今回は、テレビや雑誌で大人気の料理研究家、きじまりゅうたさんのレシピ「チキンソテー」をご紹介します。鶏もも肉をフライパンで香ばしく焼き上げるチキンソテーは、家庭料理の定番ですが、皮をパリッと、お肉をジューシーに仕上げるにはちょっとしたコツが必要です。
きじまりゅうたさん直伝のこのレシピでは、誰でも失敗なくお店のような本格的な仕上がりにできるテクニックが詰まっています。例えば、焼く前に塩を振って少し置くことで臭みを抜き、さらに「コールドスタート」と呼ばれる冷たいフライパンから焼き始める手法を取り入れることで、驚くほど皮がパリパリに仕上がります。
合わせるソースも絶品で、ミニトマトの酸味とトマトケチャップのコク、そして隠し味のしょうゆが鶏肉の旨味を最大限に引き立ててくれます。特別な日のディナーから、普段の食卓のメインディッシュまで幅広く活躍する一品です。プロの技が光る極上のチキンソテーを、ぜひご家庭でお試しください。
【きじまりゅうたさんのレシピ】チキンソテーの作り方
Course: 主菜Cuisine: 洋食2
servings20
minutes15
minutes410
kcal35
minutes今回は、テレビや雑誌で大人気の料理研究家、きじまりゅうたさんのレシピ「チキンソテー」をご紹介します。鶏もも肉をフライパンで香ばしく焼き上げるチキンソテーは、家庭料理の定番ですが、皮をパリッと、お肉をジューシーに仕上げるにはちょっとしたコツが必要です。
材料
鶏もも肉(大) 1枚(350g)
ベビーリーフ 適宜
塩
サラダ油
【トマトソース】
ミニトマト 100g
トマトケチャップ 大さじ2
水 大さじ1~2
しょうゆ 小さじ1
作り方
- 鶏肉は身の厚い部分に包丁を入れ、厚みが均一になるように開く。1~2cm間隔で繊維を断つように切り目を入れて筋を切り、半分に切る。身側に塩小さじ1/4をふって15分間ほどおき、鶏肉から出た水けを拭く。
- ポイント
- 塩をふっておくとくさみが取れて下味がつき、その間に常温に戻って火の通りが均一になる。
- フライパンにサラダ油小さじ1をひき、鶏肉の皮側を下にして並べる。元の大きさに形を整え、中火にかける。フライパンの余分な脂を時々拭きながら、鶏肉に触らずに7~8分間焼く。
- ポイント
- 皮を下にしてコールドスタートでじっくり焼くと、皮がパリッと焼き上がる。
- 【トマトソース】のミニトマトは2~4等分に切り、ほかの材料と混ぜ合わせる。
- 鶏肉に濃い焼き色がついたら上下を返し、弱めの中火で4分間ほど焼く。側面に赤い部分が残っていれば、その面を下にして焼きつけ、中まで火を通す。網を重ねたバットに取り出し、2分間ほど休ませる。
- 【トマトソース】をつくる。 4 のフライパンに 3 を入れて弱火にかけ、ミニトマトを軽くつぶしながら2分間ほど煮詰める。
- 鶏肉を食べやすい大きさに切って器に盛り、好みでベビーリーフを添える。鶏肉に 5 をかける。
メモ
- きじまりゅうたさんのレシピ (チキンソテー)
チキンソテーを美味しく作る3つの極意
焼く前の「塩ふり15分」で下味と均等な火入れを実現
鶏もも肉は身の厚い部分を開いて厚みを均一にし、繊維を断つように切り目を入れることで縮みを防ぎます。そして身側に塩小さじ1/4をふり、約15分間ほど置いておくのがこのレシピの最大のポイントの一つです。この工程を行うことで、鶏肉から余分な水分とともに臭みが抜け、しっかりと下味がつきます。
また、冷蔵庫から出したお肉がこの間に常温に戻るため、焼いた時に中まで均一に熱が伝わりやすくなり、生焼けを防ぐと同時にジューシーで柔らかな食感に仕上がります。最後に浮き出た水けをペーパーでしっかり拭き取ることも忘れないでください。
皮をパリッと香ばしく仕上げる「コールドスタート」
鶏もも肉の皮をパリパリに焼き上げるための極意が、冷たい状態のフライパンから焼き始める「コールドスタート」です。フライパンにサラダ油小さじ1をひき、火をつける前に鶏肉の皮側を下にして並べ、元の大きさに形を整えます。それから中火にかけ、鶏肉には一切触らずに7〜8分間じっくりと焼き上げます。
熱いフライパンに肉を入れると皮が急激に縮んでしまいますが、冷たい状態から徐々に加熱することで皮の下の脂がじっくりと溶け出し、その脂で皮自身が揚がるようにパリッと香ばしく焼き上がるのです。余分な脂はペーパーでこまめに拭き取ることも美しく仕上げるコツです。
余熱を活かした休ませ時間と、旨味たっぷりソース
鶏肉に濃い焼き色がついて上下を返したら、弱めの中火で4分間ほど焼き、中まで火を通します。焼き上がったらすぐに切らず、網を重ねたバットに取り出して2分間ほど休ませるのが重要です。この休ませ時間で余熱によって中心までふっくらと火が入り、肉汁が落ち着いて切ったときに旨味が流れ出るのを防ぎます。
さらに、肉を焼いたあとの旨味が残るフライパンに、ミニトマト、ケチャップ、しょうゆを合わせたソースの材料を入れ、弱火で2分間ほど煮詰めることで、お肉の旨味を余すところなくソースに移し込むことができます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
きじまりゅうたさんのチキンソテーには、皮の香ばしさとトマトソースの程よい酸味に寄り添うようなワインがよく合います。特におすすめしたいのが、軽やかな赤ワインや、果実味の豊かなロゼワインです。
例えば、フランスのブルゴーニュ地方で作られる「ピノ・ノワール」は、チェリーやラズベリーのような赤い果実の香りと穏やかな酸味があり、トマトケチャップやミニトマトを使ったソースの甘酸っぱさと見事に調和します。
また、少し冷やした「ボージョレ・ヌーヴォー」などのガメイ種のワインも、鶏肉のさっぱりとした脂の旨味を引き立ててくれます。白ワインを合わせたい場合は、樽香を抑えた「シャルドネ」や、フレッシュな「ソーヴィニヨン・ブラン」を選ぶと、ベビーリーフの爽やかな苦味やトマトの風味と綺麗にマッチします。
特別な日の食卓にはもちろん、カジュアルな晩酌のお供としても、料理とワインの至福のマリアージュをお楽しみいただけます。
保存テクニックと温め直し方
チキンソテーが余ってしまった場合や作り置きにしたい場合は、粗熱をしっかりと取ってから清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で保存してください。保存期間の目安は約2〜3日です。お肉のパサつきを防ぐため、保存する際は切らずに一枚肉のまま保存するか、ソースをたっぷり絡めておくのがおすすめです。
温め直すときは、電子レンジで軽く加熱したあと、トースターやフライパンで表面をサッと焼くと、皮の香ばしさが少し復活します。ただし、トマトソースは水分が多く傷みやすいので、季節を問わず早めに食べ切ることを心がけてください。お弁当のおかずとして活用するのも大変おすすめです。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、きじまりゅうたさん直伝の「チキンソテー」のレシピを詳しくご紹介しました。鶏もも肉の下ごしらえとして、厚みを均等にし、塩を振って15分置くというひと手間が、お肉の臭みを消して中まで均一に火を通すための重要なステップです。
さらに、火をつける前のフライパンにお肉を置く「コールドスタート」を実践することで、誰でも失敗なく、皮を驚くほどパリパリに焼き上げることができます。
焼き上がったお肉をバットで休ませている間に、肉の旨味が残ったフライパンで手早く作るトマトソースは、ミニトマトのフレッシュな酸味としょうゆの隠し味が効いた絶品ソースです。ごはんのおかずにはもちろん、ワインやビールのお供にもぴったりな一品です。
プロの技を取り入れたこのチキンソテーを、ぜひ今夜の夕食のメインディッシュに作ってみてください。きっと家族みんなが大満足する一皿になります。
