杵島直美さんのレシピをご紹介します。今回お届けするのは、ほっこりと優しい味わいが魅力の「鶏そぼろ大根」です。大根といえば、じっくりと時間をかけて煮込むイメージがあるかもしれませんが、このレシピでは下ゆでのひと手間とふたを活用することで、驚くほどスピーディーに味が染み込みます。
忙しい日の夕食にもぴったりな、手軽でありながら本格的な和食の一品です。鶏ひき肉(できればもも肉)の旨味が、柔らかな大根としめじにたっぷりと絡み、とろみをつけた煮汁が口の中でじんわりと広がります。千切りにした生姜の香りがアクセントになり、ご飯がすすむこと間違いありません。
お好みで七味唐辛子を振れば、ピリッとした大人の味わいに。ご家庭にある基本の調味料だけで作れるのも嬉しいポイントです。手際よく調理を進めるための工夫が随所に散りばめられた杵島直美さんの「鶏そぼろ大根」で、心温まる食卓を演出してみてはいかがでしょうか。
大根の甘みと鶏肉のコクが織りなす絶妙なハーモニーを、ぜひご家庭でご堪能ください。
【杵島直美さんのレシピ】鶏そぼろ大根の作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings5
minutes10
minutes190
kcal15
minutes杵島直美さんのレシピをご紹介します。今回お届けするのは、ほっこりと優しい味わいが魅力の「鶏そぼろ大根」です。大根といえば、じっくりと時間をかけて煮込むイメージがあるかもしれませんが、このレシピでは下ゆでのひと手間とふたを活用することで、驚くほどスピーディーに味が染み込みます。
材料
鶏ひき肉 100g(できれば、もものひき肉がよい。)
大根 200g
しめじ 100g
だし カップ1/2
七味とうがらし 適宜
かたくり粉 大さじ1/2
【A】
しょうが(せん切り) 1かけ分
しょうゆ 大さじ2
水 大さじ2
酒 大さじ1
みりん 大さじ1
砂糖 大さじ1
作り方
- 大根は6~7mm厚さのいちょう形に切る。しめじは石づきを除いてほぐす。フライパンに強火で湯を沸かし、大根を4分間ほどゆでてざるに上げる。
- ポイント
- 大根は下ゆでするひと手間で煮汁がしみやすくなり、特有のくせもやわらぐ。 これでスピーディー!
- 大根をゆでる間に、鶏そぼろをつくる。鍋にひき肉と【A】を入れ、へらでよくなじませてから中火にかける。時々混ぜながら2分間ほど煮て、パラパラになるまで火を通す。
- ポイント
- 火にかける前にひき肉をほぐし、調味料をなじませておくと、パラパラになりやすい。
- 2 に 1 の大根としめじ、だしを加え、ふたをして中火で3~4分間煮る。かたくり粉大さじ1/2を水大さじ1で溶き、鍋に回し入れて混ぜ、とろみがついたら器に盛る。好みで七味とうがらし少々をふっても。
- ポイント
- ふたをすると効率よく熱が回り、短時間で仕上がる。
メモ
- 杵島直美さんのレシピ (鶏そぼろ大根)
鶏そぼろ大根を美味しく作る3つの極意
大根はあらかじめ下ゆですることでスピーディーに味を染み込ませる
大根は6~7mm厚さのいちょう形に切り、フライパンに強火で湯を沸かして約4分間ゆでておくのがポイントです。この下ゆでのひと手間を加えることで、大根特有のくせや苦みがやわらぎ、その後の煮込み工程で煮汁が驚くほどスピーディーに染み込みやすくなります。
短時間で中までしっかりと味を入れたい場合には欠かせない工程であり、忙しい時でも本格的な煮物の仕上がりを実現するための重要なテクニックとなります。あらかじめ火を通しておくことで、仕上がりまでの時間を大幅に短縮できます。
鶏ひき肉は火にかける前に調味料となじませてパラパラに
鶏そぼろを作る際、鍋にひき肉としょうが、しょうゆ、水、酒、みりん、砂糖を入れ、火にかける前にへらでよくなじませておくことが極意です。肉に熱が加わる前に調味料としっかり混ぜ合わせておくことで、火にかけたときに肉同士がくっつきにくくなり、美しいパラパラのそぼろに仕上がります。
中火にかけて時々混ぜながら2分間ほど煮るだけで、ふっくらとしつつも均一なそぼろができあがります。ダマにならないため、口当たりも格段に良くなります。
ふたをして煮ることで効率よく熱を回し短時間で仕上げる
大根、しめじ、だしを加えた後は、必ずふたをして中火で3~4分間煮ることが大切です。ふたをすることで鍋の中の蒸気が逃げず、効率よく全体に熱が回るため、短時間でしっかりと食材に火が通り、煮汁の旨味が大根やきのこに浸透します。
最後に水溶き片栗粉でとろみをつけることで、旨味たっぷりの煮汁が食材にしっかりと絡みつき、冷めにくく、ご飯によく合う絶品の鶏そぼろ大根がスピーディーに完成します。とろみがつくことで口当たりも滑らかになります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
この「鶏そぼろ大根」は、生姜の爽やかな香りと鶏ひき肉の旨味、そして甘辛い醤油ベースの味付けが特徴です。お酒を合わせるなら、和食に寄り添う穏やかな味わいのワインがおすすめです。
例えば、フランスのロワール地方で造られるシュナン・ブランは、ほのかな甘みとしっかりとした酸味があり、みりんや砂糖を使った和の煮物と素晴らしいマリアージュを生み出します。また、軽快な赤ワインを選ぶなら、日本のマスカット・ベーリーAはいかがでしょうか。
赤い果実のチャーミングな香りと穏やかな渋みが、鶏そぼろのコクや醤油の風味を引き立て、繊細な大根の味わいを邪魔しません。冷酒であれば、米の旨味がしっかりと感じられる純米酒を合わせると、料理と寄り添い合い、至福の晩酌タイムを楽しめます。
保存テクニックと温め直し方
出来上がった鶏そぼろ大根は、粗熱をしっかりと取ってから清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で保存してください。とろみがついているため、冷蔵保存の目安は2〜3日程度となります。
時間が経つと大根から水分が出てとろみが緩くなることがあるので、温め直す際は小鍋に移して弱火で加熱するか、電子レンジで様子を見ながら温めてください。冷凍保存も可能ですが、大根の食感が少し変わってしまうことがあるため、できるだけ冷蔵のまま早めにお召し上がりいただくことをおすすめします。
お弁当のおかずにも最適です。
このレシピのまとめと栄養のポイント
杵島直美さんの「鶏そぼろ大根」は、忙しい現代のライフスタイルにぴったりの、手軽で本格的な和風のおかずです。
通常、大根の煮物はじっくりと時間をかけて味を含ませる必要がありますが、このレシピでは大根を薄めのいちょう形に切り、あらかじめ下ゆですることで、特有のくせを抜きつつ味の染み込みを格段に良くしています。
また、鶏そぼろは火にかける前に調味料としっかりなじませておくことで、誰でも簡単にパラパラで美しい仕上がりを実現できます。しょうがの効いた甘辛い煮汁にだしを加え、ふたをして短時間で煮上げることで、素材の旨味を逃さず、水溶き片栗粉でとろみをつけることで、その旨味を余すところなく大根としめじに絡ませます。
ご飯の上にたっぷりとかけて丼にしても美味しく、お酒のお供やお弁当のおかずとしても大活躍間違いなしの万能レシピです。ぜひご家庭の定番メニューとして取り入れてみてください。
