今回は、料理研究家の堀江ひろ子さんが手がける本格的なビーフシチューのレシピをご紹介します。ご家庭の食卓をレストランのような贅沢な空間に変えてくれる、こだわりの詰まった一品です。ゴロゴロとした牛すね肉や野菜をじっくりと煮込むことで、素材の旨味が最大限に引き出されます。
市販のルーに頼らず、トマトジュースや赤ワイン、そして丁寧に炒めた玉ねぎの甘みをベースに作るため、奥深く上品な味わいに仕上がります。手間暇をかけた分だけ感動のおいしさが返ってくる、特別な日のディナーやパーティーにもぴったりの自慢のレシピです。ぜひご家庭で丁寧な手順に沿って作ってみてください。
【堀江ひろ子さんのレシピ】ビーフシチューの作り方
Course: 主菜Cuisine: 洋食4
servings25
minutes2
hours15
minutes470
kcal160
minutes今回は、料理研究家の堀江ひろ子さんが手がける本格的なビーフシチューのレシピをご紹介します。ご家庭の食卓をレストランのような贅沢な空間に変えてくれる、こだわりの詰まった一品です。ゴロゴロとした牛すね肉や野菜をじっくりと煮込むことで、素材の旨味が最大限に引き出されます。
材料
牛すね肉(塊) 400~500g
たまねぎ 2コ(400g)
じゃがいも 2コ(300g)
にんじん 1本(150g)
マッシュルーム 1パック(100g)
赤ワイン カップ1/2
塩
こしょう
小麦粉 大さじ2
サラダ油
【A】
トマトジュース(無塩) カップ3/4
水 カップ3
固形スープの素(もと)(洋風) 1コ
ローリエ 1枚
【B】
しょうゆ 小さじ1
ウスターソース 小さじ1
こしょう 少々
ナツメグ 少々
作り方
- たまねぎ1コはみじん切りにする。牛肉は3~4cm角に切ってポリ袋に入れる。塩小さじ3/4、こしょう少々を加え、袋を振って牛肉にまぶし、袋の上から手でたたくようにしてもみ込む。小麦粉大さじ2を加え、袋を振って牛肉にまぶす。
- 厚手の鍋にサラダ油大さじ2と 1 のたまねぎを入れてサッと混ぜ、強めの中火で焼きつける。チリチリと音がして色づきはじめたら再びサッと混ぜ、中火にする。濃い茶色になるまで時々混ぜながら炒める。
- ポイント
- ここで炒めたたまねぎの色が、でき上がりの色を決めるので、しっかりと炒める。
- フライパンにサラダ油大さじ1を強めの中火で熱し、 1 の牛肉を並べ、濃い焼き色がつくまで10分間ほど両面を焼く。フライパンは洗わずにおく。
- ポイント
- 肉の表面にうっすらと汗をかいたように水分が出て、片面にしっかりと焼き色がついたら上下を返す。
- 3 の牛肉を 2 の鍋に移して赤ワインを加え、ふたをして1分間ほど蒸し煮にする。【A】を加え、沸騰したらアクを取って弱火にする。ふたをしたまま1時間~1時間30分ほど、肉が柔らかくなるまで煮込む。
- ポイント
- 圧力鍋の場合は、1時間30分煮込むかわりに15分間加圧してもよい。
- じゃがいもは大きめに切り、水にさらして水けをきる。にんじんは大きめの乱切りにし、たまねぎ1コはくし形に切る。
- ポイント
- じゃがいもは水にさらすことで余分なでんぷんが落ち、焼くときにくっつきにくい。
- 3 のフライパンを中火で熱し、じゃがいも、にんじん、たまねぎ、マッシュルームを強めの中火で焼く。こんがりと色づいたら 4 の鍋に加え、15~20分間煮込む。
- 野菜が柔らかくなったら【B】を加え、味をみて塩少々で調える。
メモ
- 堀江ひろ子さんのレシピ (ビーフシチュー)
ビーフシチューを美味しく作る3つの極意
飴色になるまでしっかりと炒める玉ねぎのベース
このレシピの最初のポイントは、みじん切りにした玉ねぎを濃い茶色になるまでしっかりと炒めることです。強めの中火で焼きつけ、チリチリと音がして色づきはじめたら中火にし、時々混ぜながらじっくりと火を通します。ここで炒めた玉ねぎの色と香ばしさが、シチュー全体の色合いとコク深い味わいの決め手となります。
焦がさないように気をつけながら、玉ねぎの甘みと旨味を極限まで引き出しましょう。
牛肉の表面を香ばしく焼きつけてから煮込む
牛すね肉は3~4cm角に切り、塩とこしょうをしっかりともみ込んだあと、小麦粉をまぶしてからフライパンで両面を10分間ほどじっくりと焼きます。肉の表面にうっすらと汗をかいたように水分が出て、片面にしっかりと焼き色がついたら上下を返すのがコツです。
この香ばしい焼き色がシチューにコクと深みを与え、煮込んでも旨味が中にしっかりと閉じ込められてジューシーな仕上がりになります。
野菜をあらかじめ焼いてから煮込む香ばしさの演出
じゃがいも、にんじん、たまねぎ、マッシュルームなどのごろごろとした野菜は、あらかじめフライパンでこんがりと色づくまで焼いてから鍋に加えます。じゃがいもはあらかじめ水にさらすことで余分なでんぷんが落ち、焼くときにお互いにくっつきにくくなります。
しっかりと焼いて香ばしさをまとわせた野菜を煮込むことで、形が崩れにくく、煮崩れを防ぎながら野菜本来の甘みと香りを存分に楽しむことができます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
じっくりと煮込んだ濃厚な旨味を持つビーフシチューには、しっかりとボディのある赤ワインが最高の相性を発揮します。特にカベルネ・ソーヴィニヨンやシラーといった、果実味豊かで渋みがしっかりとしたフルボディの赤ワインがおすすめです。
ワインの持つ樽の香りと心地よい酸味が、牛肉の旨味やコクのあるソースを見事に引き立て、口の中で贅沢なマリアージュを生み出します。また、シンプルにバゲットを添えて、ソースに浸しながら楽しむのも絶品です。
保存テクニックと温め直し方
作りたてはもちろん、冷蔵庫で一晩寝かせることで味がしっかりと馴染み、さらに美味しく召し上がっていただけます。保存の際は清潔な密閉容器に入れ、粗熱を取ってから冷蔵庫で保存し、2〜3日以内にお召し上がりください。
長期保存したい場合は、じゃがいもやにんじんなどの食感が損なわれやすい根菜類を取り除くか、しっかりと冷ましてから冷凍用保存袋に入れて冷凍保存することも可能です。解凍する際は、弱火でゆっくりと加熱し、焦げ付かないようにかき混ぜながら温めてください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
料理研究家の堀江ひろ子さんが提案するビーフシチューは、丁寧な下ごしらえと火入れのコツが詰まった本格的なレシピです。みじん切りにした玉ねぎを濃い茶色になるまで炒め、香ばしく焼き色をつけた牛すね肉を赤ワインやトマトジュースとともに1時間から1時間半じっくり煮込みます。
さらに、あらかじめ香ばしく焼いたじゃがいも、にんじん、たまねぎ、マッシュルームを加えることで、旨味が凝縮された深い味わいが完成します。しょうゆやウスターソース、ナツメグを隠し味に加えることで、全体の味がキュッと引き締まります。
特別な日のおもてなしや、家族みんなで囲む温かい食卓のメインディッシュにふさわしい、心まで満たされる一品です。
