中華料理の第一人者である陳建太郎さんのレシピ「豚こまのピリ辛豆板醤(トーバンジャン)煮」をご紹介します。春キャベツや新じゃがいも、春にんじんといった旬の甘みが詰まった野菜と、旨味たっぷりの豚こま切れ肉を、ピリッと辛い豆板醤ベースのスープでサッと煮込んだ絶品の中華料理です。
このレシピの魅力は、なんといっても豆板醤を最初に炒めることで引き出される芳醇な香りと、最後のアツアツ油をジュワッとかける本格的な仕上げの工程にあります。お店のような本格的な味わいでありながら、手に入りやすい食材を使って家庭でも手軽に作ることができるのが嬉しいポイントです。
ご飯が止まらなくなるピリ辛味は、毎日の献立のメインディッシュとしてはもちろん、お酒のお供にもぴったりです。豚肉の下味にもしっかりと工夫が凝らされており、柔らかな食感に仕上がります。陳建太郎さん直伝の本格的な味わいを、ぜひご家庭の食卓でお楽しみください。
【陳建太郎さんのレシピ】豚こまのピリ辛豆板醤(トーバンジャン)煮の作り方
Course: 主菜Cuisine: 中華2
servings15
minutes15
minutes406
kcal30
minutes中華料理の第一人者である陳建太郎さんのレシピ「豚こまのピリ辛豆板醤(トーバンジャン)煮」をご紹介します。春キャベツや新じゃがいも、春にんじんといった旬の甘みが詰まった野菜と、旨味たっぷりの豚こま切れ肉を、ピリッと辛い豆板醤ベースのスープでサッと煮込んだ絶品の中華料理です。
材料
豚こま切れ肉 100g
春キャベツ 1/8コ(140g)
新じゃがいも 50g
春にんじん 30g
水溶きかたくり粉 大さじ1~2(かたくり粉を同量の水で溶く。)
粉とうがらし(粗びき) 小さじ1(一味とうがらしでもよい。)
香菜(シャンツァイ) 適宜
サラダ油 大さじ4
【下味】
塩 少々
こしょう 少々
酒 大さじ1/2
しょうゆ 小さじ1/2
水溶きかたくり粉 大さじ1(かたくり粉を同量の水で溶く。)
【A】
豆板醤(トーバンジャン) 大さじ1~1+1/2
チキンスープ カップ1+1/2(顆粒(かりゅう)チキンスープの素(もと)(中国風)を表示どおりに湯で溶く。)
酒 大さじ1
しょうゆ 小さじ1/2~1
こしょう 少々
作り方
- 豚肉に、【下味】を順にからめる。
- キャベツは一口大に切り、じゃがいも、にんじんは一口大の薄切りにする。じゃがいも、にんじんは柔らかくなるまで熱湯でゆで、ざるに上げる。
- フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、【A】の豆板醤を炒める。香りがたったらキャベツを加えてからめ、残りの【A】を加える。煮立ったら豚肉、じゃがいも、にんじんを加える。
- 豚肉に火が通ったら一度火を止め、水溶きかたくり粉を加えて混ぜる。再び火にかけ、とろみがついたら器に盛り、粉とうがらしをふる。フライパンで、サラダ油大さじ3をアツアツに熱してかけ、好みで香菜をのせる。
メモ
- 陳建太郎さんのレシピ (豚こまのピリ辛豆板醤(トーバンジャン)煮)
豚こまのピリ辛豆板醤(トーバンジャン)煮を美味しく作る3つの極意
豆板醤は最初に油で炒めて香りを引き出す
フライパンにサラダ油(大さじ1)を熱した際、まずは【A】の豆板醤だけを先に炒めることがこのレシピの大きなポイントです。豆板醤はそのままスープに溶かすのではなく、油としっかりなじませて加熱することで、特有の奥深い香りと旨味が最大限に引き出されます。
香りが立ったところで春キャベツを加えて絡めることで、キャベツの甘みと豆板醤の辛味のバランスが絶妙に仕上がります。焦げないように火加減に注意しながら、しっかりと香りを立たせてから残りの調味料や具材を加えるようにしましょう。このひと手間で、家庭の味がぐっと本格的な中華料理の味わいに近づきます。
豚肉に水溶き片栗粉で下味をつける
豚こま切れ肉には、塩、こしょう、酒、しょうゆに加えて、大さじ1の水溶き片栗粉をしっかりと揉み込んで下味をつける手順があります。片栗粉をまとわせることで、豚肉の旨みや肉汁が外に逃げるのを防ぎ、煮込んでもパサパサにならず、つるんとしたなめらかな口当たりと柔らかな食感を保つことができます。
また、お肉の表面にまとった片栗粉が、ピリ辛のスープをしっかりとキャッチしてくれるため、一口食べたときの味わいが格段にアップします。順番通りにしっかりと調味料を絡めていくことが、美味しい仕上がりの秘訣です。
仕上げの熱々油と粉唐辛子で香りと辛味をプラス
器に盛り付けた後、粉とうがらし(小さじ1)を振り、フライパンでアツアツに熱したサラダ油(大さじ3)を上からジュワッとかけるのが、このレシピ最大のハイライトです。高温の油が粉唐辛子に触れることで、香ばしい香りと鮮烈な辛味が爆発的に広がり、食欲を強く刺激します。
ただ辛いだけでなく、油のコクが全体に行き渡ることで、味に深い奥行きが生まれます。油を熱する際は大変熱くなるので火傷に十分注意が必要ですが、この工程を省かずに実践することで、まるで中華料理店で出てくるような臨場感と本格的な風味をご家庭で楽しむことができます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
この「豚こまのピリ辛豆板醤煮」は、豆板醤のコク深い辛味と最後にジュワッとかける熱々油の香ばしさが特徴的なため、合わせるお酒もそれに負けない風味を持つものがぴったりです。
ワインを合わせるなら、フルーティーでほんのり甘みのあるロゼワインや、スパイシーな果実味を持つミディアムボディの赤ワイン(シラーやグルナッシュなど)がおすすめです。ワインの果実味が豆板醤の辛味を優しく包み込み、豚肉の旨味を引き立ててくれます。
また、中華料理の王道として、キリッと冷えた爽快なピルスナータイプのビールや、香りの良いジャスミンハイ、スッキリとした強炭酸のハイボールも間違いのない組み合わせです。油のコクと唐辛子の辛味を、炭酸の爽快感がすっきりと洗い流してくれ、次の一口をより一層美味しく感じさせてくれます。
お好みで香菜(シャンツァイ)をたっぷりと乗せる場合は、ハーブの香りに合わせて爽やかなソーヴィニヨン・ブランを合わせるのも粋な楽しみ方です。
保存テクニックと温め直し方
調理済みの「豚こまのピリ辛豆板醤煮」を保存する場合は、粗熱をしっかりと取ってから清潔な密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存してください。保存期間の目安は約2〜3日程度です。
春キャベツや新じゃがいもなどの野菜から水分が出やすいため、温め直す際はフライパンに戻して全体をサッと加熱するか、電子レンジで中心までしっかりと温めてください。ただし、じゃがいもは冷凍すると食感がパサパサになってしまうため、冷凍保存には向いていません。
美味しさを保つためにも、なるべく冷蔵保存の期間内に食べ切ることをおすすめします。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、陳建太郎さん直伝のレシピ「豚こまのピリ辛豆板醤(トーバンジャン)煮」をご紹介しました。
手に入りやすい豚こま切れ肉と、春キャベツや新じゃがいもなどの甘み豊かな野菜を使いながらも、豆板醤の香りの引き出し方や、豚肉の下味のつけ方、そして仕上げの熱々油の演出など、プロならではのテクニックが詰まった素晴らしい一品です。
一つ一つの手順を丁寧に行うことで、ご家庭でも驚くほど本格的な中華料理の味わいを再現することができます。ご飯のおかずとしてはもちろん、ビールやワインなどのお酒のおつまみとしても大活躍間違いなしのレシピです。ピリッとした辛味と豊かな香りが食欲をそそり、一口食べればお箸が止まらなくなることでしょう。
ぜひこの機会に、陳建太郎さんの本格中華レシピをご家庭のキッチンで挑戦してみてください。
