陳建一さんのレシピをご紹介します。中華料理の定番でありながら、牛乳のまろやかなコクとえびの旨味が絶妙に調和した「えびのミルク炒め」です。一般的なチリソースやマヨネーズ炒めとは一味違う、優しい味わいと上品な口当たりが魅力の一品です。
芝えびの下味に卵白とかたくり粉を使用することで、えびの身をコーティングしてしっとり、ぷりっとした食感に仕上げます。さらに、グリーンアスパラガスやねぎ、しょうがといった野菜の豊かな風味とシャキッとした食感が加わることで、最後まで飽きのこない奥行きのある味わいを楽しめます。
火加減のコツや合わせ調味料の使い方の工夫を知ることで、家庭のキッチンでも本格的な中華の仕上がりを再現することができます。特別な日の食卓はもちろん、いつものおかずをワンランクアップさせたいときにもぴったりの贅沢な一品です。
【陳建一さんのレシピ】えびのミルク炒めの作り方
Course: 主菜Cuisine: 中華2
servings15
minutes10
minutes300
kcal25
minutes陳建一さんのレシピをご紹介します。中華料理の定番でありながら、牛乳のまろやかなコクとえびの旨味が絶妙に調和した「えびのミルク炒め」です。一般的なチリソースやマヨネーズ炒めとは一味違う、優しい味わいと上品な口当たりが魅力の一品です。
材料
芝えび(むき身) 200g
グリーンアスパラガス 4本
ねぎ 1/2本
しょうが 1かけ
ねぎ油 大さじ2(ねぎの香りを移した油。なければサラダ油でよい。)
水溶きかたくり粉 大さじ1強(かたくり粉を同量の水で溶く。)
サラダ油
【エビの下味】
塩 小さじ1/4
こしょう 少々
卵白 1/4コ分
かたくり粉 大さじ1+1/2
サラダ油 小さじ1
【合わせ調味料】
牛乳 大さじ5
酒 大さじ1/2
砂糖 小さじ2弱
塩 小さじ1/2
こしょう 少々
顆粒チキンスープの素(中国風) 少々
作り方
- えびは背ワタがあれば取ってよく洗い、水けをしっかりとふいてボウルに入れ、【下味】の材料を順に加えて混ぜる。
- ポイント
- えびのチリソース のコツ①参照
- グリーンアスパラガスは根元の堅い皮とはかまをピーラーでそぎ、一口大に斜め切りにする。ねぎは1cm幅の斜め切りにする。しょうがは皮をむいて薄切りにする。【合わせ調味料】の材料をボウルに合わせておく。
- フッ素樹脂加工のフライパンにねぎ油を熱し、 1 のえびを並べ入れて、両面を八分どおりに焼く。
- フライパンを火元から手前に半分ずらし、えびを手前に寄せる。あいた部分にグリーンアスパラガスを入れ、色が鮮やかになるまでいためる。
- ポイント
- 《プロのコツ①》 フライパンの位置を火元からずらして火力を調節する。 いためたえびを手前に寄せ、あいた部分で野菜をいためる。フライパンの位置を手前に半分ずらして、野菜だけに熱をあてる。
- 4 にねぎ、しょうがを加えて全体をいため合わせ、香りがたったら【合わせ調味料】を加えて混ぜる。
- ポイント
- 《プロのコツ②》 調味料は合わせておき、一度に加える。 炒め物をシャキッと仕上げるには、手早くいためることが重要。調味料はあらかじめはかって合わせておき、一度に加える。
- ひと煮立ちしたら水溶きかたくり粉を細く注ぎ入れ、全体をサックリと混ぜ、仕上げにサラダ油小さじ1を加えてサッと混ぜる。
- ポイント
- 《プロのコツ③》 仕上げの油で料理につやが出る。仕上げに加えるつや出しの油を「化粧油」と呼ぶ。
- 器に盛って、熱いうちに食べる。
メモ
- 陳建一さんのレシピ (えびのミルク炒め)
えびのミルク炒めを美味しく作る3つの極意
フライパンの位置をずらした火加減の調節
フッ素樹脂加工のフライパンにねぎ油を熱し、えびを並べ入れて両面を八分どおりに焼いた後、フライパンを火元から手前に半分ずらしてえびを手前に寄せます。あいた部分にグリーンアスパラガスを入れ、色が鮮やかになるまで炒めます。
このプロのコツにより、火力を繊細に調節することが可能となり、えびを硬くしすぎずに、アスパラガスを鮮やかな色合いと絶妙な歯ごたえに仕上げることができます。
合わせ調味料の事前準備と手早い炒め合わせ
ねぎ、しょうがを加えて全体を炒め合わせ、香りがたったら牛乳、酒、砂糖、塩、こしょう、顆粒チキンスープの素を合わせた調味料を一度に加えます。炒め物をシャキッと仕上げるためには手早くいためることが重要であるため、調味料はあらかじめはかってボウルに合わせておきます。
この手順により、加熱ムラを防ぎ、全体の味付けが均一で最高の状態に仕上がります。
水溶きかたくり粉の投入と仕上げの化粧油
ひと煮立ちしたら水溶きかたくり粉を細く注ぎ入れ、全体をサックリと混ぜ合わせてとろみをつけます。さらに仕上げにサラダ油小さじ1を加えてサッと混ぜ合わせます。
この仕上げに加えるつや出しの油は「化粧油」と呼ばれ、料理に美しいつやと極上の口当たりを与え、温度を保ちながら最後まで美味しく食べられる状態に整えます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
えびのミルク炒めのまろやかで優しい牛乳のコクと、えびのプリッとした旨味を引き立てるためには、フレッシュでフルーティーな白ワインが非常によく合います。
例えば、すっきりとした酸味と爽やかな柑橘系の香りが特徴のソーヴィニヨン・ブランや、果実味が豊かで樽熟成のニュアンスが控えめなシャルドネを選ぶと、ミルクのコクをすっきりと受け止めつつ、料理全体の味わいを上品にまとめてくれます。
また、キリッとした冷えた日本の辛口白ワインや、フルーティーな香りのスパークリングワインを合わせることで、口の中が心地よくリフレッシュされ、最後まで飽きることなく楽しむことができます。
保存テクニックと温め直し方
作り立ての美味しさを損なわないため、できる限り熱いうちに食べきることをおすすめします。やむを得ず保存する場合は、粗熱をしっかりと取った上で密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存してください。翌日中に食べる際は、電子レンジ等で優しく加熱し直してからお召し上がりください。
ただし、牛乳や卵白を使用しているため、長期間の保存や冷凍保存は風味や食感が損なわれる原因となりますので避けてください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
陳建一さんによる「えびのミルク炒め」は、牛乳のまろやかなコクと芝えびのプリッとした食感が絶妙に調和した贅沢な中華の主菜です。えびを卵白とかたくり粉で下味をつけてしっとりと焼き上げ、グリーンアスパラガスやねぎ、しょうがの豊かな風味を合わせることで、彩り豊かで奥深い味わいに仕上がります。
フライパンの位置をずらして火力を調節するプロの技術や、あらかじめ合わせた調味料を一度に加えて手早く炒めること、そして仕上げの「化粧油」による美しいつや出しなど、家庭で本格的な味を再現するためのコツが詰まっています。心も体も温まる優しい味わいを、ぜひ熱いうちにご堪能ください。
