陳建一さんのレシピをご紹介します。今回取り上げるのは、じっくり煮込むことで里芋の魅力を最大限に引き出した「里芋のトロトロ煮」です。和食のイメージが強い里芋ですが、中華の技法を取り入れることで、いつもとは一味違う深い味わいに仕上がります。
ねぎやしょうが、赤とうがらしといった香味野菜を効かせ、チキンスープベースの旨味たっぷりのスープでじっくりと煮込んでいくのが特徴です。中華なべで香ばしく炒めてから煮ることでコクが増し、さらに仕上げにつぶしながら煮ることで名前の通りトロトロの食感を楽しむことができます。
特別な材料を使わずに、家庭にある調味料と食材で本格的な中華の煮物をお作りいただけます。普段の夕食のメインおかずとしてはもちろん、お酒のおつまみとしても非常に喜ばれる一品です。ぜひ今回のレシピを参考に、ご自宅の食卓で本格的な中華の味わいをお楽しみください。
【陳建一さんのレシピ】里芋のトロトロ煮の作り方
Course: 主菜Cuisine: 中華4
servings15
minutes40
minutes240
kcal55
minutes陳建一さんのレシピをご紹介します。今回取り上げるのは、じっくり煮込むことで里芋の魅力を最大限に引き出した「里芋のトロトロ煮」です。和食のイメージが強い里芋ですが、中華の技法を取り入れることで、いつもとは一味違う深い味わいに仕上がります。
材料
里芋(皮をむく) 正味400g
ねぎ(白い部分) 10cm
しょうが 1/2かけ
赤とうがらし 1本
わけぎ 4本
サラダ油 大さじ3
塩 少々
こしょう 少々
しょうゆ 少々
【A】
チキンスープ カップ3(チキンスープの素(中国風)を湯で溶いたものでもよい。)
砂糖 大さじ1/2
酒 大さじ2
塩 少々
こしょう 少々
作り方
- 里芋は一口大に切る。ねぎ、しょうがはそれぞれみじん切りにする。赤とうがらしは種を取って、小口切りにする。わけぎは3cm長さに切る。
- 中華なべにサラダ油大さじ3を熱し、里芋を入れて中火でよくいためる。軽く焼き目がついてきたら、ねぎ、しょうが、赤とうがらしを加え、さらに【A】を加える。落としぶたをし、20~30分間、里芋が柔らかくなるまで煮込む。
- 落としぶたを取り、玉じゃくしやしゃもじで里芋をつぶしながら10分間煮込み、塩・こしょう・しょうゆ各少々で味を調える。
- 3 にわけぎを加えてからめ、器に盛りつける。
メモ
- 陳建一さんのレシピ (里芋のトロトロ煮)
里芋のトロトロ煮を美味しく作る3つの極意
中華なべでサラダ油を熱して里芋を香ばしく炒める
中華なべにサラダ油大さじ3を熱し、一口大に切った里芋を入れて中火でよくいためます。ここでしっかりと炒めることで、里芋の表面に軽い焼き目がつき、香ばしさが加わるとともに煮崩れを防ぎながら旨味を閉じ込めることができます。
しっかり油がまわって焼き目がついてきたら、みじん切りにしたねぎ、しょうが、種を取って小口切りにした赤とうがらしを加え、さらに【A】を加えることで、香味野菜の香りが油に移り、スープ全体に豊かな風味が行き渡ります。
手順通りの加熱と具材の投入順序を守ることが、美味しく仕上げるための大切なポイントとなります。
落としぶたをして20から30分間じっくりと柔らかく煮込む
香味野菜と【A】を加えたら、落としぶたをして20から30分間、里芋が柔らかくなるまでしっかりと煮込みます。落としぶたをすることで熱と蒸気が効率よく循環し、硬い里芋の芯まで均一に火が通ってトロッとした食感を引き出すことができます。
チキンスープや砂糖、酒などの調味料の味が里芋の内部までしっかりと染み込み、深みのある味わいへと変化していきます。火加減や煮込み時間を守ることで、煮汁が程よく煮詰まり、次のステップへとスムーズにつなげることができます。
落としぶたを取って玉じゃくしやしゃもじでつぶしながら煮込む
20から30分間煮込んだら落としぶたを取り、玉じゃくしやしゃもじで里芋をつぶしながら10分間煮込みます。この工程により、里芋のトロトロとした質感がより一層強調され、スープにとろみがついて全体が絶妙な一体感を生み出します。
その後、塩・こしょう・しょうゆ各少々で味を調え、3cm長さに切ったわけぎを加えてからめて器に盛りつけます。仕上げにつぶす作業とわけぎの爽やかな風味が加わることで、味のバランスが整い、最後まで飽きずに美味しく召し上がっていただけます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
里芋のトロトロ煮には、すっきりとした酸味と豊かな果実味を持つ白ワインや、キレのある冷酒が非常によく合います。
特に、チキンスープの旨味や香味野菜のピリッとしたアクセント、そして里芋の優しい甘みが感じられるトロトロの煮汁には、フルーティーでありながらミネラル感のあるシャルドネやソーヴィニヨン・ブランなどの白ワインを合わせることで、料理のコクを引き立てつつ、口の中を爽やかにリフレッシュしてくれます。
また、和食や中華の煮物と相性の良い日本酒を選ぶ場合は、すっきりとした辛口の純米酒を冷やして合わせると、料理の味わいをより一層引き立ててくれるためおすすめです。
保存テクニックと温め直し方
作り置きや保存をする場合は、粗熱をしっかりと取った後に清潔な保存容器に移し、冷蔵庫で保存してください。保存期間の目安としては、2日から3日以内にお召し上がりいただくのが安心です。再加熱する際は、電子レンジを使用するか、鍋に移して弱火で温め直してください。
なお、わけぎは変色しやすいため、作り置きをして保存する場合にはあらかじめわけぎを加えず、食べる直前に加えてさっと加熱・からめるようにすると、より美味しくお召し上がりいただけます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
陳建一さんのレシピによる「里芋のトロトロ煮」は、香味野菜の香りとチキンスープの旨味が凝縮された、心も体も温まる絶品の中華風煮物です。一口大に切った里芋を中華なべで香ばしく炒め、ねぎやしょうが、赤とうがらしと一緒にじっくりと煮込むことで、素材の持つ美味しさを最大限に引き出しています。
落としぶたをして柔らかく煮込んだ後、さらに里芋をつぶしながら煮込むことで独特のトロトロとした食感と濃厚な口当たりが生まれ、塩・こしょう・しょうゆでシンプルに調味されたスープと抜群の調和を見せます。
仕上げに加えるわけぎの彩りと風味が全体のアクセントとなり、見た目にも美しく食欲をそそる一品に仕上がります。特別な調理器具や複雑な手順を必要とせず、ご家庭のキッチンで本格的な中華の味わいを再現できるため、日々の献立のレパートリーを広げたいときにも大変おすすめです。
ぜひ今回のレシピを参考に、じっくりと手間をかけて作った温かい煮物を味わってみてください。
