料理研究家の杵島直美さんによる「かつおと豆腐の野菜あんかけ」のレシピをご紹介します。旬を迎えたかつおの旨味と、水けをきった木綿豆腐のしっかりとした食感が絶妙に調和する、満足感たっぷりの一品です。
ジャンボピーマンやアスパラガス、しめじといった彩り豊かな野菜をふんだんに使い、食感と風味のアクセントを加えています。仕上げに回し入れる卵白が、上品でふんわりとした口当たりのあんを作り上げ、食材全体を優しく包み込みます。
酸味を効かせた中華風のスープベースが全体を引き締め、最後まで飽きのこない味わいに仕上がっています。特別な日の食卓はもちろん、おもてなしや晩酌のメインとしても大変おすすめの本格的な和風中華の味わいを、ぜひご家庭でじっくりとお楽しみください。
【杵島直美さんのレシピ】かつおと豆腐の野菜あんかけの作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings15
minutes10
minutes377
kcal25
minutes料理研究家の杵島直美さんによる「かつおと豆腐の野菜あんかけ」のレシピをご紹介します。旬を迎えたかつおの旨味と、水けをきった木綿豆腐のしっかりとした食感が絶妙に調和する、満足感たっぷりの一品です。
材料
かつお(下味をつけたもの) 1/2節(150g)
木綿豆腐(水けをきったもの) 3/4丁
ジャンボピーマン(赤) 1/2コ
グリーンアスパラガス 3本
しめじ(石づきを除く) 1/2パック(50g)
卵白(溶きほぐす) 2コ分
揚げ油 適量
かたくり粉 大さじ1/2
サラダ油 大さじ1
酢 大さじ1
【A】
湯 カップ1/2
顆粒チキンスープの素(中国風) 小さじ1
砂糖 小さじ2
うす口しょうゆ 大さじ1
作り方
- かつおは4等分に切る。豆腐は色紙形に8切れに切る。
- 揚げ油を170℃に温める。 1 にかたくり粉を薄くまぶし、豆腐、かつおの順に入れて、それぞれ3分間ほど揚げる。
- ジャンボピーマンは1cm四方に切る。アスパラガスとしめじは、それぞれ1cm長さに切る。
- 鍋にサラダ油大さじ1を熱し、 3 をいためる。【A】を加え、煮立ったら酢大さじ1を加えてサッと煮て、かたくり粉大さじ1/2を倍量の水で溶いて回し入れる。とろみがついたら、スープを混ぜながら卵白を流し入れ、卵白に火を通す。
- 器にかつおと豆腐を盛り合わせ、 4 の野菜あんをかける。
メモ
- 杵島直美さんのレシピ (かつおと豆腐の野菜あんかけ)
かつおと豆腐の野菜あんかけを美味しく作る3つの極意
かつおと豆腐を170℃で3分間揚げる絶妙な火加減
このレシピでは、170℃に温めた揚げ油にかたくり粉を薄くまぶした豆腐と下味をつけたかつおを入れ、それぞれ3分間ほどじっくりと揚げることが重要なポイントとなります。170℃という適温を保つことで、かつおの旨味をしっかりと閉じ込めつつ、外側をカリッと、中はジューシーに仕上げることができます。
また、木綿豆腐は事前にしっかりと水けをきっておくことで、揚げ油に入れた際の油はねを防ぎ、香ばしく崩れにくい理想的な食感に仕上がります。食材を揚げる順番や時間を正確に守ることで、外はサクッと中はふんわりとした極上のコントラストが生み出されます。
酢を加えることで全体の味わいを引き締める酸味のバランス
野菜を炒めて【A】の調味料(湯、顆粒チキンスープの素、砂糖、うす口しょうゆ)を加えて煮立たせた後、仕上げの直前に大さじ1の酢を加えることが、このあんかけの味の決め手となります。
加熱の最後に酢を加えることで、ツンとした角が取れてまろやかになりながらも、爽やかな酸味が全体をキリッと引き締める効果を発揮します。甘みと醤油のコクがあるスープベースに絶妙な酸味が加わることで、揚げ物特有の重たさを感じさせず、最後までさっぱりと美味しく食べ進めることができます。
煮立たせた後にサッと加えるというタイミングを守ることで、風味豊かな香りと味わいがしっかりと引き立ちます。
スープを混ぜながら卵白を流し入れてふんわり仕上げるコツ
とろみがついたスープをしっかりと混ぜながら、溶きほぐした卵白2コ分を回し入れて卵白に火を通す作業が、この料理の最大の仕上がりを左右するポイントです。
沸騰しているスープの中にスープを混ぜ動かしながら卵白を静かに流し入れることで、卵白が固まりすぎず、ふんわりとした美しい雲のような食感と軽やかな口当たりを作り出すことができます。スープ全体に卵白の白さが上品に広がり、彩り豊かな野菜あん全体に優しいコクとまろやかさがプラスされます。
火加減や混ぜる手の動きに気を配りながら仕上げることで、お店のようなどこか洗練された美しいビジュアルと極上の食感を再現することができます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
「かつおと豆腐の野菜あんかけ」には、上品な酸味とすっきりとした飲み口を持つ白ワインが非常によく合います。特に、シャブリなどのミネラル感豊かな辛口白ワインを選ぶと、かつおの濃厚な旨味や揚げ物の香ばしさを爽やかに受け止め、口の中を心地よくリフレッシュしてくれます。
また、穏やかな酸味と果実味が特徴の日本ワインの甲州なども素晴らしい相性を見せます。チキンスープの旨味や酢の爽やかな酸味、ふんわりとした卵白の優しい食感と白ワインの繊細なフレーバーが調和し、料理全体の味わいをより一層引き立ててくれます。
冷たく冷やした白ワインを用意して、贅沢なマリアージュをゆっくりとお楽しみください。
保存テクニックと温め直し方
「かつおと豆腐の野菜あんかけ」を作り置き保存する際は、具材と野菜あんを別々に保存するか、できるだけその日のうちに食べ切ることをおすすめします。揚げたてのかつおと豆腐は時間が経つと衣のサクサク感が失われやすいため、食べる直前に合わせるのがベストです。
残った場合は、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存し、翌日中にはお召し上がりください。温め直す際は、電子レンジや鍋でしっかりと中心まで加熱し、品質や風味が損なわれないよう十分にご注意ください。
なお、卵白入りのあんは長時間保存すると食感が変わる可能性があるため、保存の際はできるだけ早めの消費を心がけてください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
料理研究家の杵島直美さんによる「かつおと豆腐の野菜あんかけ」は、旬の食材とたっぷりの野菜を組み合わせた贅沢で味わい深い一品です。下味をつけたかつおと水けをきった木綿豆腐に薄くかたくり粉をまぶし、170℃の油でそれぞれ3分間ほどカラッと揚げて香ばしさを引き出します。
ジャンボピーマン、アスパラガス、しめじなどの彩り豊かな野菜を炒め、チキンスープベースの調味料で煮立てたあと、酢を加えて爽やかな酸味をプラスします。倍量の水で溶いたかたくり粉でしっかりととろみをつけ、スープを混ぜながら溶きほぐした卵白を流し込んでふんわりと仕上げます。
器に盛り付けたかつおと豆腐に熱々の野菜あんをたっぷりとかければ、サクサクの食感とふんわりとした卵白の口当たり、そして絶妙な酸味と旨味が一体となった極上のハーモニーが堪能できます。特別な日のメインディッシュにもぴったりの、心も体も満たされる素敵なレシピです。
