今回は三國清三さんのレシピである「キャベツと鶏ひき肉のスープ」をご紹介します。フレンチの巨匠として知られる三國清三さんが考案したこのスープは、身近な食材でありながら上品で奥深い味わいを楽しむことができる魅力的な一品です。
鶏むね肉のひき肉に生姜を合わせることで爽やかな香りをプラスし、細切りにしたキャベツの甘みを引き出しています。さらに、卵を白身と黄身に分けて使うというひと手間を加えることで、スープの食感と見た目の美しさが劇的に変化します。
塩こうじの優しい塩気とうまみだしが素材の味をしっかりとまとめ上げ、一口ごとにホッとする美味しさが広がります。特別な調味料を使わずに、丁寧な手順を踏むことでレストランのような仕上がりになるのも大きな特徴です。
毎日の食卓を少し贅沢にしてくれる、心も体も温まる絶品のスープをぜひご家庭で体験してみてください。
【三國清三さんのレシピ】キャベツと鶏ひき肉のスープの作り方
Course: 三國清三さんのレシピ2
servings5
minutes10
minutes170
kcal15
minutes材料
鶏ひき肉(むね) 80g
キャベツ 150g
卵 2コ
しょうが(すりおろす) 大さじ1
だし カップ2+1/4
塩こうじ 16g(約大さじ3/4)
粉チーズ 適量
- 【三國シェフのうまみだし】
昆布 20g
削り節 30g
水 1リットル
作り方
- 【三國シェフのうまみだし】
- 鍋に水と昆布を入れて弱めの中火にかけ、ゆっくりと沸騰させる。
- 沸いたら削り節を加え、火を止める。削り節が沈んだら、紙タオルを敷いたざるで静かにこす。【三國シェフのうまみだし】の完成!
- 【キャベツと鶏ひき肉のスープ】
- キャベツはせん切りにする。卵は卵白と卵黄に分け、卵白は溶く。
- 鍋にひき肉としょうがを入れ、よく混ぜ合わせる。三國シェフのうまみだしを少しずつ加えて木べらで混ぜながら、ひき肉をほぐす。
- 【ポイント】ひき肉がだんご状にならないように、火にかける前に丁寧にほぐしておく。
- 強めの中火にかけ、ひき肉が鍋底につかないように、やさしく混ぜる。煮立ったら混ぜるのをやめて中火にし、2~3分間煮る。煮汁が透き通ったら、キャベツと塩こうじを加える。弱めの中火にし、約5分間煮る。
- 煮立たせたらスープが澄んでくるまで混ぜるのをやめて、見守ること。(むやみに混ぜない)
- 強火にし、 1 の溶いた卵白を回し入れる。フワッと固まったら火を止める。器に盛って卵黄をのせ、粉チーズをふる。
- 【ポイント】卵白はすぐ固まるので、強火で手早く火を通し、色が変わったら火を止めて柔らかさをキープ!
キャベツと鶏ひき肉のスープを美味しく作る3つの極意
火にかける前にひき肉と生姜を丁寧にほぐす
鶏ひき肉とすりおろし生姜を鍋に入れたら、火にかける前にだしを少しずつ加えながら木べらでよく混ぜ合わせてひき肉をしっかりとほぐしておきます。この工程を丁寧に行うことで、加熱した際にひき肉が固まってだんご状になってしまうのを防ぎ、スープ全体に均一に旨みが広がります。
焦らずにしっかりとペースト状になじませるのが、滑らかな口当たりと美しい仕上がりを実現するための重要なポイントとなります。
煮立たせた後は混ぜずに澄んだスープに仕上げる
強めの中火にかけて煮立った後は、鍋底にひき肉がつかないようにやさしく混ぜた後、混ぜるのをやめて中火で2〜3分間じっくりと煮ます。煮汁が透き通るまでむやみに混ぜないことで、雑味がなくすっきりと澄んだ美しいスープベースを作ることができます。
ここにせん切りにしたキャベツと塩こうじを加え、弱めの中火にして約5分間優しく煮込むことで、キャベツの自然な甘みがスープにしっかりと溶け出します。
卵白は強火で手早く火を通して柔らかさをキープする
仕上げの段階では、強火にして溶いた卵白を回し入れ、フワッと固まったらすぐに火を止めます。卵白は非常に火が通りやすいため、強火で手早く火を通して色が変わったら速やかに加熱を終了させることが、ふんわりとした柔らかい食感をキープするための秘訣です。
器に盛った後に卵黄をのせ、さらに粉チーズをふることで、濃厚なコクと豊かな風味が加わり、スープ全体の味わいが一層引き立ちます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
三國清三さんの「キャベツと鶏ひき肉のスープ」には、すっきりとした酸味と爽やかな風味が感じられる白ワインがよく合います。例えば、軽やかな口当たりのシャルドネやソーヴィニヨン・ブランを選ぶと、鶏ひき肉の旨みや塩こうじの優しい塩気を心地よく引き立ててくれます。
また、生姜の爽やかな香りとワインのフルーティーなアロマが絶妙に調和し、スープの美味しさをより一層引き上げてくれます。少し冷やした辛口の白ワインと共に楽しむことで、カジュアルながらもどこか洗練された食卓の雰囲気を演出することができます。
保存テクニックと温め直し方
作り立ての美味しさを楽しんでいただくため、基本的には調理後すぐにお召し上がりいただくことをおすすめします。もし保存する場合は、具材とスープを密閉容器に入れて冷蔵庫で保存し、翌日までには食べ切るようにしてください。温め直す際は、風味や卵の食感を損なわないように、弱火で優しくゆっくりと加熱してください。
なお、卵を加える前の段階で保存し、食べる直前に仕上げの卵の工程を行うと、より作り立てに近い状態を再現しやすくなります。
このレシピのまとめと栄養のポイント
三國清三さんのレシピである「キャベツと鶏ひき肉のスープ」は、鶏むね肉のひき肉とたっぷりのキャベツを使い、塩こうじや生姜で上品に仕上げた温かいスープです。火にかける前にひき肉をだしで丁寧にほぐすことや、煮立たせた後は混ぜずにスープを澄ませることで、雑味のないすっきりとした味わいを生み出しています。
さらに、卵を白身と黄身に分けて使い、白身はふんわりと仕上げて黄身を後からトッピングするというフレンチならではの繊細な工夫が光ります。粉チーズのコクが加わることで満足感もあり、日常の食事からおもてなしまで幅広いシーンで活躍する一品です。
材料の旨みを最大限に引き出す丁寧な手順をマスターして、ぜひご自宅で本格的な味わいをお楽しみください。
