堀江ひろ子さんのレシピ「里芋と豚肉のごまみそ煮」をご紹介します。秋冬の食卓に欠かせない里芋ですが、皮をむく際の手間や手のかゆみ、さらに煮込みに時間がかかるといった理由から、ご家庭では敬遠されがちな食材でもあります。
しかし、堀江ひろ子さんのこのレシピでは、電子レンジを活用することでそうしたお悩みを一気に解消しています。あらかじめ里芋を電子レンジで加熱することで、手でスルリと皮がむけるようになり、手のかゆみも防ぐことができます。
また、豚肉の旨みを存分に引き出すための火入れの工夫や、風味豊かなごまみそを最後にサッと絡めることで、短時間の調理でも驚くほどコク深く仕上がります。みその深いコク、はちみつの優しい甘み、すりごまの豊かな香ばしさが一体となった濃厚なごまみそは、淡白な里芋や豚肉と相性抜群です。
ご飯がどんどん進む甘辛い味付けは、お子様から大人まで幅広い世代に好まれる一品です。普段の夕食のメインディッシュとしてはもちろん、冷めても美味しいのでお弁当のおかずにもぴったりです。手間を省きながらも本格的な和食の味わいを楽しめる、堀江ひろ子さんの素晴らしいレシピをぜひご自宅で体験してみてください。
【堀江ひろ子さんのレシピ】里芋と豚肉のごまみそ煮の作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings15
minutes10
minutes325
kcal25
minutes堀江ひろ子さんのレシピ「里芋と豚肉のごまみそ煮」をご紹介します。秋冬の食卓に欠かせない里芋ですが、皮をむく際の手間や手のかゆみ、さらに煮込みに時間がかかるといった理由から、ご家庭では敬遠されがちな食材でもあります。
材料
里芋 250~300g
豚肩ロース肉(薄切り) 100g
にんじん 80g
青ねぎ 2~3本
【A】
だし カップ1/2
酒 大さじ1
砂糖 小さじ1
しょうゆ 小さじ1
【ごまみそ】
すりごま(白) 大さじ2
みそ 大さじ1+1/2
はちみつ 大さじ1
作り方
- 里芋は洗って耐熱皿に並べ、ラップをして電子レンジ(600W)に5~6分間かける。粗熱が取れたら皮をむき、大きかったら半分に切る。にんじんは1cm厚さの輪切りにし、耐熱皿に並べて水大さじ1をふりかける。ラップをして電子レンジに約2分間かける。
- ポイント
- 里芋はレンジにかけると、手がかゆくならずに皮がむきやすく、調理時間も短縮。
- 豚肉は食べやすい大きさに切る。青ねぎは3cm長さに切る。【ごまみそ】の材料は混ぜ合わせる。
- フライパンに【A】と豚肉を入れて強火にかけ、煮立ったら中火にする。
- ポイント
- 【A】と豚肉をフライパンに入れてから火にかけることで、肉のうまみが程よくだしに行き渡る。
- 豚肉に火が通ったら、にんじんは蒸し汁ごと加え、里芋も加えて2~3分間煮る。
- 青ねぎ、【ごまみそ】を加え、溶かしながら煮汁にとろみがつくまで強火で全体を煮からめる。
- ポイント
- 野菜に味をしみこませるというよりも、ごまみそのうまみを野菜にからめる感じで。
メモ
- 堀江ひろ子さんのレシピ (里芋と豚肉のごまみそ煮)
里芋と豚肉のごまみそ煮を美味しく作る3つの極意
里芋は電子レンジ加熱で下処理を快適に
このレシピの大きなポイントは、里芋の下処理に電子レンジを活用することです。里芋は生のまま皮をむこうとすると、ぬめりで滑りやすく、手がかゆくなってしまうことがよくあります。
しかし、洗った里芋を耐熱皿に並べてラップをし、600Wの電子レンジで5〜6分間加熱することで、粗熱が取れた後に皮を手でツルンと簡単にむくことができます。
手がかゆくなる成分も加熱によって働きが抑えられ、さらに中まで火が通るため、その後の煮込み時間が大幅に短縮されるという一石三鳥の素晴らしいテクニックです。
豚肉と調味料は火にかける前に合わせる
フライパンでの調理を始める際、温めたフライパンに肉を入れるのではなく、だし、酒、砂糖、しょうゆを合わせた煮汁(【A】)と生の豚肉を最初に合わせてから火にかけるのがコツです。
冷たい状態から少しずつ温度を上げていくことで、薄切りの豚肉が急激に硬く縮むのを防ぐだけでなく、肉から出る豊かなうまみが煮汁全体に程よく溶け出します。この肉のうまみが溶け込んだだし汁を使って里芋やにんじんを煮ることで、野菜自体に深い味わいが加わり、全体のまとまりが格段に良くなります。
ごまみそは味を染み込ませず「絡める」
仕上げに加える【ごまみそ】(すりごま、みそ、はちみつ)の扱いに、この料理を美味しく仕上げる最大の秘訣があります。調味料を加えてからじっくりと煮込んで野菜の中まで味を染み込ませようとするのではなく、強火でサッと煮汁にとろみがつくまで煮からめるように仕上げます。
こうすることで、みその豊かな風味やごまの香ばしい香りが飛ばず、フレッシュな状態で楽しむことができます。里芋のねっとりとした食感の表面に、濃厚で甘辛いごまみそがしっかりとコーティングされ、口に入れた瞬間にパンチのある美味しさを感じられます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
堀江ひろ子さんの「里芋と豚肉のごまみそ煮」は、しっかりとした味噌のコクと甘み、ごまの香ばしさが特徴の料理です。この濃厚な味わいには、日本酒の純米酒や純米吟醸酒が非常に良く合います。
お米の旨みがしっかりと感じられる純米酒は、みそやはちみつの甘辛い風味を優しく包み込み、豚肉の脂の甘みと見事なマリアージュを生み出します。少しぬる燗にすると、里芋のホクホクとした温かみと相まって、より一層リラックスした食中酒として楽しめます。
また、ワインを合わせる場合は、果実味が豊かで少しスパイシーなニュアンスを持つ赤ワイン、例えばローヌ地方のシラーや、軽やかなピノ・ノワールがおすすめです。みその発酵した風味とごまのロースト感に、赤ワインの程よいタンニンが同調し、和食とワインの新しい組み合わせを発見できるでしょう。
保存テクニックと温め直し方
粗熱をしっかりと取った後、清潔な密閉性の高い保存容器に入れて冷蔵庫で保存してください。冷蔵保存の目安は約2〜3日です。食べる際は、電子レンジで中心までしっかりと温め直すか、小鍋に移して弱火で焦げないように優しく温めてください。温め直すことで、ごまみその香りが再び立ち上がります。
ただし、里芋は冷凍すると食感がパサパサと変わってしまい、本来のねっとりとしたホクホクの美味しさが損なわれるため、冷凍保存はおすすめできません。
このレシピのまとめと栄養のポイント
堀江ひろ子さんの「里芋と豚肉のごまみそ煮」は、手間がかかると思われがちな里芋料理のハードルを大きく下げてくれる、実用性と美味しさを兼ね備えた素晴らしいレシピです。
電子レンジを活用した画期的な下処理によって、皮むきの煩わしさや手のかゆみ、長時間の煮込みから解放され、忙しい日の夕食にも気軽に取り入れることができます。豚肉の旨みを逃さずに引き出す火入れのテクニックや、最後にごまみそをサッと絡めて香りを生かす仕上げなど、シンプルながらも計算された調理法が光ります。
みそとはちみつ、すりごまが織りなす濃厚でコク深い味わいは、白いご飯のおかずとしてこれ以上ないほどの相性を誇ります。里芋のねっとり感と豚肉の旨みを堪能できる、心も体も温まる一品です。
