今回は、人気料理家であるワタナベマキさんのレシピ「パプリカのインド風炒め煮(サブジ)」をご紹介します。サブジとは、インド料理における野菜の炒め煮のこと。スパイスの香りを油にしっかりと移し、野菜の水分を利用して蒸し煮にするのが特徴です。
このワタナベマキさん直伝のレシピでは、赤と黄色の色鮮やかなパプリカをたっぷりと使い、にんにくとクミンシードの豊かな香りをまとわせて仕上げます。パプリカ特初有の甘みとスパイスの風味が絶妙に絡み合い、食卓を一気に華やかにしてくれる一品です。
材料もごくシンプルで、パプリカ、オリーブ油、酒、塩、にんにく、クミンシードのみ。特別な調味料を用意しなくても、手軽に本格的なエスニックの味わいを楽しむことができます。ポイントは、ふたをして最小限の水分で野菜のうまみを引き出すこと。
パプリカ自身の水分と少量の酒だけでじっくりと蒸し煮にすることで、甘みとコクが凝縮された絶品のサブジが完成します。毎日の献立の副菜としてはもちろん、お弁当のおかずや、カレーの付け合わせにもぴったりです。ワタナベマキさんのこだわりが詰まった本格的で手軽なレシピを、ぜひご自宅でお試しください。
【ワタナベマキさんのレシピ】パプリカのインド風炒め煮(サブジ)の作り方
Course: 副菜Cuisine: エスニック2
servings5
minutes10
minutes105
kcal15
minutes今回は、人気料理家であるワタナベマキさんのレシピ「パプリカのインド風炒め煮(サブジ)」をご紹介します。サブジとは、インド料理における野菜の炒め煮のこと。スパイスの香りを油にしっかりと移し、野菜の水分を利用して蒸し煮にするのが特徴です。
材料
パプリカ(赤) 1コ(160g)
パプリカ(黄) 1コ(160g)
オリーブ油 小さじ2
酒 カップ1/4
塩 小さじ1/3
【A】
にんにく(薄切り) 1かけ分(10g)
クミンシード 小さじ1
作り方
- パプリカはヘタと種を除き、縦に細切りにする。
- 鍋にオリーブ油小さじ2と【A】を入れ、中火にかける。香りがたったら 1 を加え、軽く混ぜる。酒カップ1/4を加え、サッと炒め合わせる。
- 弱火にしてふたをし、時々混ぜながらパプリカが柔らかくなるまで約8分間煮る。仕上げに塩小さじ1/3を加え、サッと混ぜ合わせる。
- ポイント
- ふたをして、最小限の水分で野菜のうまみを引き出す。
メモ
- ワタナベマキさんのレシピ (パプリカのインド風炒め煮(サブジ))
パプリカのインド風炒め煮(サブジ)を美味しく作る3つの極意
香り出しは冷たい油からじっくりと
このレシピの最大のポイントは、スパイスの香りをしっかりと油に移す工程です。鍋にオリーブ油小さじ2と薄切りにしたにんにく、クミンシード小さじ1を入れ、中火にかけます。最初から高温の油にスパイスを入れてしまうと、香りが引き出される前に焦げてしまい、苦味が出てしまいます。
冷たい状態の油から加熱を始め、中火でじっくりと温度を上げていくことで、にんにくの旨味とクミンのエキゾチックな香りが油全体に均一に溶け込みます。香りがしっかりと立ってからパプリカを加えることで、仕上がりの風味が格段にアップします。
酒を加えてサッと炒め合わせる
香りが立った油に細切りにした赤・黄のパプリカを加えたら、まずは軽く混ぜ合わせて油を全体に絡めます。その後、酒カップ4分の1を加えますが、ここでサッと炒め合わせることが重要です。酒を加えることで、パプリカ特有の青臭さを飛ばすとともに、アルコール分と一緒に豊かな風味が全体に行き渡ります。
また、この段階で加える少量の水分が、次の蒸し煮工程での重要な役割を果たします。強火で一気にアルコールを飛ばすのではなく、中火のまま手早く全体をなじませるように炒め合わせるのが、美味しく仕上げるためのコツです。
ふたをして最小限の水分でうまみを引き出す
レシピの手順にある通り、弱火にしてふたをし、時々混ぜながらパプリカが柔らかくなるまで約8分間煮る工程が、このサブジの味の決め手となります。ふたをすることで鍋の中が密閉され、パプリカ自身から出る水分と先ほど加えた少量の酒だけで蒸し煮状態になります。
最小限の水分でじっくりと加熱することで、パプリカの持つ自然な甘みとうまみが外に逃げず、ギュッと凝縮されます。時々ふたを開けて全体を混ぜ、焦げ付かないように注意しながら、パプリカがくったりと柔らかくなるまで約8分間しっかりと煮込んでください。最後に塩小さじ3分の1で味を調えます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
ワタナベマキさんの「パプリカのインド風炒め煮(サブジ)」は、クミンシードのエキゾチックな香りとパプリカの甘みが特徴的で、お酒のおつまみとしても非常に優秀です。このスパイシーで奥深い味わいには、すっきりと冷やした白ワインがよく合います。
特におすすめなのが、ニュージーランド産の「ソーヴィニヨン・ブラン」です。ソーヴィニヨン・ブランが持つ青草や柑橘系の爽やかな香りが、パプリカの風味やクミンのスパイシーさと見事に調和します。また、少しスパイシーな料理には、フルーティーなロゼワインを合わせるのもおすすめです。
フランス産の辛口の「ロゼ・ド・プロヴァンス」などは、サブジの豊かなうまみを受け止めつつ、口の中をさっぱりとさせてくれます。ビールであれば、ホップの香りが華やかな「インディア・ペールエール(アイ・ピー・エー)」などのクラフトビールを選ぶと、クミンの風味と同調してより深い味わいを楽しめます。
お好みのドリンクと一緒に、本格的なエスニックの組み合わせをご堪能ください。
保存テクニックと温め直し方
完成したサブジは、粗熱がしっかりと取れてから清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で保存してください。密閉容器に入れて冷蔵保存することで、約3から4日間は美味しくお召し上がりいただけます。時間が経つとパプリカにスパイスと塩味がよりしっかりと馴染み、作ってすぐとは違った奥深い味わいを楽しむことができます。
作り置きのおかずやお弁当の隙間埋めとしても大変重宝します。温め直す際は、電子レンジで軽く加熱するか、フライパンでサッと炒め直してください。なお、冷凍保存はパプリカの食感が損なわれて水っぽくなる原因となるため、あまりおすすめできません。なるべく冷蔵庫で保存し、新鮮なうちに食べ切るようにしてください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
いかがでしたでしょうか。今回は、人気料理家・ワタナベマキさんのレシピによる「パプリカのインド風炒め煮(サブジ)」の作り方をご紹介しました。赤と黄色のパプリカを使い、にんにくとクミンシードで香り高く仕上げたこの一品は、食卓に彩りと本格的なエスニックの風を運んでくれます。
手順自体は非常にシンプルで、冷たい油からスパイスの香りを引き出し、最小限の水分でじっくりと蒸し煮にするという基本を押さえるだけで、驚くほど本格的な味わいに仕上がります。約8分間の蒸し煮によって引き出されたパプリカの濃厚な甘みは、一度食べたらクセになる美味しさです。
毎日の食卓の副菜としてはもちろん、カレーライスの付け合わせや、お弁当の彩りおかずとしても大活躍間違いなしのレシピです。材料も少なく、手軽に挑戦できるワタナベマキさんの直伝レシピですので、ぜひ今夜のおかずに作ってみてください。
クミンの香りが食欲をそそる絶品サブジで、野菜の新しい美味しさを発見できるはずです。
