今回は、素材の持ち味を最大限に引き出すシンプルで丁寧な料理で絶大な人気を誇る、料理研究家・飛田和緒さんのレシピ「ズッキーニとかじきのステーキ」をご紹介します。旬のみずみずしいズッキーニと、淡白でありながら旨味の詰まっためかじきを組み合わせた、食卓のメインディッシュにぴったりの一品です。
このレシピの魅力は、何といってもにんにくの香りをじっくりと移したオリーブオイルで焼き上げる点にあります。特別な調味料を使わず、塩と黒こしょうというごくシンプルな味付けだからこそ、ズッキーニの甘みやかじきのふっくらとした食感が際立ちます。
かじきの下ごしらえに少しの時間をかけることで、魚特有の臭みが抜け、驚くほど上品な仕上がりになります。忙しい日の夕食にも、お酒を楽しむ週末のディナーにも最適なこのステーキレシピ。飛田和緒さんの丁寧な手法をそのまま再現し、素材本来の美味しさを味わう贅沢なひとときをぜひご家庭でお楽しみください。
【飛田和緒さんのレシピ】ズッキーニとかじきのステーキの作り方
Course: 主菜Cuisine: 洋食2
servings15
minutes10
minutes260
kcal25
minutes今回は、素材の持ち味を最大限に引き出すシンプルで丁寧な料理で絶大な人気を誇る、料理研究家・飛田和緒さんのレシピ「ズッキーニとかじきのステーキ」をご紹介します。旬のみずみずしいズッキーニと、淡白でありながら旨味の詰まっためかじきを組み合わせた、食卓のメインディッシュにぴったりの一品です。
材料
ズッキーニ(小) 2本(240g)
めかじき(切り身) 2切れ(200g)
にんにく(薄切り) 1かけ分
塩
オリーブ油
黒こしょう(粗びき)
作り方
- めかじきは表面の水けを拭き取り、塩小さじ1/3を全体にふって軽くすり込む。10分間ほどおき、もう一度水けを拭き取る。
- ズッキーニは縦半分に切り、切り口に塩少々をすり込む。
- フライパンにオリーブ油大さじ2とにんにくを入れて弱火にかけ、にんにくがこんがりとしたら取り出す。
- 3 のフライパンにズッキーニを切り口を下にして入れ、弱めの中火で焼きつける。こんがりとしてきたら上下を返して少し寄せ、あいたところにめかじきを加えて一緒に焼く。めかじきの側面の色が厚みの半分くらいまで変わってきたら、上下を返して焼く。火が通ったら、器に盛って黒こしょう少々をふり、 3 のにんにくを散らす。
- ポイント
- にんにく風味のオイルでじっくりと焼くのがポイント。ズッキーニが大きい場合はふたをして蒸し焼きにするとよい。
メモ
- 飛田和緒さんのレシピ (ズッキーニとかじきのステーキ)
ズッキーニとかじきのステーキを美味しく作る3つの極意
かじきの下処理で旨味を引き出す
めかじきを美味しく焼き上げるための重要なポイントは、丁寧な下ごしらえにあります。表面の水気を一度拭き取ってから、塩小さじ1/3を全体にすり込み、約10分間置きます。このひと手間によって、魚の余分な水分とともに生臭さが抜け、身がぐっと引き締まります。
10分経ったら、表面に浮き出た水分をペーパータオル等でもう一度しっかりと拭き取ることを忘れないでください。この作業を怠ると、焼いている間に水分が出てしまい、きれいな焼き色がつきにくくなるだけでなく、生臭さが残る原因にもなります。
塩味が均等に入り、魚本来の旨味が凝縮されるため、仕上がりのふっくら感と美味しさが格段にアップします。
にんにく風味のオイルを丁寧に作る
フライパンに大さじ2のオリーブオイルと薄切りにしたにんにくを入れ、弱火でじっくりと加熱して香りを引き出します。にんにくが焦げると苦味が出て料理全体の味を損ねてしまうため、必ず弱火で火を通し、こんがりときつね色になったタイミングで一度取り出しておくのがコツです。
こうすることで、オリーブオイルに極上の香りが移り、後から焼くズッキーニとめかじきにその風味がしっかりとコーティングされます。取り出したにんにくは、最後にトッピングとして散らすことで、サクサクとした食感と香ばしさが最高のアクセントになります。
オイルに香りを移す工程は、焦らず丁寧に行うことが美味しさの鍵となります。
素材に合わせた焼き加減とタイミング
ズッキーニは縦半分に切り、切り口を下にして弱めの中火でじっくりと焼きつけます。もしズッキーニが大きい場合は、中まで火を通すためにふたをして蒸し焼きにするのがおすすめです。ズッキーニがこんがりとしたら端に寄せ、同じフライパンでめかじきを焼きます。
めかじきは火を通しすぎるとパサついてしまうため、側面の色が厚みの半分くらいまで白く変わってきたタイミングで上下を返すのがベストです。同じフライパンで焼くことで、めかじきの旨味がオイルに溶け出し、それがズッキーニにも染み込んで一体感のある味わいを生み出します。
素材ごとに最適なタイミングで火を入れることで、完璧なステーキが完成します。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
飛田和緒さんの「ズッキーニとかじきのステーキ」は、オリーブオイルとにんにくの香ばしさ、そして素材の旨味が引き立つシンプルな味わいなので、キリッと冷やした白ワインとのペアリングが最高にマッチします。
特におすすめなのが、柑橘系の爽やかな酸味とミネラル感を持つイタリア産のソーヴィニヨン・ブランや、スッキリとした飲み口のピノ・グリージョです。これらのワインが持つフルーティーな香りが、かじきの淡白な旨味とズッキーニの甘みを引き立て、オリーブオイルのコクをすっきりと洗い流してくれます。
また、少し樽香のあるふくよかなシャルドネを選ぶと、こんがりと焼けたにんにくの風味や黒こしょうのスパイシーさと素晴らしい相乗効果を生み出します。ワイン以外であれば、すだちやレモンを軽く絞った爽やかな炭酸水、またはキレのある辛口の冷酒を合わせるのも、和洋折衷の良さを楽しめる素敵な選択肢となります。
保存テクニックと温め直し方
この料理は出来立ての香ばしさと熱々を味わうのが一番ですが、余った場合は冷蔵庫で保存することが可能です。粗熱がしっかりと取れてから、清潔な密閉容器に入れ、冷蔵庫で1〜2日以内に食べ切るようにしてください。
温め直す際は、電子レンジで軽く加熱するか、フライパンに少量のオリーブオイルをひいて弱火でサッと焼き直すと、風味が損なわれにくくなります。ただし、ズッキーニから水分が出やすいため、食感が少し柔らかくなる点にご留意ください。かじきは固くなりやすいため、温めすぎには注意が必要です。
このレシピのまとめと栄養のポイント
飛田和緒さんのレシピ「ズッキーニとかじきのステーキ」は、スーパーで手に入る身近な食材を、少しの工夫でレストランのような一皿に仕上げる素晴らしいレシピです。
かじきに塩をふって余分な水分を抜く丁寧な下ごしらえ、にんにくの香りをじっくりと移したオリーブオイルの活用、そして素材ごとに適切な焼き加減を見極めるという3つのポイントを押さえるだけで、驚くほど風味豊かに仕上がります。
ズッキーニのジューシーな甘みとかじきのふっくらとした食感、そして最後に散らしたカリカリのにんにくと黒こしょうのアクセントが絶妙なバランスで口の中に広がります。手間がかからずシンプルでありながら、素材の美味しさをストレートに味わえるため、日常の食卓を豊かに彩る心強いメイン料理となるでしょう。
ぜひ今夜の夕食に取り入れてみてください。
