老舗洋食店を営む大宮勝雄さんのレシピ「豚バラとキャベツの蒸し煮」をご紹介します。塊の豚バラ肉と大きくくし形に切ったキャベツを、白ワインとハーブの香りをまとわせながらじっくりと火を通していく、ダイナミックでありながらも繊細な味わいが魅力の本格洋食レシピです。
厚手の鍋を使い、豚肉の旨みと野菜の甘みを閉じ込めるように蒸し煮にしていくのが最大の魅力です。豚バラ肉の濃厚な脂の甘みと、その旨みをたっぷりと吸い込んだ柔らかいキャベツの相性は抜群で、一口食べるごとに至福のひとときを味わうことができます。
また、クローブやローリエといったスパイス、ハーブを効果的に使うことで、豚肉特有のくせを見事に消し去り、上品な香りを引き出しています。ご家庭の食卓がまるで高級レストランのような華やかな雰囲気に包まれる、大宮勝雄さん直伝の特別な一皿を、ぜひ休日のディナーやおもてなしの席で作ってみてはいかがでしょうか。
マスタードの酸味と粗塩の塩気が、豚肉の脂の甘みをさらに引き立ててくれるので、最後の一口まで飽きることなく堪能できるはずです。じっくりと時間をかけて煮込むことで得られる、とろけるような食感と深いコクをご自宅でお楽しみください。
【大宮勝雄さんのレシピ】豚バラとキャベツの蒸し煮の作り方
Course: 主菜Cuisine: 洋食4
servings15
minutes1
hour10
minutes750
kcal85
minutes老舗洋食店を営む大宮勝雄さんのレシピ「豚バラとキャベツの蒸し煮」をご紹介します。塊の豚バラ肉と大きくくし形に切ったキャベツを、白ワインとハーブの香りをまとわせながらじっくりと火を通していく、ダイナミックでありながらも繊細な味わいが魅力の本格洋食レシピです。
材料
豚バラ肉(塊) 700g
キャベツ 1/2コ
クローブ 4コ(丁子とも呼ばれる甘い香りのスパイス。肉のくせを消す効果がある。手に入らなければなくてもよい)
たまねぎ(みじん切り) 1/4コ分
ベーコン(細切り) 40g
ローリエ 1枚
白ワイン カップ1
パセリ(みじん切り) 少々
マスタード 適量
粗塩 適量
塩
こしょう
サラダ油
バター
作り方
- 豚バラ肉は脂の側に数か所切り込みを入れ、塩小さじ1+1/2、こしょう適量を表面にまぶす。キャベツは芯をつけたままくし形に4等分に切る。
- 熱したフライパンに 1 の豚肉を入れ、表面を焼き固める。フライパンから取り出し、クローブを差し込む。
- 厚手の鍋にサラダ油大さじ1、バター小さじ1を熱し、たまねぎとベーコンをいためる。
- キャベツ、豚肉を入れ、半分に折ったローリエをのせる。白ワインを加えてふたをし、強火にかけて5分間ほど蒸し煮にする。
- 水カップ1を加え、ふたをして、弱火で約1時間煮込む。途中で煮汁が少なくなったら、そのつど水を適宜加えて、焦げつかないようにする。
- ポイント
- 蒸し煮状態にしたいので、ふたが重く、密封性の高い鍋がよい。
- 豚肉は食べやすく切り分け、キャベツといっしょに器に盛り、パセリをふる。マスタードと粗塩を添える。
メモ
- 大宮勝雄さんのレシピ (豚バラとキャベツの蒸し煮)
豚バラとキャベツの蒸し煮を美味しく作る3つの極意
豚バラ肉の表面を焼き固めて旨みを閉じ込める
豚バラ肉を煮込む前に、まず熱したフライパンで表面をしっかりと焼き固めるのがこのレシピの重要なポイントです。この工程によって、肉の表面に香ばしい焼き色がつき、メイラード反応による豊かな風味が引き出されます。同時に、肉の旨みを含んだ肉汁が外に逃げ出すのを防ぎ、仕上がりがより一層ジューシーになります。
脂の側に数か所切り込みを入れておくことで、中まで火が通りやすくなるとともに、余分な脂を適度に落とす効果も期待できます。焼き固めた後にクローブを差し込むことで、肉のくせを効果的に消し、上品な香りをつけることができます。
ベーコンとたまねぎで奥深いコクと甘みをベースに作る
厚手の鍋でサラダ油とバターを熱し、たまねぎとベーコンをじっくりと炒める工程は、料理全体の味わいの土台を作るための極意です。細切りにしたベーコンからはスモーキーな香りと豚肉の力強い旨みが溶け出し、みじん切りにしたたまねぎからは加熱することで引き出される自然な甘みと風味が加わります。
これらがバターの豊かなコクと合わさることで、単なる水や白ワインだけで煮込むよりも、はるかに深みと複雑さのある煮汁が完成します。この旨みの詰まったベースがあるからこそ、シンプルな豚バラ肉とキャベツが格別なごちそうへと昇華するのです。
密封性の高い厚手の鍋でじっくりと蒸し煮にする
このレシピの最大の鍵となるのが、ふたが重く密封性の高い厚手の鍋を使用して蒸し煮状態にすることです。白ワインを加えて強火で5分間蒸し煮にした後、水を加えて弱火で約1時間じっくりと煮込みます。
密封性の高い鍋を使うことで、鍋の中の蒸気が逃げず、食材から出た水分と旨みが鍋の中を循環し、豚バラ肉は驚くほど柔らかく、キャベツは肉の旨みを極限まで吸い込んでとろけるような食感になります。
途中で煮汁が少なくなったら適宜水を加え、決して焦げつかないように注意を払いながら煮込むことで、完璧な状態に仕上がります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
この「豚バラとキャベツの蒸し煮」には、豚肉の濃厚な脂の甘みと白ワインベースの煮汁の風味に調和するワインを合わせるのがおすすめです。白ワインを選ぶなら、フランスのアルザス地方で作られる「リースリング」や「ピノ・グリ」が素晴らしい相性を示します。
これらのワインが持つ豊かな果実味としっかりとした酸味が、豚バラ肉の脂をすっきりと流し、マスタードの酸味とも美しく寄り添います。また、赤ワインを合わせる場合は、渋みが少なく果実味が豊かな「ピノ・ノワール」や、軽快な「ガメイ」などが適しています。
豚肉の旨みやクローブ、ローリエなどのハーブの香りを邪魔することなく、料理全体の味わいをさらに引き上げてくれます。特別な日のディナーとして、ぜひこだわりのワインと一緒にゆっくりと味わってみてください。
保存テクニックと温め直し方
残った場合は、粗熱をしっかりと取ってから清潔な保存容器に移し、冷蔵庫で保存してください。冷蔵保存の目安は約2〜3日です。食べる際は、電子レンジで温めるか、鍋に移して弱火でゆっくりと加熱してください。豚肉の脂が冷えて固まっている場合があるため、中までしっかりと温めることが美味しく食べるコツです。
キャベツがさらに柔らかくなり、味が染み込んでいるため、作りたてとはまた違った味わいを楽しめます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
大宮勝雄さんのレシピ「豚バラとキャベツの蒸し煮」は、豚バラ肉のダイナミックな旨みとキャベツの自然な甘みを最大限に引き出した、極上の洋食メニューです。
表面を焼き固めた豚肉にクローブを差し込んでくせを消し、ベーコンとたまねぎを炒めた旨みあふれるベースとともに、白ワインとハーブの香りを効かせてじっくりと煮込んでいきます。密封性の高い厚手の鍋を使うことで、素材の水分と旨みを逃さず、肉はホロホロに、キャベツはトロトロに仕上がります。
特別な日のメインディッシュとしてはもちろん、ワインを楽しむ週末のディナーにも最適な一品です。マスタードと粗塩を添えて、本格的なプロの味をご家庭で存分にご堪能ください。
