堀江ひろ子さんのレシピをご紹介します。今回お届けするのは、しっかりと味のしみた大根とふっくらとしたさばを一緒に楽しむことができる「さばのピリ辛みそ煮」です。
和食の定番であるさばのみそ煮に、韓国料理で使われる辛みの穏やかな粉とうがらしや、ごま油、にんにく、しょうがといったパンチのある香味野菜を組み合わせることで、いつもの味わいが新鮮で奥行きのある一品に生まれ変わります。
作り方はとてもシンプルでありながら、大根をあらかじめ下茹でして味を染み込ませたり、調味料をあらかじめ混ぜ合わせておくことで味にむらが出ないように工夫されていたりと、家庭の食卓で今すぐ試したくなる丁寧なプロセスが詰まっています。
仕上げに加えたちょっとの酢が全体の味わいをキープしつつすっきりとまとめ上げてくれるため、最後まで飽きることなく箸が進むのも大きな魅力です。ご飯のおかずとしてはもちろんのこと、お酒のおつまみとしても抜群の存在感を発揮してくれます。
心も体も温まる絶品の煮込み料理を、ぜひご自宅のキッチンで実際に作ってみてください。
【堀江ひろ子さんのレシピ】さばのピリ辛みそ煮の作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings10
minutes25
minutes380
kcal35
minutes堀江ひろ子さんのレシピをご紹介します。今回お届けするのは、しっかりと味のしみた大根とふっくらとしたさばを一緒に楽しむことができる「さばのピリ辛みそ煮」です。
材料
さば(骨付き/切り身) 2切れ(200~250g)
大根(1cm厚さのいちょう形に切る) 150~200g
ねぎ(斜め薄切り) 1/2本分(50g)
白しめじ(根元を除いてほぐす) 1/2パック分(50g)
酒 大さじ1
酢 大さじ1/2
【A】
みそ 大さじ1+1/2
砂糖 大さじ1+1/2
しょうゆ 大さじ1/2
ごま油 大さじ1/2
粉とうがらし 小さじ1(韓国料理で使われる 辛みの穏やかな赤とうがらしを 粉状にしたもの。)
にんにく(みじん切り) 小さじ1/2
しょうが(みじん切り) 小さじ1/2
作り方
- さばは紙タオルで水けを拭き、皮側に十文字の切り目を入れる。
- ボウルに【A】を入れ、混ぜる。
- ポイント
- 味にむらができないように調味料は先に混ぜておく。
- フライパンに大根を並べ、水カップ3/4~1を加えて中火にかける。沸騰したら弱火にし、落としぶたをして10分間煮る。酒大さじ1を加え、さばを皮側を上にして大根にのせ、周りにねぎとしめじを置く。 2 を等分にさばにのせ、落としぶたをして約10分間煮る。
- 煮汁が多かったら落としぶたを取って煮詰め、仕上げに酢大さじ1/2を加えてなじませる。
- ポイント
- 酢で生ぐさみを抑え、さっぱりとした味に仕上げる。
メモ
- 堀江ひろ子さんのレシピ (さばのピリ辛みそ煮)
さばのピリ辛みそ煮を美味しく作る3つの極意
調味料はボウルで事前にしっかりと混ぜ合わせる
このレシピのポイントは、みそ、砂糖、しょうゆ、ごま油、粉とうがらし、にんにく、しょうがをあらかじめボウルに入れてしっかりと混ぜ合わせておくことです。
調理の途中で個別に調味料を加えると、溶け残りや味の偏りが生じてしまいがちですが、事前にひとつの合わせダレにしておくことで、どの部分をとっても均一でバランスの取れた味わいに仕上がります。
特にみそや砂糖はダマになりやすいため、あらかじめ完全に混ぜ合わせておくことが、失敗なく美味しく仕上げるための大切なコツとなります。
大根をあらかじめ十分に煮込んでからさばを合わせる
このレシピのポイントは、フライパンに大根を並べ、水カップ3/4~1を加えて中火にかけ、沸騰したら弱火にして落としぶたをしながら10分間しっかりと煮ることです。
さばよりも火が通りにくく味が染みにくい大根をあらかじめ単独で加熱しておくことで、大根の中心まで柔らかくなり、後から加える特製のみそダレの旨味をしっかりと吸い込みます。このひと手品を加えることで、主役のさばに負けない存在感とジューシーな食感を持った大根に仕上がります。
仕上げの酢で生ぐさみを抑えてさっぱりとまとめる
このレシピのポイントは、煮汁が多かったら落としぶたを取ってしっかりと煮詰めた後、仕上げのタイミングで酢大さじ1/2を加えて全体になじませることです。
青魚特有の生ぐさみをこの酢の酸味がすっきりと和らげ、濃厚でコクのあるみそやごま油の風味がありながらも、後味が重くなりすぎないキレのある味わいに仕上げてくれます。酸味が強く残りすぎることはなく、加熱によってまろやかになりつつも爽やかなアクセントとして全体の味を引き締めてくれます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
さばのピリ辛みそ煮には、しっかりとしたコクのある赤ワインや、すっきりとした辛口の日本酒を合わせるのがおすすめです。特に、みその濃厚な旨味やごま油の風味、さらに粉とうがらしのピリッとした辛みがきいた味わいには、軽やかでありながら果実味を感じられる赤ワイン、たとえばピノ・ノワールなどがよく調和します。
ワインの持つ程よい酸味が魚の脂や酢のさっぱり感を受け止め、口の中を心地よくリフレッシュしてくれます。また、キリッと冷やした純米酒や本醸造の日本酒であれば、お米の優しい甘みと料理のみそ味が引き立て合い、お互いの美味しさを何倍にも膨らませてくれます。
お好みの一杯とともに、贅沢な晩酌の時間をお楽しみください。
保存テクニックと温め直し方
作った料理を保存する際は、粗熱をしっかりと取ってから清潔な密閉保存容器に移し替えてください。冷蔵庫で保存する場合は、乾燥やにおい移りを防ぐためにフタをしっかりと閉め、2〜3日以内を目安に早めにお召し上がりください。食べる際には、電子レンジや鍋に移して中心までしっかりと再加熱してください。
なお、大根やさばの食感が損なわれる可能性があるため、長期間の保存を目的とした冷凍保存は避けるのがおすすめです。
このレシピのまとめと栄養のポイント
堀江ひろ子さんの「さばのピリ辛みそ煮」は、いつもの定番和食を新鮮な驚きとともに楽しめる、こだわりの詰まった素晴らしい煮込み料理です。骨付きのさばの切り身に、厚めに切った大根、ねぎ、白しめじといった豊富な具材を合わせ、みそをベースにしたピリ辛の特製ダレでじっくりと煮込んでいきます。
あらかじめ大根を柔らかく煮込んで味を染み込ませる工程や、調味料を事前にしっかりと混ぜ合わせておくことで、料理初心者でも失敗なくお店のような味わいに仕上げることができます。さらに、仕上げに加える少量の酢が全体のバランスをキープし、青魚特有の生ぐさみを抑えながらさっぱりとした後味を演出してくれます。
ご飯のおかずとしてはもちろん、お酒のおつまみとしても非常に優秀で、食卓をパッと華やかに彩ってくれること間違いありません。ぜひ今回のレシピを参考に、心も体も満たされる温かい一品をご自宅で手作りしてみてください。
