イタリアンの巨匠である落合務さんのレシピをご紹介します。和食の定番であるぶり大根を、トマトの水煮や甘えびの頭と殻、セロリやたまねぎなどの香味野菜を使ってイタリア風に昇華させた、非常にこだわり抜かれた一品です。
ぶりや大根といった馴染み深い食材に、トマトの旨味や甘えびの濃厚なコク、そしてオリーブ油の風味が絶妙に絡み合い、これまでにない新しい味わいを楽しむことができます。手順に沿って丁寧に作ることで、素材の持ち味が最大限に引き出され、おもてなし料理としてもぴったりな華やかな仕上がりになります。
ぜひご家庭で、落合務さん直伝の本格的なイタリアンぶり大根の味わいをお試しください。
【落合務さんのレシピ】イタリアンぶり大根の作り方
Course: 主菜Cuisine: イタリアン2
servings15
minutes25
minutes420
kcal40
minutesイタリアンの巨匠である落合務さんのレシピをご紹介します。和食の定番であるぶり大根を、トマトの水煮や甘えびの頭と殻、セロリやたまねぎなどの香味野菜を使ってイタリア風に昇華させた、非常にこだわり抜かれた一品です。
材料
ぶり(切り身) 180g
大根 3cm(140g)
ねぎ 2/3本(80g)
トマトの水煮(ホールタイプ/つぶす) カップ1+1/2
昆布 3g
エストラゴンの酢漬け 適宜
イタリアンパセリ 適量
エクストラバージンオリーブ油
塩
小麦粉
【A】
たまねぎ(薄切り) 40g
セロリ(薄切り) 30g
甘えびの頭と殻 16匹分(甘えびの身は、「白ねぎと甘えびのクリームパスタ」に使用する。)
【B】
水 カップ2+1/2
昆布 3g
赤とうがらし(ヘタと種を除く) 1/2本分
作り方
- 鍋にエクストラバージンオリーブ油大さじ1+2/3と【A】のたまねぎとセロリを入れて火にかけ、焦げないように注意しながら炒める。
- 【A】の甘えびの頭と殻を加え、つぶすようにしながら炒める。水分がとんで香ばしくなったらトマトの水煮を加え、半分くらいになるまで煮詰め、塩二つまみを加える。
- 一度火から下ろし、小麦粉小さじ2を加えてよく混ぜる。再び火にかけて【B】を加え、10分間ほど煮込む。ざるなどでこし、鍋に戻す。
- 大根は1.5cm幅のいちょう形に切って 3 と別の鍋に入れ、昆布と水適量を加えて柔らかくなるまで煮る。ねぎは3cm長さに切り、焼き色がつくまで表面加工のしてあるフライパンで焼く。
- ぶりは4等分して皮に切り込みを入れる。塩少々をふり、軽くなじませて1分間ほどおく。表面加工のしてあるフライパンにエクストラバージンオリーブ油適量を熱し、ぶりを皮から焼く。皮がこんがり焼けたら火を止め、余熱でほかの面を焼く。
- 3 にぶり、大根、ねぎを加え、軽くアクを取りながら火が通るまで煮る。あればエストラゴンの酢漬け少々を加える。器に盛り、イタリアンパセリをあしらう。
メモ
- 落合務さんのレシピ (イタリアンぶり大根)
イタリアンぶり大根を美味しく作る3つの極意
甘えびの頭と殻、香味野菜をじっくり炒めて旨味を引き出す
このレシピのポイントは、たまねぎやセロリといった香味野菜を焦げないように注意しながらしっかりと炒め、さらに甘えびの頭と殻を加えてつぶすようにしながら炒めることです。
水分をとんで香ばしい香りが立つまで丁寧に火を入れることで、えびの濃厚な旨味が油や野菜に移り、ソース全体のベースとなる深いコクと豊かな風味を生み出すことができます。
トマトの水煮を加えたソースをしっかりと煮詰める
このレシピのポイントは、香味野菜と甘えびを炒めたところにトマトの水煮を加え、半分くらいになるまでしっかりと煮詰めることです。トマトの水分を飛ばして旨味を凝縮させることで、酸味がまろやかになり、後から加えるブイヨンや具材と合わせたときに、一体感のある濃厚でバランスの良い味わいに仕上がります。
ぶりを皮から香ばしく焼き、余熱で火を通す
このレシピのポイントは、4等分して皮に切り込みを入れ塩をふったぶりを、表面加工のしてあるフライパンで皮からじっくりと焼くことです。皮がこんがりと焼けたら一度火を止め、余熱を利用してほかの面を焼くことで、身がパサつかずにしっとりとした絶妙な火加減に仕上がり、煮込んだ際にも崩れにくくなります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
このイタリアンぶり大根には、すっきりとした酸味と豊かな果実味を持つイタリア産の白ワインや、軽やかな赤ワインが非常によく合います。
特に、トマトの旨味と甘えびのコクが凝縮された濃厚なソースベースであるため、ミネラル感のある辛口の白ワインを合わせると、料理全体の脂っぽさを心地よく洗い流し、味わいをより一層引き立ててくれます。また、香ばしく焼き上げたぶりの旨味やオリーブ油の風味とも相性が良く、食卓をより一層華やかに演出してくれます。
保存テクニックと温め直し方
作った料理を保存する際は、粗熱をしっかりと取ってから清潔な密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存してください。具材に味がしっかりと染み込むため翌日でもおいしく召し上がれますが、風味や食感を損なわないよう、できるだけ早めにお召し上がりください。温め直す際は、鍋に移して弱火でゆっくりと中心まで温めてください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
落合務さんのレシピによるイタリアンぶり大根は、和の食材であるぶり大根をイタリアンの技法で贅沢にアレンジした一品です。たまねぎやセロリ、甘えびの頭と殻を炒めて作った濃厚なトマトソースに、柔らかく煮た大根、香ばしく焼いたぶり、焼き色をつけたねぎを加えて煮込みます。
素材の持ち味が見事に調和した奥行きのある味わいが特徴で、特別な日のディナーや食卓を彩る主菜として大いに活躍してくれます。ぜひ丁寧な手順に沿って作り、その豊かな美味しさをご堪能ください。
