今回は、家庭料理の第一人者である杵島直美さんのレシピ「キャベツとじゃがいものスープ」をご紹介します。毎日の食卓に寄り添う、温かくてホッとできる一杯です。
キャベツとじゃがいもという、冷蔵庫によくある身近な野菜をメインに使いながらも、ベーコンの旨みとバターのコクが合わさることで、深みのある本格的な味わいに仕上がります。このレシピの魅力は、なんといってもその手軽さと、素材の味を最大限に引き出す計算された調理法にあります。
具材をすべて5~6mm幅の細切りに揃えることで、火の通りが均一になり、短い煮込み時間でもしっかりと味が馴染むように工夫されています。また、セロリの葉を捨てることなく香りのアクセントとして活用するところにも、無駄なく食材を使い切る杵島直美さんならではの知恵が光っています。
朝食のスープとしてはもちろん、パンやパスタに合わせるランチ、あるいはディナーのサイドメニューとしても大活躍間違いなしのレシピです。ぜひ、ご家庭でこの優しい味わいを再現してみてください。
【杵島直美さんのレシピ】キャベツとじゃがいものスープの作り方
Course: スープCuisine: 洋食2
servings10
minutes10
minutes280
kcal20
minutes今回は、家庭料理の第一人者である杵島直美さんのレシピ「キャベツとじゃがいものスープ」をご紹介します。毎日の食卓に寄り添う、温かくてホッとできる一杯です。
材料
キャベツ 100g
じゃがいも 1コ
ベーコン(薄切り) 50g
セロリの葉 適量
固形スープの素 1コ
サラダ油 大さじ1
バター 大さじ1
塩 少々
こしょう 少々
湯 カップ3
作り方
- キャベツ、皮をむいたじゃがいも、ベーコン、セロリの葉はそれぞれ5~6mm幅の細切りにする。じゃがいもは切るはしから水にさらし、ざるに上げて水けをよくきる。
- 固形スープの素は刻んでおく。
- 鍋にサラダ油を熱し、バターを加えて溶かす。セロリの葉以外の 1 を入れて強火で炒め、 2 を加え、湯を注ぐ。
- ポイント
- 固形スープの素は細かく刻んで入れると、湯を注いだときにサッと溶ける。
- 煮立ったら塩・こしょうで味を調え、セロリの葉を加えて1~2分間煮る。
メモ
- 杵島直美さんのレシピ (キャベツとじゃがいものスープ)
キャベツとじゃがいものスープを美味しく作る3つの極意
具材は5〜6mm幅の細切りに揃える
このスープの最大のポイントは、キャベツ、じゃがいも、ベーコン、そしてセロリの葉に至るまで、すべての具材を5〜6mm幅の細切りに切り揃えることです。具材のサイズを統一することで、火の通りが均等になり、口に入れたときの食感のバランスが格段に良くなります。
特にじゃがいもは細切りにすることで、通常よりも短時間で火が通り、スープの時短にも繋がります。切ったじゃがいもはすぐに水にさらし、水気をしっかり切っておくことで、炒めた際に表面がベタつかず、スープがすっきりと仕上がります。
細切りにした具材がスープに絡みやすく、どこをすくっても均一な美味しさを楽しめる、計算し尽くされた下ごしらえの極意です。
固形スープの素はあらかじめ刻んでおく
スープの味のベースとなる固形スープの素ですが、そのまま鍋に入れるのではなく、事前に細かく刻んでおくのがこのレシピの重要なポイントです。炒めた具材に湯を注ぐタイミングで刻んだスープの素を加えることで、お湯の熱でサッと瞬時に溶け広がり、ダマになったり溶け残ったりするのを防ぎます。
これにより、具材全体にスープの旨みがムラなく均一に染み渡り、一口目から完璧なバランスの味を楽しむことができます。ほんの一手間の一工夫ですが、仕上がりの味の均一さに大きく影響する、プロならではの細やかな配慮です。事前に刻んで小皿などに準備しておけば、調理中の手順もスムーズに進みます。
セロリの葉は香りを生かして最後に加える
香味野菜として活躍するセロリですが、このレシピでは茎ではなく「葉」の部分を効果的に使用します。セロリの葉は他の具材と一緒に最初から炒めるのではなく、スープが煮立って塩・こしょうで味を調えた後、最後の1〜2分間で加えるのが香りを生かす極意です。
最後にサッと煮る程度にとどめることで、セロリの葉が持つ爽やかな香りと鮮やかな緑色が飛びにくく、スープ全体にフワッと上品な風味が広がります。ベーコンやバターの濃厚なコクの中に、セロリの葉の清涼感が加わることで、味が引き締まり、最後まで飽きずに美味しくいただける絶妙なバランスに仕上がります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
杵島直美さんの「キャベツとじゃがいものスープ」は、ベーコンの旨みとバターのコク、そしてセロリの葉の爽やかな香りが特徴の優しい味わいです。このスープには、軽快でフルーティーな白ワインがよく合います。
特におすすめなのが、イタリア産のピノ・グリージョや、フランスのロワール地方で作られるソーヴィニヨン・ブランです。ピノ・グリージョの持つスッキリとした酸味と果実味は、キャベツの甘みやじゃがいものほっくりとした味わいに優しく寄り添います。
また、ソーヴィニヨン・ブランのハーブを思わせる爽やかな香りは、スープのアクセントとなっているセロリの葉の風味と同調し、お互いの香りを引き立て合います。パンとサラダを添えたブランチのひとときに、よく冷やしたこれらの白ワインを合わせれば、日常の食卓が少しだけ特別な空間へと変わるはずです。
保存テクニックと温め直し方
このスープが余った場合は、粗熱が完全に取れてから清潔な密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存してください。冷蔵保存での日持ちの目安は約2〜3日です。じゃがいもが入っているため、時間が経つと少し崩れてスープにとろみがつくことがありますが、それもまた美味しくいただけます。
温め直す際は、小鍋に移して弱火でゆっくりと加熱するか、電子レンジを使用してください。なお、じゃがいもは冷凍すると食感がパサパサになってしまうため、このスープの冷凍保存はおすすめしません。できるだけ冷蔵保存の期間内に、風味の良いうちに食べ切るようにしてください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
いかがでしたでしょうか。今回は杵島直美さんの「キャベツとじゃがいものスープ」のレシピをご紹介しました。冷蔵庫の定番野菜であるキャベツとじゃがいもに、ベーコンの旨みとバターの豊かな風味を掛け合わせることで、短時間で作れるとは思えないほど満足感のある一杯に仕上がります。
すべての具材を5〜6mmの細切りに揃えること、固形スープの素を細かく刻んでサッと溶かすこと、そしてセロリの葉を最後に加えて香りを生かすこと。これらのシンプルながらも理にかなった工程を守るだけで、誰でも失敗なくプロの味を家庭で再現することができます。
忙しい朝の朝食や、少し肌寒い日の夕食、あるいは献立にもう一品汁物が欲しい時など、様々なシーンで活躍してくれる万能なスープです。セロリの葉の爽やかな香りが食欲をそそり、心も体も温めてくれます。ぜひ本日の献立に取り入れて、杵島直美さん直伝の心温まる美味しさを味わってみてください。
