白井操さんのレシピによる「里芋といかの炊き合わせ」をご紹介します。日本料理の定番である炊き合わせは、素材それぞれの持ち味を最大限に引き出し、一つの鉢の中で調和させる奥深い一品です。
このレシピでは、ホクホクとした食感の里芋と、プリッとした歯ごたえのいかを別々に下ごしらえして煮含めることで、それぞれの食材に最適な火加減と味付けを施します。里芋は塩でもんでぬめりをしっかりと取り除くことで、すっきりとした上品な仕上がりになり、だしの旨味が芯まで染み込みやすくなります。
また、いかはさっと短時間で煮ることで固くなるのを防ぎ、柔らかな食感と豊かな風味を保ちます。手作りの温かみを感じられる丁寧な調理工程を経て完成する一品は、日々の食卓にはもちろん、おもてなしの席や季節の変わり目の献立としても大変おすすめです。
素材の持ち味を大切にする白井操さんならではの、細やかな心遣いが光る和食の真髄をぜひご自宅でお楽しみください。
【白井操さんのレシピ】里芋といかの炊き合わせの作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings20
minutes25
minutes245
kcal45
minutes白井操さんのレシピによる「里芋といかの炊き合わせ」をご紹介します。日本料理の定番である炊き合わせは、素材それぞれの持ち味を最大限に引き出し、一つの鉢の中で調和させる奥深い一品です。
材料
枝豆(塩ゆでしたもの) 適量
塩
【里芋の含め煮】
里芋 600g
だし カップ2
【A】
砂糖 大さじ1
酒 大さじ1
みりん 大さじ1
塩 小さじ1/4
うす口しょうゆ 小さじ2
【いかの煮物】
いか 1ぱい(200g)
【B】
水 大さじ2
砂糖 大さじ1
酒 大さじ1
しょうゆ 大さじ1
みりん 大さじ1
塩 小さじ1/2
作り方
- 里芋は皮をむき、塩一つまみをふる。よくもんで水で洗い、ぬめりを取る。
- 鍋に 1 とかぶる程度の水を入れて、中火にかける。竹串を刺して少し堅さを感じる程度でざるに上げ、流水で洗い、水けをきる。
- 鍋に 2 とだしを入れて、強火にかける。沸いたら弱めの中火にし、落としぶたをして10分間ほど煮る。竹串がスッと通るようになったら、【A】を順に入れて混ぜ合わせる。10分間ほど煮て火を止め、そのまま冷ます。
- 里芋を煮ている間にいかの煮物をつくる。いかは足をワタごと抜き、軟骨も引き抜く。エンペラが大きい場合は取り、足を目の下から切り離して、くちばしを除く。
- 4 を洗って水けを拭く。胴は横(繊維に沿って)に細かく切り込みを入れ、1cm幅の輪切りにする。足は吸盤をこそげ取り、足先を切り落として1~2本ずつに分ける。
- 鍋に【B】を入れて強火にかける。沸いたらいかを入れて中火にし、2~3分間煮る。いかが白くなったら、火を止め、そのまま冷ます。
- 3 と 6 を再び火にかけて温め、器に盛って枝豆を散らす。
メモ
- 白井操さんのレシピ (里芋といかの炊き合わせ)
里芋といかの炊き合わせを美味しく作る3つの極意
里芋の塩もみと下ゆでによる下ごしらえ
里芋は皮をむいた後に塩一つまみをふってよくもみ、水で洗ってぬめりをしっかりと取り除きます。その後、かぶる程度の水とともに鍋に入れて中火にかけ、竹串を刺して少し堅さを感じる程度まで下ゆでを行います。
一度ざるに上げ、流水で洗って水けをきることで、余分なえぐみやぬめりが抜け、煮汁が濁らずすっきりとした上品な仕上がりになります。この丁寧な下ごしらえが、後から加えるだしの旨味を里芋の芯までしっかりと染み込ませるための重要なポイントとなります。
里芋の含め煮の煮込み時間と味付けのタイミング
下ゆでを終えた里芋にだしを加えて強火にかけ、沸騰したら弱めの中火にして落としぶたをし、10分間ほど煮ます。竹串がスッと通るような柔らかさになった段階で、砂糖、酒、みりん、塩、うす口しょうゆからなる【A】を順に入れて混ぜ合わせます。
さらに10分間ほど煮てから火を止め、そのまま冷ますことで、冷めていく過程で味が一気に含み、味わい深い仕上がりになります。加熱と冷却のメリハリをつけることが美味しさの秘訣です。
いかの下処理と短時間加熱による柔らかさの保持
いかの煮物は、足をワタごと引き抜き、軟骨やエンペラを取り除き、くちばしを除いてから洗って水けを拭き取ります。胴には横(繊維に沿って)に細かく切り込みを入れて1cm幅の輪切りにし、足は吸盤をこそげ取って足先を切り落とし1〜2本ずつに分けます。
水、砂糖、酒、しょうゆ、みりん、塩からなる【B】を強火で沸かし、いかを入れて中火で2〜3分間だけ煮ます。いかが白くなったらすぐに火を止め、そのまま冷ますことで、固くなりがちな身を柔らかくジューシーに仕上げることができます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
里芋の優しい甘みとだしの旨味、そしていかの風味豊かな味わいには、すっきりとしたキレの良い日本酒が非常に良くなりました。特に、冷酒や常温で楽しむ純米酒は、和食特有の繊細な出汁の味わいを引き立て、魚介の旨味と絶妙に調和します。
また、酸味が穏やかでミネラル感のある白ワインとも相性が良く、ワインの持つ爽やかな口当たりがいかの味わいを引き締めてくれます。食事全体を上品にまとめる名脇役として、お好みの一杯を合わせてお楽しみください。
保存テクニックと温め直し方
作った料理を保存する際は、粗熱をしっかりと取ってから清潔な密閉保存容器に移し替えてください。冷蔵庫で保存する場合は、乾燥やにおい移りを防ぐためにしっかりと蓋をし、2〜3日以内を目安にお召し上がりください。
なお、食べる際には再度しっかりと温め直してから器に盛り付けると、美味しくお召し上がりいただけます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
白井操さんのレシピによる「里芋といかの炊き合わせ」の作り方をご紹介しました。里芋は塩でもんでぬめりを取り、下ゆでをしてからだしと調味料でじっくりと煮含めることで、ホクホクとした食感と深い味わいを引き出します。一方、いかはワタや軟骨を取り除いて細かく切り込みを入れ、短時間で煮上げて柔らかさを保ちます。
それぞれの食材に最適な下ごしらえと火加減を施すことで、素材の持ち味が最大限に活かされた上品な仕上がりになります。最後に器に盛り付け、彩りに枝豆を散らすことで見た目も美しく、食卓が華やかになります。手間暇をかけた丁寧な調理が生み出す、心温まる和食の味わいをぜひご家庭でお試しください。
