老舗洋食店で知られる大宮勝雄さんのハンバーグレシピをご紹介します。ハンバーグは家庭料理の定番ですが、少しの工夫でプロの味に近づけることができます。このレシピの大きな特徴は、肉の旨味を最大限に引き出すための丁寧な下準備にあります。
例えば、タネを混ぜる際に手の体温が伝わらないよう、へらや包丁の腹を使うといったプロならではの技が光ります。また、焼いた際の肉の縮みを防ぐために表面に格子状の切り目を入れるなど、家庭でも簡単に取り入れられるポイントが散りばめられています。
さらに、ハンバーグを焼いた後のフライパンで作る「きのこソース」は、肉の旨味が溶け出した脂ときのこの風味が絶妙に絡み合い、奥深い味わいを生み出します。赤ワインとバターを加えることで、レストランで味わうようなリッチなソースに仕上がります。
特別な日のディナーや、少し贅沢をしたい日の食卓にぴったりの、大宮勝雄さん直伝の本格ハンバーグをぜひご家庭でお試しください。
【大宮勝雄さんのレシピ】ハンバーグの作り方
Course: 主菜Cuisine: 洋食1
servings45
minutes15
minutes750
kcal60
minutes老舗洋食店で知られる大宮勝雄さんのハンバーグレシピをご紹介します。ハンバーグは家庭料理の定番ですが、少しの工夫でプロの味に近づけることができます。このレシピの大きな特徴は、肉の旨味を最大限に引き出すための丁寧な下準備にあります。
材料
牛ひき肉 150g
たまねぎ(小) 1/4コ
バター(食塩不使用) 小さじ1(普通のバターでもよい。その場合は、塩やしょうゆの量をやや控える。)
溶き卵 1/4コ分
パン粉 大さじ1
ナツメグ 少々
じゃがいも 1コ
塩 少々
こしょう 少々
サラダ油
【きのこソース】
しめじ 20g
生しいたけ 2枚
えのきだけ 1/4袋
赤ワイン 大さじ1
しょうゆ 小さじ1
水溶きコーンスターチ 少々(コーンスターチを同量の水で溶く。)
バター(食塩不使用) 大さじ2
作り方
- フライパンにバターを入れて中火にかけ、たまねぎをしんなりと炒める。粗熱を取って冷蔵庫で冷やす。
- ポイント
- たまねぎは炒めて甘みを引き出す。また、あとでひき肉と混ぜるので、必ず冷やしておく。
- まな板にラップを敷き、牛ひき肉、 1 のたまねぎ、溶き卵、パン粉をのせ、へらや包丁の腹を使って混ぜ合わせる。塩・こしょう各少々、ナツメグをふり、1cm厚さの木の葉形に整える。焼いたときの肉の縮みを均一にするため、格子状の切り目を2~3cm間隔で入れる。肉を落ち着かせるため、冷蔵庫で約30分間冷やす。
- ポイント
- ハンバーグのタネを混ぜ合わせるときは、手を使うと体温で温まってしまいがち。へらなどを使うとよい。
- フライパンにサラダ油小さじ1を入れて強めの中火で熱し、ハンバーグを格子状の切り目が入った面を下にして入れる。あまり動かさず、焼き目がつくまで焼く。
- 裏返してやや弱めの中火にして焼く。紙タオルで余分な油を取る。
- ハンバーグを焼いている横で、【きのこソース】をつくる。しめじ、生しいたけ、えのきだけを加えて炒める。
- ハンバーグは裏もこんがり焼けたら取り出す。フライパンで引き続きソースをつくる。火加減をやや強めの中火にし、きのこの水分をとばす気持ちでよく炒め、赤ワインを加えてさらに炒める。
- しょうゆをたらし、水溶きコーンスターチを加える。仕上げにバターを加え、バターが溶けたら火を止める。皿にハンバーグを盛り、【きのこソース】をかける。下準備をしたじゃがいもを香ばしく焼いて添える。
メモ
- 大宮勝雄さんのレシピ (ハンバーグ)
ハンバーグを美味しく作る3つの極意
炒めたたまねぎは必ず冷やしてから肉と混ぜ合わせる
ハンバーグのタネを作る際、炒めたたまねぎの熱が残ったまま牛ひき肉と混ぜ合わせてしまうと、肉の脂が溶け出してしまい、焼き上がりがパサパサになってジューシーさが失われてしまいます。
そのため、フライパンでバターとともにしんなりするまで炒めて甘みを引き出したたまねぎは、必ず粗熱をしっかりと取り、冷蔵庫に入れて冷やしておくことが極めて重要です。
このひと手間を惜しまないことで、肉の旨味と脂をしっかりとタネの中に閉じ込めることができ、ふっくらとして肉汁あふれるプロのような仕上がりになります。
タネをこねる時は手ではなく、へらや包丁の腹を使う
ハンバーグ作りでよくある失敗の原因が、手の体温で肉の脂が溶けてしまうことです。手で直接こねると、どうしても肉の温度が上がり、旨味の元である脂がタネの段階で流れ出してしまいます。これを防ぐために、まな板にラップを敷き、その上でへらや包丁の腹を使って材料を混ぜ合わせるのがポイントです。
道具を使うことで肉に体温が伝わらず、冷たい状態を保ったまましっかりと練ることができます。これにより、焼いた時に初めて肉汁が溢れ出す、理想的な状態を作ることが可能になります。
成形時に格子状の切り目を入れ、焼く前に冷蔵庫で冷やす
ハンバーグを1cm厚さの木の葉形に整えた後、表面に2〜3cm間隔で格子状の切り目を入れるのが特徴的な工程です。これは、焼いたときに肉が不規則に縮んだり、中央だけが膨らんで割れたりするのを防ぎ、均一に熱を通すための工夫です。
さらに、成形後のタネをすぐに焼くのではなく、冷蔵庫で約30分間冷やして肉を落ち着かせることも欠かせません。この休ませる時間によって材料がしっかりと馴染み、焼いている最中に崩れにくくなり、美しい焼き上がりとジューシーな食感の両立を実現します。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
大宮勝雄さんのレシピで作る本格的なハンバーグと風味豊かなきのこソースには、しっかりとした果実味と適度な渋みを持つ赤ワインがよく合います。特におすすめなのが、フランス・ボルドー地方のメルローを主体とした赤ワインや、チリ産のカベルネ・ソーヴィニヨンです。
ソースに使用している赤ワインやバターのコク、きのこの土の香りが、これらのワインの持つ複雑なアロマと見事に調和します。また、少し冷やしたピノ・ノワールも、きのこの旨味を引き立ててくれる素晴らしい組み合わせです。
お酒を飲まない方やアルコールを控えている方には、ぶどう果汁100%のストレートジュースや、酸味のあるクランベリージュースをおすすめします。ノンアルコールの赤ワイン風味飲料も、ソースのリッチな味わいとマッチし、食卓をより華やかに演出してくれます。
保存テクニックと温め直し方
ハンバーグのタネは、生の状態で保存するよりも、一度焼いてから保存する方が風味が落ちにくく衛生的です。粗熱が完全に取れたら、空気に触れないように一つずつ丁寧にラップで包み、チャック付きの保存袋に入れて空気を抜いてから冷蔵庫または冷凍庫に入れます。冷蔵の場合は翌日中にはお召し上がりください。
冷凍保存の場合は約2週間から3週間程度日持ちします。温め直す際は、電子レンジで中心までしっかりと加熱してからお召し上がりください。きのこソースは水分が多く傷みやすいため、食べる直前に作ることをおすすめします。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、老舗洋食店で知られる大宮勝雄さんのレシピによる本格ハンバーグの作り方をご紹介しました。
牛ひき肉の旨味を逃さないために、炒めたたまねぎをしっかり冷やすこと、体温を伝えないようにへらや包丁の腹を使ってタネを混ぜ合わせること、そして焼く前の切り目と冷蔵庫で休ませる工程など、ご家庭でも実践できるプロの技が詰め込まれたレシピです。
ハンバーグを焼いた後のフライパンにそのまましめじ、生しいたけ、えのきだけを加え、赤ワインとバターで仕上げるきのこソースは、肉の旨味が凝縮されており、ハンバーグの美味しさをさらに引き立ててくれます。丁寧な下準備を心がけるだけで、いつものハンバーグが驚くほどジューシーで風味豊かな一皿に変わります。
ぜひこのレシピに挑戦し、贅沢な味わいをご家庭でお楽しみください。
