今回は、和食のプロフェッショナルである斉藤辰夫さん直伝のレシピ「いわしつみれの梅煮」をご紹介します。市販のいわしつみれを活用し、手軽に短時間で風味豊かな一品に仕立てる斉藤辰夫さんの本格和食レシピです。
青魚ならではの力強い旨味がぎゅっと凝縮されたいわしつみれに、爽やかな梅干しの酸味と甘辛い調味液が絶妙に調和し、どこかほっとする奥深い味わいが広がります。さらに、スライサーで薄切りにしたれんこんを加えることで、みずみずしさと心地よいシャキシャキとした食感が加わり、全体の食べ応えを格段に高めてくれます。
下ごしらえを済ませたら、鍋に合わせた調味料とともに弱火でわずか7~8分間煮るだけという手軽さも大きな魅力です。忙しい日の食卓を支える副菜やメインのおかずとしてはもちろん、日本酒や焼酎と合わせる晩酌のおつまみにもぴったりな仕上がりになります。
手軽に本格的な和の煮物を味わいたいときに、ぜひ作ってみてください。
【斉藤辰夫さんのレシピ】いわしつみれの梅煮の作り方
Course: 副菜Cuisine: 和食2
servings5
minutes8
minutes101
kcal13
minutes今回は、和食のプロフェッショナルである斉藤辰夫さん直伝のレシピ「いわしつみれの梅煮」をご紹介します。市販のいわしつみれを活用し、手軽に短時間で風味豊かな一品に仕立てる斉藤辰夫さんの本格和食レシピです。
材料
いわしつみれ(市販) 6~7コ(100g)
梅干し 1コ
れんこん(小) 1節(70g)
【A】
しょうゆ 小さじ2
みりん 小さじ2
砂糖 小さじ1
水 カップ1/2
作り方
- れんこんは皮をむいて縦半分に切り、スライサーで横に薄切りにする。水にさらし、水けをきる。
- 梅干しは種を除き、適当な大きさにちぎる。
- 鍋に【A】を合わせて中火にかけ、いわしつみれ、 1 、 2 を加えて弱火で7~8分間煮る。
メモ
- 斉藤辰夫さんのレシピ (いわしつみれの梅煮)
いわしつみれの梅煮を美味しく作る3つの極意
れんこんの薄切りと水さらしで実現する軽やかな食感
このレシピのポイントは、れんこんの皮をむいて縦半分に切った後、スライサーを使って横に薄切りにし、水にさらして水けをきることです。スライサーで均一な薄さに揃えることで、短時間の煮込みでも火が素早く通り、味がしっかりと絡みやすくなります。
また、切ったれんこんを水にさらす工程により、余分なでんぷん質が洗い流され、煮汁が濁るのを防ぎながら、れんこん特有の心地よいシャキシャキとした歯触りを際立たせることができます。煮崩れることなく美しく透き通るような仕上がりになり、柔らかなつみれとの食感の対比が際立ちます。
梅干しの種を除いてちぎり酸味と旨味を煮汁全体に行き渡らせる
このレシピのポイントは、梅干しの種を除き、適当な大きさに手でちぎってから鍋に加えることです。梅干しをあらかじめ適度な大きさにちぎって分散させることで、果肉から豊かな酸味と塩気が煮汁全体へと均一に溶け出します。
いわし特有の強い風味や脂の重たさを梅干しの爽やかな酸味が心地よく引き締め、後味をすっきりと上品にまとめてくれます。
また、煮汁に溶け出した梅の風味がつみれの中に浸透するだけでなく、ちぎった果肉そのものをつみれやれんこんと一緒に口に運ぶことで、程よい酸味のアクセントが楽しめ、最後まで食べ飽きない奥行きのある味わいが完成します。
調味料を合わせた煮汁で弱火にして7~8分間じっくり含ませる
このレシピのポイントは、鍋にしょうゆ小さじ2、みりん小さじ2、砂糖小さじ1、水カップ1/2の調味料を合わせて中火にかけ、つみれと下準備した具材を加えたら弱火で7~8分間煮ることです。強火でグラグラと煮立ててしまうと、繊細ないわしつみれの形が崩れたり煮汁が急激に蒸発して味が濃くなりすぎたりします。
弱火を保ちながら7~8分間コトコトと煮含めることで、調味料の甘辛い旨味と梅干しの風味がつみれの芯までじんわりと染み渡ります。短時間の煮込み時間でありながら、れんこんの食感を残しつつ、つみれがふっくらと柔らかく仕上がる絶妙な火加減と時間です。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
いわしつみれの梅煮には、梅の心地よい酸味と青魚のコクを活かすお酒が抜群によく合います。日本酒を合わせるなら、すっきりとキレのある辛口の純米酒や特別純米酒がおすすめです。青魚の豊かな旨味をしっかり受け止めつつ、梅干しの爽やかな酸味が後味を清々しく整えてくれます。
冷酒はもちろん、人肌燗からぬる燗程度に温めることで、いわしつみれのふくよかな香りとだしの風味がより一層際立ちます。ワインを選ぶ場合は、酸味が豊かでミネラル感のある辛口の白ワインが最適です。
例えば、ソーヴィニヨン・ブランや甲州、辛口のシャブリなどは、梅の酸味と美しく調和し、魚の風味を爽やかに楽しませてくれます。また、日常の食卓で楽しむなら、香ばしいほうじ茶や温かい緑茶を合わせることで、煮汁の優しい甘辛さを引き立てながら落ち着いた食事の時間を演出できます。
保存テクニックと温め直し方
調理後のいわしつみれの梅煮は、粗熱がしっかりと取れたら、清潔な密閉容器に煮汁ごと移して冷蔵庫で保存してください。冷蔵保存の目安は2~3日程度です。時間を置くことで、梅干しの爽やかな風味と甘辛い煮汁がいわしつみれやれんこんにより深く馴染み、作った直後とはまた異なる落ち着いた味わいが楽しめます。
召し上がる際は、鍋に移して弱火で温め直すか、耐熱容器に移してふんわりとラップをかけ、電子レンジで温めてください。ただし、温め直しを繰り返すとれんこんの食感が損なわれやすくなるため、食べる分だけ取り出して加熱することをおすすめします。
このレシピのまとめと栄養のポイント
斉藤辰夫さん直伝の「いわしつみれの梅煮」は、手に入りやすい市販のいわしつみれを使い、わずか数分の下ごしらえと弱火で7~8分煮るだけで完成する、手軽さと本格的な美味しさを両立した和食レシピです。
スライサーで薄切りにしたれんこんの心地よいシャキシャキ感と、いわしつみれのふっくらとした食感のコントラストが見事で、一口ごとに素材の魅力が広がります。さらに、ちぎって加えた梅干しが煮汁全体に溶け込むことで、青魚特有の風味を引き締め、甘辛い味付けの中にすっきりとした上品な後味をもたらします。
特別な技術を必要とせず、鍋ひとつで短時間で作れるため、日々の献立のあと一品やお酒のおつまみ、お弁当のおかずとしても幅広く活躍します。どこか懐かしく体に染み渡るような優しい味わいを、ぜひ日々の食卓で堪能してください。
