今回は、洋食の巨匠・大宮勝雄さん直伝の「チキンソテー」のレシピをご紹介します。シンプルだからこそ、調理の基本とプロの技が光る極上の一皿です。鶏もも肉の皮をパリッと香ばしく、お肉自体はふっくらジューシーに焼き上げるためには、ちょっとしたひと手間や火加減のコントロールが欠かせません。
このレシピでは、鶏肉の下ごしらえから、にんにくとローズマリーの香りを移したオリーブオイルの活用法、そして旨みを閉じ込めるための絶え間ない工夫まで、大宮勝雄さんの技術がたっぷりと詰め込まれています。
さらに、お肉の旨みが溶け出したフライパンで焼き上げるトマトが、爽やかな酸味と甘みでチキンソテーの美味しさを一層引き立ててくれます。いつもの鶏肉料理が、レストランのような本格的な味わいに変わる感動をぜひご自宅で体験してください。
おもてなしのメインディッシュとしてはもちろん、特別な日のディナーにもぴったりです。丁寧に火入れされた絶品のチキンソテーをご堪能ください。
【大宮勝雄さんのレシピ】チキンソテーの作り方
Course: 主菜Cuisine: 洋食1
servings10
minutes15
minutes520
kcal25
minutes今回は、洋食の巨匠・大宮勝雄さん直伝の「チキンソテー」のレシピをご紹介します。シンプルだからこそ、調理の基本とプロの技が光る極上の一皿です。鶏もも肉の皮をパリッと香ばしく、お肉自体はふっくらジューシーに焼き上げるためには、ちょっとしたひと手間や火加減のコントロールが欠かせません。
材料
鶏もも肉 1枚(約150g)
トマト(1cm厚さの輪切り) 1枚
にんにく(包丁の腹でつぶす) 1かけ
ローズマリー 1枝
粒マスタード 小さじ1
塩 少々
こしょう 少々
小麦粉
オリーブ油 大さじ3
作り方
- 鶏もも肉は筋切りをし、身の厚い部分に切り目を入れる。塩・こしょうをふり、小麦粉適量を均一に薄くまぶしつける。
- ポイント
- 切り目を入れることで、火が通りやすくなる。また、小麦粉をまぶしてうまみを閉じこめる。
- フライパンにオリーブ油を入れ、にんにく、ローズマリーを加え、強めの中火にかける。少しフライパンを傾けて、にんにくとローズマリーが油につかるようにし、じっくりと揚げて油に香りを移す。
- ポイント
- オリーブ油は沸点が高いので、パリッと仕上げたいチキンソテーに向いている。
- にんにくが薄く色づいたら、鶏肉の皮を下にして入れる。中火にし、少しフライパンを傾けて、たまった油をスプーンですくい、鶏肉にかけながら焼く。ローズマリーとにんにくが焦げそうになったら取り出す。
- ポイント
- 肉に油をかけることで、火を通すと同時にうまみを閉じこめる。
- 鶏肉の皮がこんがりと色づいたら裏返し、同様に油をかけながら、肉に火を通す。肉の表面がパリッとつやよく焼き上がったら、取り出す。
- トマトに小麦粉少々をまぶす。 4 のフライパンにトマトを入れ、余分な油をサッとふき、中火よりやや弱めの火加減で焼く。
- 片面が色よく焼けたらトマトを裏返し、十分に柔らかくなるまで火を通す。器にトマトを敷いて鶏肉を盛り、粒マスタードを添える。生のローズマリー少々(分量外)をあしらう。
メモ
- 大宮勝雄さんのレシピ (チキンソテー)
チキンソテーを美味しく作る3つの極意
切り目と小麦粉で旨みを逃さない下ごしらえ
鶏もも肉を焼く前の下ごしらえが、仕上がりを大きく左右します。筋切りをして身の厚い部分に切り目を入れることで、加熱時の縮みを防ぐとともに、火が均一に通りやすくなります。厚みが揃うことで生焼けのリスクも減り、美しい焼き上がりが実現します。
さらに、塩・こしょうをした後に小麦粉を均一に薄くまぶすことが極めて重要です。この薄い衣が壁の役割を果たし、鶏肉の豊かなうまみや肉汁を内部にしっかりと閉じ込めてくれます。
香りを移したオリーブ油での油かけ(アロゼ)
フライパンを傾け、にんにくとローズマリーをオリーブ油に浸してじっくりと香りを引き出すのがプロの技です。オリーブ油は沸点が高いため、鶏肉の皮をパリッと香ばしく仕上げたいチキンソテーに非常に適しています。
そして最大のポイントは、焼いている最中にたまった油をスプーンですくい、鶏肉に何度もかけながら焼くことです。この工程により、上からも熱が加わって均一に火が通ると同時に、にんにくとハーブの豊かな風味と旨みを肉にまとわせることができます。
鶏の旨みを吸わせた焼きトマトの付け合わせ
鶏肉を取り出した後のフライパンには、鶏肉から出た上質な脂と旨み、そしてにんにくやローズマリーの香りがたっぷりと残っています。この旨みの詰まった油を利用して、小麦粉をまぶしたトマトの輪切りを焼くのがこのレシピの秀逸な点です。
余分な油をサッと拭き取り、中火よりやや弱めの火でじっくりとトマトに火を通すことで、トマトの甘みが引き出され、鶏肉の旨みを残さず吸い込みます。これが最高の付け合わせであり、絶品のソース代わりにもなります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
大宮勝雄さんのチキンソテーには、ハーブの香りとトマトの酸味を引き立てる軽やかでフルーティーなワインがよく合います。特におすすめなのが、フランスやイタリア産のライトからミディアムボディのピノ・ノワールです。
ピノ・ノワールの持つ赤い果実のニュアンスと程よい酸味が、焼きトマトの甘酸っぱさと絶妙に同調し、鶏もも肉のジューシーな旨みと美しく調和します。また、白ワインを合わせる場合は、ソーヴィニヨン・ブランなどのハーブ感のある爽やかなタイプがぴったりです。
ローズマリーの清涼感ある香りとリンクして、口の中をさっぱりとリセットしてくれます。ワイン以外のお飲み物であれば、冷やしたスパークリングウォーターにレモンやライムを絞ったものや、無糖のアイスティーなども、チキンソテーの油分をすっきりと洗い流してくれるため、最後まで美味しくお召し上がりいただけます。
保存テクニックと温め直し方
チキンソテーは出来立ての皮のパリパリ感を味わうのが一番ですが、保存する場合は清潔な保存容器に入れて冷蔵庫で保管してください。粗熱がしっかりと取れてからフタをすることが重要です。冷蔵で約2日程度保存が可能ですが、時間が経つと皮の食感は損なわれます。
温め直す際は、電子レンジで軽く中心まで温めた後、オーブントースターやフライパンで表面をサッと焼き直すことで、ある程度香ばしさを復活させることができます。付け合わせの焼きトマトは水分が出やすいため、お早めにお召し上がりいただくことを推奨します。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、洋食界を牽引する大宮勝雄さんの本格的な「チキンソテー」のレシピをご紹介しました。手に入りやすい身近な鶏もも肉やトマトといった食材を使いながらも、下ごしらえの丁寧さ、香りの引き出し方、そして油をかけながら焼くという本格的な調理法を取り入れることで、驚くほどクオリティの高い一皿が完成します。
皮はパリッと香ばしく、中はふっくらジューシーな仕上がりは、まさにプロならではの技が詰まった味わいです。粒マスタードの心地よい酸味と辛味、焼きトマトの甘みが合わさり、最後まで飽きることなく楽しめます。
特別な日のディナーや、ご家族を喜ばせたい週末の食卓に、ぜひこの大宮勝雄さん直伝のレシピに挑戦して、素晴らしいおうちごはんの時間を過ごしてみてください。
