今回は、料理研究家である堀江ひろ子さんの「ハムグラタン」のレシピをご紹介します。グラタンといえばホワイトソースを作る手間がかかったり、オーブンでの加熱時間が長かったりして、少しハードルが高いと感じる方も多いかもしれません。
しかし、堀江ひろ子さんのこちらのレシピは、ホワイトソースの代わりに絹ごし豆腐を使用するという画期的なアイデアで、驚くほど手軽に作ることができます。メインの食材は豆腐、ハム、トマトといった冷蔵庫に常備しやすいものばかり。
さらに青じそを加えることで、さっぱりとした和の風味が加わり、最後まで飽きずに美味しく食べられる一品に仕上がります。調理の工程も非常にシンプルで、豆腐の水切りをして材料を切り、順番にグラタン皿に重ねてオーブントースターで焼き上げるだけ。
忙しい平日の夕食作りや、あと一品欲しい時にも大活躍間違いなしのレシピです。グラタンの濃厚な美味しさは保ちつつ、豆腐を使っているためとてもヘルシーで罪悪感なく楽しめるのも嬉しいポイント。堀江ひろ子さんならではの、家庭に寄り添った簡単で美味しいハムグラタン、ぜひ今夜の食卓に取り入れてみてください。
この手軽さと美味しさに、きっと何度もリピートしたくなるはずです。
【堀江ひろ子さんのレシピ】ハムグラタンの作り方
Course: 主菜Cuisine: 洋食2
servings15
minutes8
minutes250
kcal23
minutes今回は、料理研究家である堀江ひろ子さんの「ハムグラタン」のレシピをご紹介します。グラタンといえばホワイトソースを作る手間がかかったり、オーブンでの加熱時間が長かったりして、少しハードルが高いと感じる方も多いかもしれません。
材料
ハム 4~8枚
絹ごし豆腐 1丁(300g)
トマト 1コ
青じそ(せん切り) 1ワ分(10枚)
ピザ用チーズ 50~60g
塩
こしょう
【A】
顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと)(中国風) 小さじ1
かたくり粉 大さじ1
作り方
- バットに新聞紙と紙タオルを重ねる。豆腐を粗くくずしてのせ、10分間おいて水けをきる。
- ハムは重ねたまま半分に切り、細切りにする。トマトはヘタを取って半月形の薄切りにし、塩・こしょうを軽くふる。
- 豆腐をボウルに入れ、【A】を加えて軽く混ぜる。
- ポイント
- かたくり粉を加えるのは、豆腐から水分が出るのを防ぐため。
- グラタン皿にトマト、豆腐、青じそ、ハムの順に重ねる。
- ピザ用チーズを散らし、オーブントースターで7~8分間焼く。
メモ
- 堀江ひろ子さんのレシピ (ハムグラタン)
ハムグラタンを美味しく作る3つの極意
豆腐の水分をしっかり抜いて食感をよくする
グラタンに絹ごし豆腐を使用する際、最も重要な工程が水切りです。このレシピでは、バットに新聞紙と紙タオルを重ね、その上に粗くくずした豆腐をのせて10分間置くという方法をとっています。豆腐をくずすことで表面積が広がり、短時間で効率よく水分を抜くことができます。
水分が残っているとグラタン全体が水っぽくなり、味がぼやけてしまう原因になります。しっかりと水気を切ることで、豆腐の旨味が凝縮され、チーズや他の具材とのなじみが格段に良くなります。新聞紙と紙タオルを併用することで、余分な水分をしっかりと吸収してくれるため、必ずこの工程を行ってから調理を進めてください。
かたくり粉で豆腐から出る水分を防ぐ
豆腐の水分対策として、水切りに加えてもう一つ重要なのが「かたくり粉」の役割です。ボウルに入れた豆腐に顆粒チキンスープの素とかたくり粉(大さじ1)を加えて混ぜる工程がありますが、これは加熱中に豆腐からさらなる水分が染み出すのを防ぐための重要なポイントです。
かたくり粉が豆腐の表面をコーティングして水分を閉じ込める働きをするため、焼き上がりのグラタンが水っぽくならず、とろりとした良い食感に仕上がります。また、顆粒チキンスープの素を一緒に混ぜ込むことで、淡白な豆腐にしっかりと下味がつき、中華風の深いコクと旨味が加わります。
全体をムラなく軽く混ぜ合わせてから重ねるようにしましょう。
食材を重ねる順番で風味と彩りを生かす
グラタン皿に具材を敷き詰める際、「トマト、豆腐、青じそ、ハム」の順番で重ねることも、美味しさを引き立てるポイントです。一番下にトマトを敷くことで、オーブントースターで加熱した際にトマトの旨味成分を含む果汁がグラタン皿の底に広がり、ソースのような役割を果たします。
その上に下味をつけた豆腐をのせ、間にせん切りの青じそを挟むことで、爽やかな香りが全体に行き渡ります。そして一番上にハムを配置することで、ハムのほどよい塩気と旨味が下の具材に染み込み、食欲をそそる焦げ目もつきやすくなります。
最後にピザ用チーズを散らして7~8分焼けば、香ばしさと爽やかさが絶妙にマッチしたグラタンの完成です。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
このヘルシーな豆腐を使ったハムグラタンには、すっきりとしながらも果実味が感じられる白ワインがよく合います。特におすすめなのは、ソーヴィニヨン・ブランやピノ・グリージョといった品種のワインです。
ソーヴィニヨン・ブランの持つ爽やかなハーブの香りと柑橘系の酸味は、グラタンの間に挟んだ青じその清涼感と見事に調和します。また、トマトの酸味とも相性が良く、食事全体のバランスを軽やかに整えてくれます。
チーズのコクやハムの塩気に対しては、ピノ・グリージョの持つ穏やかな果実味と程よいミネラル感が優しく寄り添い、味わいをより深く引き立ててくれるでしょう。ワインはしっかりと冷やして、熱々のグラタンと一緒にお楽しみいただくのがおすすめです。
お酒が飲めない方や軽めのドリンクがお好みの方には、冷たいジャスミンティーや、レモンスライスを浮かべた炭酸水なども、口の中をさっぱりとさせてくれるため大変よく合います。
保存テクニックと温め直し方
このハムグラタンは、豆腐を使用しているため、基本的には出来立ての熱々をお召し上がりいただくのが一番美味しく、食感も良いです。もし余ってしまった場合は、グラタン皿ごと、あるいは清潔な保存容器に移して粗熱をしっかりと取ってから、乾燥しないようにラップをぴったりとかけて冷蔵庫で保存してください。
保存期間の目安は翌日までです。お召し上がりの際は、電子レンジで中心までしっかりと温め直した後、オーブントースターで表面のチーズが再び軽くグツグツとするまで数分焼くと、香ばしさが戻って美味しくいただけます。
ただし、豆腐は冷凍すると食感がすが入ったようにスポンジ状に変化してしまうため、このレシピの冷凍保存は避けることをおすすめします。
このレシピのまとめと栄養のポイント
堀江ひろ子さんの「ハムグラタン」は、手間のかかるホワイトソース作りを省き、身近な食材である絹ごし豆腐を活用した、画期的で実用的なレシピです。豆腐の水切りとかたくり粉によるコーティングという二つの工夫により、水っぽくならずとろりとした極上の食感を実現しています。
また、トマトの酸味、ハムの旨味、そして青じその爽やかな香りが絶妙なハーモニーを奏で、あっさりとしているのに満足感のある一皿に仕上がります。オーブントースターでの加熱時間も7~8分と短く、下準備さえしてしまえばスピーディーに食卓に出せるため、忙しい日のメインディッシュやおつまみとしても最適です。
チーズの香ばしさと中華風チキンスープのコクが後を引き、大人から子供まで幅広い世代に好まれる味わいです。ヘルシーで美味しく、かつ簡単に作れるこのグラタンレシピを、毎日の献立のレパートリーにぜひ加えてみてはいかがでしょうか。
