杵島直美さんのレシピによる「巻き干し大根の甘酢漬け」をご紹介します。この料理は、大根を薄く輪切りにして干すことで旨みと甘みを凝縮させ、さらにしょうがや柚子の皮と一緒に美しく巻いて仕上げる、手間暇をかけた伝統的な味わいが魅力の一品です。
スライサーを使わずに包丁で約2mm厚さに輪切りにすることで、しっかりとした食感と絶妙な歯ごたえが生まれます。
風通しのよい場所で丸1日干した大根に、せん切りのしょうがと柚子の皮を添えてクルクルと巻き、木綿糸でしっかりと固定してからさらに2日間干すという丁寧な工程を経ることで、干し野菜ならではの深い味わいが引き出されます。
仕上げに酸に強いガラスやホウロウの容器を使い、柚子果汁、酢、砂糖、粗塩、赤とうがらしを合わせた特製の甘酢に漬け込むことで、さっぱりとした酸味とピリッとした辛みが絶妙に調和します。
食卓の小鉢としてはもちろん、お酒のおつまみや作り置きおかずとしても大変重宝する、和食の醍醐味が詰まった素晴らしいレシピです。
【杵島直美さんのレシピ】巻き干し大根の甘酢漬けの作り方
Course: 副菜Cuisine: 和食4
servings30
minutes20
minutes45
kcal50
minutes杵島直美さんのレシピによる「巻き干し大根の甘酢漬け」をご紹介します。この料理は、大根を薄く輪切りにして干すことで旨みと甘みを凝縮させ、さらにしょうがや柚子の皮と一緒に美しく巻いて仕上げる、手間暇をかけた伝統的な味わいが魅力の一品です。
材料
大根(下部の細い部分) 1/2本(400g)(正味、大根は包丁で輪切りにする。スライサーを使うと薄すぎてチリチリに乾き、巻きにくい。)
しょうが 50g
柚子の皮 1コ分
【A】
柚子の果汁 1コ分
酢 大さじ5
砂糖 大さじ2
粗塩 小さじ1/2
赤とうがらし 1本
作り方
- 大根はたわしでよく洗い、皮つきのまま約2mm厚さの輪切りにする。盆ざるに重ならないように並べ、風通しのよい場所で丸1日干し、しんなりとさせる。
- しょうがは皮をむいてせん切りにする。柚子の皮はよく洗い、白いワタをそぎ取って、せん切りにする。
- 干した大根にしょうがと柚子を2~3本ずつのせ、端からクルクルと巻く。木綿糸を二重に通した針を巻き終わりの部分に刺し、これを繰り返す。
- ポイント
- 乾くと縮むのできつめに巻く。
- 3 を風通しのよい場所につるし、2日間ほど干して乾かす。
- ポイント
- 干すことで大根の甘みが引き出され、歯ごたえもよくなる。
- 4 をサッと洗い、糸をはずして水けを絞る。酸に強いガラスやホウロウの容器に【A】の材料を入れてよく混ぜる。大根を入れて軽くおもしをのせ、数時間漬ける。
メモ
- 杵島直美さんのレシピ (巻き干し大根の甘酢漬け)
巻き干し大根の甘酢漬けを美味しく作る3つの極意
包丁を使った約2mm厚さの輪切りと丁寧な乾燥
このレシピでは、大根(下部の細い部分)をスライサーではなく、包丁を使って約2mm厚さに輪切りにすることが重要なポイントです。スライサーを使用してしまうと薄すぎてチリチリに乾いてしまい、後から具材を巻くことができなくなってしまいます。
包丁で程よい厚さに切った大根を盆ざるに重ならないように並べ、風通しのよい場所で丸1日干してしんなりとさせることで、後の成形がしやすくなり、大根本来の食感や風味がしっかりと残る仕上がりになります。
きつめの巻き上げと二度目の天日干しによる旨みの凝縮
干してしんなりとした大根に、皮をむいてせん切りにしたしょうがと、白いワタをそぎ取ってせん切りにした柚子の皮を2〜3本ずつのせ、端からクルクルとしっかりと巻いていきます。乾くと縮む性質があるため、ここではきつめに巻くことが大切です。
さらに、木綿糸を二重に通した針を巻き終わりの部分に刺して固定する作業を繰り返し、風通しのよい場所につるして2日間ほど干して乾かします。この二度の乾燥工程により、大根の甘みが一層引き出され、噛みしめるほどに味わい深い極上の歯ごたえが生まれます。
特製甘酢での漬け込みと容器の選び方
2日間干してしっかりと乾燥させた巻き干し大根は、サッと洗ってから糸をはずし、水けをしっかりと絞ります。漬け込みには酸に強いガラスやホウロウの容器を使用し、柚子の果汁、酢、砂糖、粗塩、赤とうがらしを合わせた【A】の材料を入れてよく混ぜ合わせます。
そこに処理した大根を入れて軽くおもしをのせ、数時間じっくりと漬け込むことで、甘酢の爽やかな酸味と赤とうがらしのピリッとしたアクセントが全体に均一に行き渡り、味わい深い一品が完成します。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
「巻き干し大根の甘酢漬け」の持つ、爽やかな柚子の香りや酢のすっきりとした酸味、そして大根やしょうがの凝縮された旨みには、すっきりとした辛口の日本酒(純米酒や本醸造酒など)が非常によく合います。
また、ワインをお探しの場合は、ミネラル感と引き締まった酸味を持つ日本の甲州ワインや、爽やかなアロマが特徴のソーヴィニヨン・ブランなどの白ワインを合わせることで、甘酢の爽やかな酸味とワインの果実味が互いを引き立て合い、食中酒として抜群の相性を発揮します。
おつまみ感覚で楽しむ際の上質なペアリングとして、また和食のディナーの最初を飾る小鉢に寄り添うお酒としてぜひお試しください。ゆっくりと味わうことで素材の良さがより一層引き立ちます。
保存テクニックと温め直し方
保存の際は、調理で使用した酸に強いガラスやホウロウの容器に入れたまま、あるいは清潔な密閉保存容器に移し替えて必ず冷蔵庫で保存してください。数時間しっかりと漬け込んで味をなじませた後も、冷蔵保存することで数日間は美味しく召し上がることができます。
自家製の干し野菜と甘酢漬けならではの繊細な風味や食感を損なわないようにするため、取り出す際は必ず清潔な箸を使用し、安全かつ衛生的に管理しながらできるだけ早めにお召し上がりください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
杵島直美さんによる「巻き干し大根の甘酢漬け」は、素材の持ち味を最大限に引き出す丁寧な手仕事が光る伝統的な和のレシピです。大根をスライサーではなく包丁で約2mm厚さに輪切りにして丸1日干し、しょうがと柚子の皮を添えてきつめに巻き、さらに木綿糸で固定して2日間干すことで旨みと甘みを極限まで凝縮させます。
最後に、柚子果汁や酢、砂糖、粗塩、赤とうがらしで作った特製の甘酢に漬け込むことで、シャキッとした歯ごたえと爽やかな酸味、豊かな香りが一体となった極上の味わいに仕上がります。
おもてなしの小鉢や毎日の食卓、おつまみとしてもおすすめの贅沢な一品であり、季節の食材の魅力を存分に堪能できる素晴らしいレシピです。
