今回は、SNSやメディアで大人気の料理研究家、ジョーさん。さんのレシピ「するめいか大根」をご紹介します。大根といかの煮物は日本の家庭料理の定番ですが、いかの下処理が面倒だったり、火加減が難しくていかが硬くなってしまったりと、意外と手間がかかる印象を持つ方も多いのではないでしょうか。
しかし、このジョーさん。さんのレシピでは、生鮮のいかではなく旨味が凝縮された「乾燥スルメイカ」を使用し、さらに火を通す工程をすべて「炊飯器」にお任せするという画期的なアプローチを採用しています。
炊飯釜にすべての材料を入れてスイッチを押すだけという手軽さでありながら、スルメイカから出る濃厚な出汁が大根の芯までしっかりと染み込み、料亭で味わうような奥深い味わいを家庭で簡単に再現することができます。
忙しい日の夕食のメインディッシュとしてはもちろん、冷めても味が馴染んで美味しいので、お弁当のおかずや、晩酌のお供にもぴったりな一品です。ぜひ、この究極のほったらかしレシピをご自宅でお試しください。
【ジョーさん。さんのレシピ】するめいか大根の作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings10
minutes1
hour45
minutes170
kcal115
minutes今回は、SNSやメディアで大人気の料理研究家、ジョーさん。さんのレシピ「するめいか大根」をご紹介します。大根といかの煮物は日本の家庭料理の定番ですが、いかの下処理が面倒だったり、火加減が難しくていかが硬くなってしまったりと、意外と手間がかかる印象を持つ方も多いのではないでしょうか。
材料
乾燥スルメイカ40g
大根1/3本
しょうが1かけ
しょうゆ大2
酒大2
みりん大2
砂糖小2
水400ml
小口ネギ適量
作り方
- 炊飯釜に乾燥スルメイカ、厚さ1.5cmのいちょう切りにした大根、しょうが、醤油、酒、みりん、砂糖、水を入れる
- 炊飯器の通常モードで炊飯する
- 炊き上がったら保温モードのまま1時間置いて味を染み込ませる
- 器に盛り付け、お好みで小口ネギを散らせば完成
メモ
- ジョーさん。さんのレシピ (するめいか大根)
するめいか大根を美味しく作る3つの極意
乾燥スルメイカをそのまま入れて濃厚な出汁を抽出する
このレシピの最大のポイントは、生のいかではなく乾燥スルメイカを40g使用する点にあります。乾燥スルメイカには、生のいかにはない凝縮されたアミノ酸などの旨み成分がたっぷりと含まれています。
これを出汁を取る目的と具材としての目的の両方で活用することで、水400mlと基本の調味料(しょうゆ、酒、みりん、砂糖)だけでも驚くほどコクのある煮汁が完成します。
事前の面倒な水戻し作業などは不要で、そのまま炊飯釜に入れるだけで、炊飯の熱と水分で自然に柔らかく戻り、同時に大根へ極上の海鮮出汁を染み込ませることができます。
大根は1.5cm厚さのいちょう切りで火の通りを均一に
大根の切り方も仕上がりを左右する重要な要素です。このレシピでは大根1/3本を「厚さ1.5cmのいちょう切り」に指定しています。この1.5cmという厚みは、炊飯器の通常モードによる加熱時間と絶妙にマッチするサイズです。
これより厚いと中まで火が通らなかったり味が染み込まなかったりする可能性があり、逆に薄すぎると炊飯中に煮崩れを起こしてしまいます。また、輪切りではなくいちょう切りにすることで、煮汁に触れる表面積が大きくなり、スルメイカの旨味と調味料が短時間でもしっかりと大根の内部まで浸透しやすくなります。
炊き上がり後、保温モードで1時間寝かせて味を染み込ませる
炊飯器の通常モードで加熱が終わった後、「保温モードのまま1時間置いて味を染み込ませる」という工程がこのレシピの味を決定づけます。煮物全般に言える料理の基本原則として、食材は「温度が下がる時」または「一定の温かい温度を保ちながらゆっくりと時間が経過する時」に最も味が中へと浸透していきます。
炊き上がった直後はまだ大根の内部と外側で味の濃さに差がありますが、保温状態で1時間じっくりと寝かせることで、スルメイカの旨味が溶け出した煮汁が大根の芯まで均一に行き渡り、噛んだ瞬間にジュワッと出汁が溢れ出す極上の仕上がりになります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
ジョーさん。さんの「するめいか大根」は、スルメイカから出る海の旨みと、醤油やみりんの甘辛い和の風味が絶妙に調和した一品です。この料理には、お米のふくよかな旨みとキレのある酸味を持つ日本酒が最もよく合います。
特に、ぬる燗にした純米酒や山廃仕込みの日本酒を合わせると、スルメイカのアミノ酸と日本酒の旨み成分が相乗効果を生み出し、より一層深い味わいを楽しむことができます。
また、ワインを合わせる場合は、樽香を抑えたスッキリとした辛口の白ワイン、例えば日本の固有品種である甲州ワインや、フランスのミュスカデなどがおすすめです。いかの生臭さを引き出さず、和風の出汁の繊細な香りに優しく寄り添ってくれます。
さらに、日常の食卓であれば、麦の香ばしさが際立つ麦焼酎のお湯割りや、すっきりとした喉越しのビールとも相性抜群で、お酒がどんどん進む最高のおつまみになります。
保存テクニックと温め直し方
粗熱が完全に取れたら、清潔な密閉できる保存容器に移し替えて、必ず冷蔵庫で保存してください。冷蔵保存での日持ちの目安は約2〜3日程度となります。
煮物料理全般の特性として、作ってすぐの熱々の状態よりも、冷蔵庫で一晩じっくりと冷やして寝かせることで、さらに煮汁の旨味が大根の芯まで深く染み込み、翌日にはより一層美味しく召し上がっていただくことができます。
温め直す際は、電子レンジを使用して手軽に温めるか、小鍋に移して焦げないよう弱火でじっくりと温めてください。なお、大根は一度冷凍すると解凍時に水分が抜けて食感が変わり、スポンジのように筋っぽくなってしまうため、冷凍保存は避けて冷蔵で食べ切るようにしてください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回ご紹介したジョーさん。さんの「するめいか大根」は、家庭料理の定番である煮物を、炊飯器を活用することで究極にシンプルかつ美味しく仕上げる素晴らしいレシピです。生鮮のいかを処理する手間を省き、あらかじめ旨みが凝縮されている乾燥スルメイカを使用するというアイデアが光ります。
さらに、火加減の調整が難しい煮込み工程を炊飯器の通常モードと1時間の保温機能にすべて任せることで、誰が作っても失敗することなく、大根の芯までしっかりと味が染みた本格的な味わいを実現できます。
準備にかかる時間は大根を切って調味料を計るだけと非常に短く、あとは炊飯器が調理してくれている間に他の家事や作業ができるため、忙しい現代人のライフスタイルにぴったりと寄り添うレシピと言えます。
夕食の立派なメインディッシュとしてはもちろん、お酒のおつまみや作り置きのおかずとしても大活躍間違いなしの、リピート必至の一品です。
