今回は、中華の鉄人として知られる陳建一さんのレシピをご紹介します。ご家庭でも本格的な中華料理の味わいを再現できる「鶏とカシューナッツの炒め物」です。
鶏もも肉を一口大の1.5cm角に切り、塩やこしょう、しょうゆ、酒でしっかりと下味をつけてから卵やからくり粉をまとうことで、ジューシーな旨味を閉じ込めます。さらに、甘酸っぱい絶妙なバランスの合わせ調味料が食材全体に絡み、赤とうがらしのピリッとした辛さとわけぎの豊かな風味がアクセントになります。
香ばしいカシューナッツの食感も加わり、最後まで飽きることなく箸が進む一品です。プロならではの丁寧な下処理と炒め方のコツを押さえることで、いつもの食卓が一気に華やかな中華の名店のような雰囲気に変わります。ぜひこの機会に、陳建一さん直伝の本格的な味わいを試してみてください。
【陳建一さんのレシピ】鶏とカシューナッツの炒め物の作り方
Course: 主菜Cuisine: 中華2
servings15
minutes10
minutes420
kcal25
minutes今回は、中華の鉄人として知られる陳建一さんのレシピをご紹介します。ご家庭でも本格的な中華料理の味わいを再現できる「鶏とカシューナッツの炒め物」です。
材料
鶏もも肉 150g
わけぎ 1本
赤とうがらし 2本(写真は中国四川省産のもの。)
カシューナッツ 50g
しょうが(薄切り) 1かけ
卵(溶きほぐす) 大さじ2+1/3
塩 小さじ1/4
こしょう 少々
しょうゆ 少々
酒 小さじ1
かたくり粉 大さじ1+2/3
サラダ油
【合わせ調味料】
酢 小さじ1
バルサミコ酢 小さじ1
砂糖 大さじ1
しょうゆ 大さじ1+1/4
水 大さじ1
酒 大さじ1
こしょう 少々
水溶きかたくり粉 大さじ1弱(水とかたくり粉を2:1で合わせたもの。)
作り方
- 鶏肉は1.5cm角に切る。
- わけぎは1.5cm長さの斜め切りにする。赤とうがらしは輪切りにする。
- 鶏肉に下味をつける。鶏肉をボウルに入れて塩小さじ1/4、こしょう・しょうゆ各少々、酒(あれば紹興酒)小さじ1を加え、なじませるようによくもむ。肉に粘りが出たら、卵を2~3回に分けて加え、軽くたたくように卵と鶏肉をなじませる。鶏肉が卵の水分を吸ったらかたくり粉大さじ1+2/3をからませ、サラダ油大さじ1を加えてまとめておく。
- フッ素樹脂加工のフライパンを温め、サラダ油大さじ1を入れ、 3 の鶏肉を入れていためる。七分どおり火が通ったら、赤とうがらしを加えてよくいため合わせる。
- 鶏肉に火が通って、油に赤とうがらしの色が移ってきたらわけぎの白い部分としょうがを入れ、順にわけぎの青い部分も加えていため合わせる。【合わせ調味料】を加えて混ぜ、最後にカシューナッツを加えてざっと混ぜ、器に盛る。
メモ
- 陳建一さんのレシピ (鶏とカシューナッツの炒め物)
鶏とカシューナッツの炒め物を美味しく作る3つの極意
鶏肉への丁寧な下味と卵のコーティング
鶏肉に塩小さじ1/4、こしょう・しょうゆ各少々、酒小さじ1を加えてよくもみ込み、粘りが出たら卵を2~3回に分けて加えて軽くたたくようになじませます。肉が卵の水分をしっかり吸ったらかたくり粉大さじ1+2/3をからませ、最後にサラダ油大さじ1を加えてまとめるのがポイントです。
この一手間により、鶏肉のジューシーな旨味が逃げず、加熱してもパサつかずにしっとりとした柔らかい食感に仕上がります。
赤とうがらしの風味を移す炒め方の手順
フッ素樹脂加工のフライパンを温め、サラダ油大さじ1を入れて下味をつけた鶏肉を炒めます。七分どおり火が通ったら赤とうがらしを加えてよくいため合わせます。鶏肉に火が通る過程で油に赤とうがらしの色と辛みがしっかりと移り、全体の一体感が増します。
その後にわけぎの白い部分としょうが、さらに青い部分も順に加えて炒めることで、香味野菜のシャキシャキとした食感と爽やかな香りが引き立ちます。
カシューナッツを最後に加える絶妙なタイミング
合わせ調味料を加えて全体をしっかりと混ぜ合わせた後、最後にカシューナッツを加えてざっと混ぜ合わせるのが大切なポイントです。カシューナッツを最初から炒めてしまうと、香ばしさが飛んでしまったり、食感が損なわれてしまったりする原因になります。
仕上げの段階で合わせることで、ナッツ本来のカリッとした心地よい歯ごたえと香ばしい風味を最大限に残したまま、器に盛り付けることができます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
鶏とカシューナッツの炒め物には、すっきりとした酸味と果実味を感じる白ワインや、キレのあるビールが非常によく合います。ワインを選ぶ場合は、芳醇なアロマを持ちながらもドライな味わいのシャルドネや、フルーティーな香りのソーヴィニヨン・ブランがおすすめです。
料理の持つ甘酸っぱい合わせ調味料のコクと、赤とうがらしのピリッとした辛さをワインの爽やかな酸味が心地よく洗い流してくれます。また、香ばしいカシューナッツの風味とも相性が良く、互いの美味しさを一層引き立て合う絶妙なマリアージュをお楽しみいただけます。
保存テクニックと温め直し方
調理後の鶏とカシューナッツの炒め物は、粗熱を取った後に清潔な密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存してください。保存期間の目安は2〜3日以内となります。温め直す際は、電子レンジを使用するか、フライパンで弱火で軽く炒め直すことで、風味や食感を損なわずに美味しくお召し上がりいただけます。
なお、カシューナッツのカリッとした食感を保ちたい場合は、食べる直前にトッピングするようにするとより一層美味しく楽しめます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、陳建一さんのレシピによる「鶏とカシューナッツの炒め物」の作り方をご紹介しました。鶏もも肉を1.5cm角に切り、丁寧な下味と卵・かたくり粉のコーティングを施すことで、旨味を閉じ込めたジューシーな仕上がりを実現しています。
フッ素樹脂加工のフライパンで鶏肉を炒めた後、赤とうがらしを加えて油に色と風味を移し、わけぎやしょうがの香味野菜を順に合わせていきます。酢やバルサミコ酢、砂糖、しょうゆなどを合わせた特製の合わせ調味料が全体をまとめ上げ、最後にカシューナッツを加えることで香ばしさと食感のアクセントが加わります。
下ごしらえから炒め上がりに至るまでの絶妙なプロセスを守ることで、ご家庭でも本格的な中華の味わいを存分に楽しむことができます。ぜひ作ってみてください。
