今回は、家庭料理の第一人者である杵島直美さんのレシピ、「さつまいもと鶏肉の炒め煮」をご紹介します。ホクホクとしたさつまいもの自然な甘みと、ジューシーな鶏もも肉の旨味が絶妙に絡み合う、どこかホッとするような温かみのある和食のおかずです。
甘辛いしっかりとした醤油ベースの味付けは、ふっくらと炊き上げた白いご飯との相性が抜群で、食べ盛りの子どもから大人まで、家族みんなが喜ぶ一品となっています。さらに、コリコリとした独特の食感が楽しい乾物のきくらげや、風味豊かなねぎが加わることで、ひとくち食べるごとに異なる食感と奥深い味わいが楽しめます。
フライパン一つで手軽に作れるのも大きな魅力で、忙しい日々の献立の強い味方になること間違いありません。さつまいもを炒めてから煮るという、素材の良さを生かすひと手間が、家庭の味を格段に引き上げてくれます。
さつまいもが旬を迎える季節にはもちろん、一年を通して繰り返し作りたくなる、杵島直美さんならではの知恵と工夫が詰まった素晴らしいレシピです。ぜひ、今日の夕飯のメインディッシュとして作ってみてはいかがでしょうか。
【杵島直美さんのレシピ】さつまいもと鶏肉の炒め煮の作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings15
minutes20
minutes495
kcal35
minutes今回は、家庭料理の第一人者である杵島直美さんのレシピ、「さつまいもと鶏肉の炒め煮」をご紹介します。ホクホクとしたさつまいもの自然な甘みと、ジューシーな鶏もも肉の旨味が絶妙に絡み合う、どこかホッとするような温かみのある和食のおかずです。
材料
さつまいも 1本(250g)
鶏もも肉(から揚げ用) 200g
きくらげ(乾) 10コ
ねぎ 1本
サラダ油
【A】
ごま油 小さじ1
塩 少々
酒 少々
【B】
しょうゆ 大さじ2+1/2
砂糖 大さじ1
みりん 大さじ1
酒 大さじ1
作り方
- さつまいもはよく洗い、皮付きのまま乱切りにし、2〜3分間水にさらして水けをきる。
- 鶏肉は【A】をもみ込み、5分間おく。きくらげは水で戻して堅い石づきの部分を取り除く。ねぎは2cm長さのブツ切りにする。
- フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、鶏肉を中火でゆっくり炒める。肉の表面に焼き色がついたら、ねぎ、きくらげ、水けを拭いたさつまいもを加え、炒め合わせる。
- ポイント
- さつまいもは炒めてから煮ると、煮くずれしにくい。
- さつまいもが色づいてきたら、水カップ3/4を注ぐ。煮立ったら【B】を加え、ふたをして中火で12~13分間煮る。
- ふたを取り、照りが出るまで煮詰める。
メモ
- 杵島直美さんのレシピ (さつまいもと鶏肉の炒め煮)
さつまいもと鶏肉の炒め煮を美味しく作る3つの極意
鶏肉の下味でジューシーさと風味をアップ
鶏もも肉には、炒める前にごま油、塩、酒を揉み込んで5分間置いておくことが最初の重要なポイントです。この工程により、鶏肉特有の臭みが取れると同時に、ごま油の香ばしい風味が肉の内部までしっかりと浸透します。また、酒の効果で肉質が柔らかくなり、加熱した際にもパサつかずふっくらジューシーに仕上がります。
たった5分間の短い時間ですが、この下味をつける一手間を惜しまないことで、完成したときの肉の旨味が格段に違ってきます。
さつまいもは炒めてから煮て煮崩れを防ぐ
このレシピの最大の秘訣は、さつまいもをいきなり水分で煮るのではなく、先に油でしっかりと炒めることです。水気を拭き取ったさつまいもを、鶏肉から出た旨味たっぷりの油でコーティングするように炒めることで、表面が少し焼き固まり、後からじっくりと煮込んでも煮崩れしにくくなります。
これにより、さつまいものホクホクとした食感と美しい形を保つことができ、見た目にも食欲をそそる仕上がりになります。さつまいもがほんのりと色づくまで炒めるのが目安です。
ふたを外して煮詰め、美しい照りとコクを出す
醤油、砂糖、みりんなどを加えた後、まずはふたをして中火で12~13分間じっくりと中まで火を通します。ここからが最後の仕上げの要です。ふたを取り、残った煮汁を一気に煮詰めていきます。水分を飛ばしながら食材に調味料を絡めていくことで、まるでお店で食べるような美しい「照り」が生まれます。
煮汁が少しとろみを持つまで煮詰めることで、甘辛い味が具材の表面にしっかりとまとわりつき、一口食べた瞬間の満足感が劇的に向上します。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
この「さつまいもと鶏肉の炒め煮」は、しっかりとした甘辛い醤油ベースの味付けなので、やはりふっくらと炊き上げたほかほかの白いご飯が最高のパートナーです。お酒を合わせるなら、米の旨味がしっかりと感じられる純米酒などの日本酒や、軽やかな口当たりのピノ・ノワールのような赤ワインがおすすめです。
赤ワインの持つほのかな果実味が、さつまいもの自然な甘みや醤油の香ばしさと驚くほどよく調和します。また、副菜にはお酢を使ったきゅうりとわかめの酢の物や、ほうれん草のお浸しなどを添えると、味のコントラストが生まれて最後まで飽きずに楽しむことができます。
温かいお味噌汁を添えれば、栄養満点で完璧な和定食の完成です。ぜひ、お気に入りの器に盛り付けて、豊かな食卓の時間を満喫してください。
保存テクニックと温め直し方
粗熱がしっかりと取れてから、清潔な密閉容器に入れて冷蔵庫で保存してください。冷蔵で約3〜4日ほど日持ちするため、多めに作ってお弁当のおかずや常備菜として活用するのも大変おすすめです。
食べる際は、電子レンジで温め直すか、フライパンに少量の水を足して焦げないように軽く加熱すると、出来立てのような風味が復活します。さつまいもは冷凍すると食感が変わってスカスカになりやすいため、なるべく冷蔵保存の期間内に美味しく食べ切ることをおすすめします。
このレシピのまとめと栄養のポイント
杵島直美さん直伝の「さつまいもと鶏肉の炒め煮」は、身近な食材を使いながらも、素材の持ち味を最大限に引き出す工夫が散りばめられた素晴らしい一品です。鶏肉に下味をつける、さつまいもを炒めてから煮るといった基本に忠実な手順を丁寧に行うことで、誰でも失敗なく、美しく美味しいおかずを作ることができます。
ごま油の香ばしい香りと、甘辛く照りのある仕上がりは、食欲を刺激し、家族みんなの笑顔を引き出してくれます。きくらげのコリコリとした食感も良いアクセントになり、毎日食べても飽きのこない家庭料理の傑作です。ぜひこのレシピをマスターして、あなたのご家庭の定番メニューの一つに加えてみてください。
心もお腹も満たされる、大満足の和食レシピです。
