寒い季節やおもてなしの食卓にぴったりの温かい一品、堀江ひろ子さんの「れんこんのクリームシチュー」をご紹介します。
通常のクリームシチューといえばじゃがいもや小麦粉、バターをしっかりと使ってとろみをつけるのが一般的ですが、このレシピではなんと、すりおろしたれんこんの自然なでんぷん質を活かしてとろみを出していくのが最大の特徴です。
小麦粉や片栗粉を一切使わないため、れんこん本来の優しい甘みと風味がスープ全体に広がり、驚くほどなめらかで体にも優しい仕上がりになります。
さらに、いちょう切りにしたれんこんを時間差で加えることで、シャキッとした心地よい歯ごたえともっちりとした食感の両方を一度に楽しむことができる、工夫が詰まった贅沢な煮込み料理となっています。
鶏もも肉の旨味が溶け込んだスープに、玉ねぎや人参の甘み、そして仕上げに加える彩り豊かな枝豆やぎんなんがアクセントとなり、視覚的にも満足感の高い一皿です。
作り方もフライパンひとつで手軽にできるため、普段の夕食にはもちろん、特別な日の洋食ディナーや心も体もほっと温まりたい夜にぜひ作っていただきたい自慢のレシピです。
【堀江ひろ子さんのレシピ】れんこんのクリームシチューの作り方
Course: 主菜Cuisine: 洋食2
servings15
minutes15
minutes385
kcal30
minutes寒い季節やおもてなしの食卓にぴったりの温かい一品、堀江ひろ子さんの「れんこんのクリームシチュー」をご紹介します。
材料
れんこん 200g(半量はすりおろす)
たまねぎ 100g
にんじん 50g
鶏もも肉(大) 1/2枚
バター 大さじ1
顆粒(かりゅう)スープの素(もと)(洋風) 小さじ1
白ワイン 大さじ1
牛乳 カップ1~1+1/2(れんこんのとろみにより加減する。)
塩
こしょう
枝豆(ゆでたもの) 適宜(またはぎんなん)
作り方
- れんこんは、皮をむいて半量を7〜8mm厚さのいちょう切りにし、酢水にさらす。残りの半量はしばらく酢水につけておく。たまねぎは一口大に切り、にんじんはいちょう切りにする。鶏もも肉は一口大に切り、塩小さじ1/4、こしょう少々をふる。
- フライパンにバターを入れ、火にかけ溶かす。鶏肉を加えて色が変わる程度まで炒める。たまねぎ、にんじん、いちょう切りにしたれんこんの半量を加えてさらに炒め、水カップ3/4、白ワイン、顆粒スープの素を加え、ふたをして中火で5~6分間煮る。にんじんがやわらかくなったら、いちょう切りにしたれんこんの残りを加え、さらに2~3分間煮る。
- ポイント
- れんこんを時間差で煮ることで、シャキッとした食感と、もっちりとした食感の両方が味わえる。
- 1 の酢水につけておいたれんこんをすりおろす。肉や野菜に火が通ったら、牛乳とすりおろしたれんこんを加え、へらで混ぜながら煮る。とろみがついたら、塩、こしょうで味を調える。あれば、ゆでた枝豆やぎんなんを加える。
- ポイント
- すりおろしたれんこんでとろみがつくので、片栗粉や小麦粉は不要。牛乳の量はとろみを見て調整する。
メモ
- 堀江ひろ子さんのレシピ (れんこんのクリームシチュー)
れんこんのクリームシチューを美味しく作る3つの極意
れんこんを時間差で加えて食感のコントラストを楽しむ
このレシピでは、いちょう切りにしたれんこんを一度にすべて加えるのではなく、煮込みの段階を分けて時間差で投入するのが大きなポイントです。前半に加えることでスープにしっかりと火が通り、もっちりとした柔らかい食感を引き出します。
そして人参がやわらかくなったタイミングで残りの半量を追加し、さらに2~3分間煮ることで、シャキッとしたフレッシュな歯ごたえをしっかりと残します。ひとつの食材でありながら、異なる二つの食感を同時に味わうことができるため、食べていて楽しいリズムが生まれます。
すりおろしれんこんで小麦粉いらずのとろみを実現
クリームシチューにとろみをつける際、通常は小麦粉やバターを炒めてルーを作ったり、片栗粉を使用したりしますが、このレシピでは皮をむいて酢水につけておいた残りの半量のれんこんをすりおろして使用します。
肉や野菜に火が通ったタイミングで牛乳と一緒にすりおろしれんこんを加え、へらで絶えず混ぜながら煮ることで、れんこんのでんぷん質が自然なとろみを生み出します。小麦粉を使わないためダマになる心配が少なく、驚くほどなめらかで口当たりの軽い、素材の味を活かしたヘルシーなシチューに仕上がります。
丁寧な下ごしらえと白ワイン・スープの素による旨味の底上げ
調理の最初に行う下ごしらえと調味料の配合が、全体の味わいを大きく左右します。いちょう切りにしたれんこんは、すぐに酢水にさらすことで変色を防ぎ、えぐみを抑えてきれいに仕上げます。また、鶏もも肉にあらかじめ塩小さじ1/4とこしょう少々をしっかりとふっておくことで、下味がしっかりとなじみます。
フライパンでバターを溶かして鶏肉を炒めたあと、玉ねぎ、人参、れんこんを順に炒め合わせ、水カップ3/4に加えて白ワインと顆粒スープの素を投入してふたをし、中火で5~6分間しっかりと煮ることで、野菜の甘みと肉の旨味がスープに凝縮されます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
堀江ひろ子さんの「れんこんのクリームシチュー」には、まろやかで優しいミルクの風味と、れんこんのシャキもっちりとした食感に寄り添うワインや飲み物がよく合います。アルコールを合わせるなら、すっきりとした酸味と豊かな果実味を持つ爽やかな白ワインがベストマッチです。
特に、フランス産のシャルドネやソーヴィニヨン・ブランなどは、クリームシチューのコクを優しく受け止めつつ、口の中を軽やかにリフレッシュしてくれます。また、穏やかな樽香を感じる白ワインを選ぶと、バターの風味や鶏肉の旨味とも美しく調和し、より一層リッチで奥行きのある味わいをお楽しみいただけます。
お酒を控えたい場合には、温かいハーブティーや、シンプルに冷えたレモンウォーターを合わせることで、料理の繊細な風味を引き立てつつ、最後まで美味しくすっきりと召し上がることができます。
保存テクニックと温め直し方
作り置きや保存をする場合は、粗熱をしっかりと取ってから清潔な密閉保存容器に移し替え、冷蔵庫で保管してください。保存期間の目安は冷蔵で2〜3日程度です。
なお、牛乳を使用しているため、再加熱する際は電子レンジを使用するか、鍋に移して弱火で焦げ付かないように優しくかき混ぜながらしっかりと中心まで温め直してください。スープのとろみが強くなっている場合は、少量の牛乳や水を加えてお好みの濃度に調整していただくと美味しく召し上がれます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
堀江ひろ子さんの「れんこんのクリームシチュー」は、身近な野菜であるれんこんの魅力を最大限に引き出した、心温まる絶品の洋食煮込み料理です。最大の魅力は、小麦粉やルーを一切使わず、すりおろしたれんこんのでんぷん質だけで自然なとろみをつけるヘルシーな調理法にあります。
さらに、いちょう切りにしたれんこんを時間差で加えることで、シャキッとした食感ともっちりとした食感のコントラストが一口ごとに楽しめます。鶏もも肉のジューシーな旨味と、玉ねぎや人参の優しい甘みが溶け込んだスープは、一口飲むとほっとする味わいです。
仕上げに加える枝豆やぎんなんが彩りと食感のアクセントになり、食卓をパッと明るく彩ります。フライパンひとつで手軽に作れる本格的なクリームシチューとして、普段の食事はもちろん、おもてなしのメインディッシュとしても大満足間違いなしの一品です。
