今回は、テレビや雑誌などで幅広く活躍されている料理研究家、藤井恵さんの「トマトの南蛮漬け」のレシピをご紹介します。夏の暑い時期や、さっぱりとした副菜が欲しいときにぴったりの一品です。藤井恵さんのレシピは、手軽に手に入る食材を使いながらも、素材の持ち味を最大限に引き出す丁寧な手順が特徴です。
このレシピでは、ミディトマトを湯むきすることで、口当たりを良くし、特製の南蛮酢をしっかりと染み込ませます。だし、酢、しょうゆに砂糖を加えたまろやかな酸味の南蛮酢に、しょうがと赤とうがらしのピリッとしたアクセントが絶妙なバランスを生み出します。
冷蔵庫でしっかり冷やすことで、味がなじんでより一層美味しくいただけるため、作り置きのおかずとしても大変重宝します。トマトの甘みと酸味が引き立つ、爽やかで奥深い味わいをぜひご家庭でご堪能ください。
ミディトマト以外にも、普通のトマトやミニトマトなど、手に入りやすいサイズで代用できるのも嬉しいポイントです。藤井恵さんのアイデアが詰まったこの一品をマスターすれば、毎日の献立作りがさらに楽しくなるはずです。
【藤井恵さんのレシピ】トマトの南蛮漬けの作り方
Course: 副菜Cuisine: 和食4
servings15
minutes5
minutes45
kcal20
minutes今回は、テレビや雑誌などで幅広く活躍されている料理研究家、藤井恵さんの「トマトの南蛮漬け」のレシピをご紹介します。夏の暑い時期や、さっぱりとした副菜が欲しいときにぴったりの一品です。藤井恵さんのレシピは、手軽に手に入る食材を使いながらも、素材の持ち味を最大限に引き出す丁寧な手順が特徴です。
材料
ミディトマト 8コ(400g)(トマト、ミニトマトでもよい。)
【A】
だし カップ1/2
酢 カップ1/4
しょうゆ 大さじ2
砂糖 大さじ2
赤とうがらし(小口切り) 1本分
しょうが(せん切り) 1かけ分
作り方
- ミディトマトは浅く十文字の切り込みを入れる。熱湯に2~3コずつ入れて皮がはじけるまでゆで、氷水にとって冷やし、皮をむく。【A】は鍋で煮立たせ、粗熱を取る。
- ミディトマトの水けを拭き、ジッパー付き保存袋に入れる。【A】を加え、空気を抜いて口を閉じ、冷めたら冷蔵庫で1時間以上冷やす。
メモ
- 藤井恵さんのレシピ (トマトの南蛮漬け)
トマトの南蛮漬けを美味しく作る3つの極意
湯むきでトマトの口当たりを良くする
このレシピの最初の重要なポイントは、ミディトマトに浅く十文字の切り込みを入れてから熱湯に入れ、皮がはじけるまでゆでてから氷水にとる「湯むき」の工程です。トマトの皮を残したまま調理すると、口の中に皮が残り、食感を損ねてしまう原因になります。
湯むきを丁寧に行うことで、トマトの果肉がむき出しになり、口当たりが驚くほど滑らかになります。さらに、皮がないことで南蛮酢の味がトマトの中心までしっかりと染み込みやすくなり、一口食べたときのジュワッと広がる旨味が格段にアップします。
熱湯には2〜3個ずつ入れ、皮がはじけたらすぐに氷水で引き締めるのがコツです。
南蛮酢は一度煮立たせてから粗熱を取る
南蛮酢(だし、酢、しょうゆ、砂糖、赤とうがらし、しょうが)を鍋で一度煮立たせることも、味わいを深くする大切なポイントです。お酢は加熱せずにそのまま使うとツンとした角のある酸味が目立ってしまいますが、一度サッと煮立たせることで酸味が飛び、まろやかで食べやすい風味へと変化します。
また、しょうがの爽やかな香りや赤とうがらしのピリッとした辛味も、熱を加えることでだし汁全体にしっかりと移り、奥深い味わいの南蛮酢が完成します。煮立たせた後は粗熱を取ってからトマトと合わせることで、トマトに余計な熱が入るのを防ぎます。
ジッパー付き保存袋で真空状態にして味を染み込ませる
トマトと南蛮酢を合わせる際、ジッパー付き保存袋を使用し、空気をしっかり抜いて口を閉じるのがこのレシピの最大の極意です。タッパーなどの容器に入れて漬け込むと、トマトが浮いてしまい、全体に均一に味が染み込まないことがあります。
しかし、保存袋に入れて空気を抜くことで、少ない量の南蛮酢でもトマト全体にピタッと密着し、効率よく味を含ませることができます。また、冷蔵庫で1時間以上しっかりと冷やすことで、トマトの細胞が引き締まり、南蛮酢の旨味とトマト自身の甘みが一体となって、さっぱりとしながらもコクのある極上の仕上がりになります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
藤井恵さんの「トマトの南蛮漬け」には、よく冷えた白ワインやスパークリングワインが素晴らしいマリアージュを見せてくれます。特に、ソーヴィニヨン・ブランのような柑橘系の爽やかな香りを持つ白ワインは、南蛮酢のまろやかな酸味やトマトの持つフルーティーな甘みと完璧に同調します。
ワインのハーブのようなニュアンスが、せん切りにしたしょうがの清涼感とも見事にマッチし、一口食べるごとに口の中がリフレッシュされます。また、きりっと冷やした辛口のロゼワインもおすすめです。ロゼワインの持つほのかなベリー系の果実味が、トマトの色合いや味わいと同調し、食卓をより一層華やかに彩ってくれます。
ビールを合わせるなら、軽やかなピルスナーや、フルーティーなホワイトエールなどを選ぶと、トマトの南蛮漬けの繊細な風味を邪魔することなく、心地よいペアリングを楽しむことができます。
保存テクニックと温め直し方
このトマトの南蛮漬けは、作り置きのおかずとして非常に優れています。粗熱が取れた状態でジッパー付き保存袋の空気をしっかり抜き、冷蔵庫で保存してください。冷蔵庫で1時間以上冷やした頃が食べ頃ですが、翌日になるとさらに南蛮酢がトマトの芯まで染み込み、味わいが深まります。
保存期間の目安は、冷蔵庫で約3〜4日程度です。清潔な箸で取り分けるようにし、保存袋の口は毎回しっかりと閉じて密閉状態を保つことで、美味しさを長くキープできます。お弁当のおかずや、すぐに出せる前菜として重宝します。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回ご紹介した藤井恵さんの「トマトの南蛮漬け」は、身近な食材であるトマトを、プロならではの丁寧なひと手間でワンランク上の副菜へと昇華させた素晴らしいレシピです。
湯むきをして口当たりを良くし、一度煮立たせてまろやかにした特製南蛮酢に漬け込むことで、トマトの甘みとだしの旨味、そしてお酢の爽やかさが絶妙なハーモニーを奏でます。しょうがと赤とうがらしのアクセントが効いており、暑い季節はもちろん、一年を通して食卓に爽やかな風を運んでくれます。
ジッパー付き保存袋を活用することで、少ない調味料でもしっかりと味が染み込む工夫も必見です。毎日の献立の副菜としてはもちろん、おもてなしの際の前菜や、晩酌のお供としても大活躍する一品ですので、ぜひ冷蔵庫に常備して、その奥深い味わいをお楽しみください。
