今回は、料理研究家である堀江ひろ子さんのレシピをご紹介します。家庭料理の定番でありながら、どうしても生臭さが気になったり、身がパサついてしまったりと、意外と奥が深いさばのみそ煮。
堀江ひろ子さん直伝のレシピでは、丁寧な下ごしらえと絶妙な火加減の調整によって、ふっくらとジューシーで臭みのない仕上がりを実現しています。特別な調味料を使わず、家庭にあるおなじみの調味料だけで、料亭顔負けの本格的な味わいを作ることができるのが大きな魅力です。
下準備の段階から加熱のプロセスに至るまで、美味しく仕上げるための確かなコツがしっかりと詰まっており、普段の夕食のメインディッシュとしてはもちろん、おもてなしの席でも喜ばれること間違いなしの一品です。ぜひ今回のレシピを参考に、ご自宅の食卓でプロの味わいをお楽しみください。
【堀江ひろ子さんのレシピ】さばのみそ煮の作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings10
minutes11
minutes380
kcal21
minutes今回は、料理研究家である堀江ひろ子さんのレシピをご紹介します。家庭料理の定番でありながら、どうしても生臭さが気になったり、身がパサついてしまったりと、意外と奥が深いさばのみそ煮。
材料
さば(骨付き/切り身) 2切れ(200~250g)
ねぎ 1/2本(50g)
しょうが 1かけ(10g)
ししとうがらし 6本
しょうが(せん切り) 適量(仕上げ用。)
【A】
水 カップ3/4
砂糖 大さじ1
酒 大さじ1
しょうゆ 小さじ2
【B】
みそ 大さじ1+1/2
みりん 大さじ1
砂糖 小さじ1
作り方
- さばは紙タオルで水けを拭く。
- ポイント
- 水けをしっかり拭き取り、さば特有のくせを抑える。
- さばの皮側に十文字の切り目を入れる。
- ポイント
- 切り目を入れると火の通りがよくなり、味もしみ込みやすい。
- ねぎは1~2cm幅の斜め切りにする。しょうがは皮付きのまま薄切りにする。ししとうは指で押さえて割れ目を入れる。
- ポイント
- しょうがの皮は風味が強いので、むかずに使う。ししとうは割れ目を入れて味がしみやすくする。
- フライパンに【A】としょうがを入れて中火にかけ、ひと煮立ちさせる。
- ポイント
- 先にしょうゆベースの【A】の煮汁を煮立てる。
- さばの皮側を上にして並べ入れ、スプーンで煮汁をさばにかけながら煮る。
- ポイント
- 煮汁をかけることで皮側からも火が入って、味がよくからむ。
- フライパンの直径に合わせてアルミ箔(はく)を成形し、数か所穴を開けて落としぶたをつくる。さばの表面が固まったら落としぶたをかぶせ、6~7分間煮る。
- ポイント
- アルミ箔を一度丸めて広げ、落としぶたに凹凸をつける。アルミ箔にアクがつくのでアクを取る必要がなく、少量の煮汁でも全体に行き渡る。
- 小さめのボウルに【B】を混ぜる。
- さばの脇にねぎとししとうを加え、 7 を等分にさばにのせる。再び落としぶたをし、中火で3~4分間煮る。器に盛って煮汁をかけ、しょうがのせん切りをのせる。
- ポイント
- さばにみそをのせることで、みその味と香りがしみ込む。煮汁が多く残っていたら、盛りつけ後に軽く煮詰めるとよい。
メモ
- 堀江ひろ子さんのレシピ (さばのみそ煮)
さばのみそ煮を美味しく作る3つの極意
水けをしっかり拭き取って臭みを抑える
さばは紙タオルで水けをしっかりと拭き取ることが、魚特有のくせや臭みを効果的に抑えるための重要なポイントとなります。表面に残った余分な水分や血合いなどを綺麗に取り除くことで、調味料の味が濁らずにすっきりと素材に染み込みます。
このひと手違いが、食べたときの雑味をなくし、さば本来の上質な旨みを最大限に引き出すことにつながります。特に青魚特有の風味を上品に楽しみたい場合には欠かせない大切な工程です。
皮側に十文字の切り目を入れて火の通りをよくする
さばの皮側に十文字の切り目を入れることで、加熱したときに火の通りがよくなり、調味料の味が中までしっかりと染み込みやすくなります。身の厚い部分にも均一に熱が伝わるため、加熱ムラを防ぎ、ふっくらとした食感に仕上げることが可能です。また、見た目にも美しく仕上がり、器に盛り付けたときの完成度が高まります。
ちょっとした工夫ですが、料理の仕上がりを大きく左右する大切なポイントです。
アルミ箔の落としぶたを活用して少ない煮汁で行き渡らせる
フライパンの直径に合わせて成形し、数か所穴を開けたアルミ箔を落としぶたとして使用することで、少量の煮汁でも全体にしっかりと行き渡らせることができます。アルミ箔を一度丸めて広げて凹凸をつけることで、効率よく熱と蒸気を循環させ、さらにアルミ箔にアクがつくため別途アクを取る手間を省くことができます。
さばの表面が固まったら落としぶたをかぶせて6〜7分間煮ることで、煮崩れを防ぎながら味をしっかりと閉じ込めることが可能です。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
さばのみそ煮には、しっかりとした旨みとコクのある味わいに寄り添うドリンクがよく合います。ワインをお探しの場合は、軽やかですっきりとした酸味を持つ辛口の白ワインや、フルーティーで優しい口当たりの日本酒、あるいはキリッとした冷えたビールなどが素晴らしいペアリングとなります。
みその香ばしさと魚の脂のコクを心地よく流してくれ、一口ごとに食を進めてくれること間違いなしの組み合わせです。お好みに合わせてぜひお試しください。
保存テクニックと温め直し方
作ったさばのみそ煮を保存する際は、粗熱をしっかりと取ってから清潔な密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存してください。保存期間の目安としては、冷蔵で2〜3日以内にお召し上がりいただくのが安心です。
温め直す際は、電子レンジを使用するか、鍋に移して弱火で温めると、ふっくらとした食感と風味を損なわずに美味しくお召し上がりいただけます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、料理研究家である堀江ひろ子さんのレシピによる、絶品のさばのみそ煮の作り方をご紹介しました。丁寧な水けの拭き取りや皮側への切り目入れ、そしてアルミ箔を活用した効率的な煮込み方など、家庭で美味しく作るための知恵が詰まった素晴らしいレシピです。
長年愛され続けている定番料理だからこそ、こうした細やかなステップを踏むことで、お店のような極上の仕上がりを自宅で簡単に再現することができます。ねぎやししとう、しょうがといった香味野菜も一緒に煮込むことで、豊かな風味と彩りがプラスされ、食卓が一層華やかになります。
ぜひ今回のレシピを参考に、心温まる美味しいさばのみそ煮をご家族皆様でお楽しみください。
