラや長芋のネバネバ食材が見事に融合した、贅沢でありながら家庭的な温かみを感じられる炊き込みご飯です。
たこに丁寧な切り込みを入れてつけ汁に漬け込み、その旨味ごと炊き上げることで、ふっくらとした優しい食感と奥深い味わいを実現しています。さらに、オクラの鮮やかな緑とシャキ・ネバ食感、長芋のとろみが加わることで、見た目の美しさだけでなく、食感のコントラストも存分に楽しめます。
手間を惜しまない丁寧な下処理と、炊飯器で簡単に作れる手軽さが両立した、日々の食卓をパッと華やかに彩るおすすめのレシピです。
