今回は、日々の食卓に優しく寄り添う料理で人気の料理家、ワタナベマキさんのレシピ「ひじきとごぼうの梅煮」をご紹介します。和食の定番であるひじきの煮物を、ごぼうの豊かな風味と梅干しの爽やかな酸味で仕上げた、毎日でも食べたくなるような一品です。
長ひじきのふっくらとした食感と、太めに切ったごぼうの食べ応えが絶妙にマッチし、一口食べるごとに素材の美味しさが口いっぱいに広がります。味付けはだし、酒、みりんというシンプルな構成ですが、そこに塩分13%の梅干しを崩し入れることで、さっぱりとしつつも奥深い味わいを生み出しています。
ごま油の香ばしさが食欲をそそり、ご飯のお供にはもちろん、お弁当のおかずや、お酒のちょっとしたおつまみとしても大活躍すること間違いなしの素晴らしいレシピです。身体に嬉しい食材をたっぷり使ったワタナベマキさん直伝の本格和惣菜を、ぜひご家庭で味わってみてください。
【ワタナベマキさんのレシピ】ひじきとごぼうの梅煮の作り方
Course: 副菜Cuisine: 和食4
servings15
minutes15
minutes75
kcal30
minutes今回は、日々の食卓に優しく寄り添う料理で人気の料理家、ワタナベマキさんのレシピ「ひじきとごぼうの梅煮」をご紹介します。和食の定番であるひじきの煮物を、ごぼうの豊かな風味と梅干しの爽やかな酸味で仕上げた、毎日でも食べたくなるような一品です。
材料
長ひじき(乾) 25g
ごぼう 1本(150g)
梅干し(塩分13%) 3コ(60g)
ごま油 小さじ2
【A】
だし カップ3/4
酒 大さじ2
みりん 大さじ1
作り方
- ひじきは水で戻して水けをきり(全体備考参照)、2~3等分に切る。ごぼうは皮をこすって洗い、太い部分は縦半分に切る。7~8mm厚さの斜め切りにして水にサッとさらし、水けをきる。
- 鍋にごま油小さじ2を中火で熱し、ごぼうを炒める。香りが出たらひじきを加えてサッと炒め、【A】を加える。
- 煮立ったらアクを取り、梅干しをくずしながら加える。落としぶたをして弱めの中火にし、汁けがなくなるまで10分間ほど煮る。
メモ
- ワタナベマキさんのレシピ (ひじきとごぼうの梅煮)
ひじきとごぼうの梅煮を美味しく作る3つの極意
ごぼうは太めに切り、ごま油でしっかり香りを引き出す
このレシピのポイントは、ごぼうの切り方と炒め方にあります。ごぼうは7〜8mm厚さの斜め切りにし、太い部分は縦半分に切ることで、食べ応えのあるしっかりとした食感を残します。そして、鍋に小さじ2のごま油を中火で熱し、ごぼうの香りがしっかりと立つまで炒めることが重要です。
ごま油のコクと香ばしさがごぼうの土の香りと結びつき、料理全体の風味のベースを作り上げます。ここでじっくり炒めることで、煮汁を吸った時に奥深い味わいが生まれます。
梅干しは煮汁が煮立ってからくずし入れる
爽やかな酸味と旨味を加える梅干し(塩分13%のもの3コを使用)は、加えるタイミングが味の決め手になります。ひじきを炒めてから【A】のだし、酒、みりんを加え、一度しっかり煮立ててアクを丁寧に取ります。そのあとに梅干しをくずしながら加えることで、梅の風味が飛ばず、煮汁全体に上品な酸味が均一に広がります。
塩分と旨味が絶妙なバランスで溶け出し、醤油を使わなくても味がピタリと決まる、計算し尽くされた工程です。
落としぶたをして弱めの中火で10分間煮含める
味がしっかり染み込んだ美味しい煮物にするための最大のコツは、火加減と落としぶたの活用です。梅干しを加えたあとは落としぶたをし、「弱めの中火」で約10分間、汁けがなくなるまでじっくりと煮含めます。落としぶたをすることで、少ない煮汁でも鍋全体に対流が起こり、ひじきやごぼうの芯まで均一に味が染み込みます。
強火でガンガン煮立てると風味が飛び、食感も悪くなるため、指定の火加減と時間を守って仕上げることが大切です。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
ひじきとごぼうの梅煮は、和の食卓に欠かせない一品ですが、お酒とのペアリングも存分に楽しむことができます。この料理の持つ「ごま油のコク」「ごぼうの土の香り」「梅干しの酸味」に寄り添うお酒を選ぶのがポイントです。日本酒であれば、米の旨味がしっかりと感じられる純米酒をぬる燗にするのがおすすめです。
梅の酸味と日本酒のふくよかな甘みが調和し、ごぼうの根菜特有の風味を引き立ててくれます。また、ワインを合わせる場合は、樽香のないすっきりとした日本の甲州ワインや、軽やかな酸味を持つピノ・ノワールがよく合います。赤ワインの土っぽいニュアンスがごぼうとマッチし、意外なマリアージュを体験できるでしょう。
さらに、さっぱりと飲みたい時は、麦焼酎の水割りや、すだちを搾った爽やかな焼酎ハイボールも、梅干しの風味と見事に同調します。
保存テクニックと温め直し方
このひじきとごぼうの梅煮は、常備菜や作り置きとして非常に優秀なおかずです。粗熱をしっかりと取った後、清潔な保存容器に入れて冷蔵庫で保存してください。冷蔵保存で約3〜4日間美味しくお召し上がりいただけます。
日が経つごとにひじきやごぼうに味がより一層染み込み、作った当日とはまた違ったまろやかな味わいを楽しむことができます。お弁当に詰める際は、汁けが漏れないよう再度しっかり水けを切るか、すりごまを少しまぶして水分を吸わせるのもおすすめです。
このレシピのまとめと栄養のポイント
ワタナベマキさんの「ひじきとごぼうの梅煮」は、日常の食卓を豊かにしてくれる、作りやすくて味わい深い素晴らしいレシピです。長ひじきのふっくらとしたボリューム感と、ごぼうのシャキッとした力強い歯ごたえが心地よく、そこに梅干しの爽やかな酸味が加わることで、飽きのこない絶妙なバランスに仕上がっています。
醤油を使わず、梅干しの塩気と旨味、そして少量の酒とみりんで味をまとめるというシンプルながらも洗練された手法は、素材本来の持ち味を最大限に生かすワタナベマキさんならではのテクニックです。毎日のご飯のお供にはもちろん、お酒の肴やお弁当の隙間おかずなど、幅広いシーンで活躍する一品です。
ぜひこのレシピをご家庭の定番メニューとして取り入れ、心温まる和の味わいを堪能してください。
