今回は、人気料理家であるワタナベマキさんのレシピ「カレーライス」の作り方をご紹介します。カレーライスといえば、家庭料理の定番ですが、作り方や材料のちょっとした工夫で驚くほど本格的で奥深い味わいに仕上がります。
ワタナベマキさん直伝のこのカレーレシピにおける最大の特徴は、煮込み用の水分として「水」を一切使わず、代わりにたっぷりの「野菜ジュース」と白ワインを使用することです。これにより、長時間煮込まなくても、野菜の甘みや旨味が凝縮された深いコクが生まれます。
また、メインの具材である鶏もも肉は、あらかじめヨーグルト、すりおろしにんにく、しょうがを合わせた特製のつけ汁でしっかりと揉み込んでおきます。
このひと手間を加えることで、鶏肉自体が驚くほど柔らかくジューシーになるだけでなく、ヨーグルトの成分がカレー全体にまろやかさと、ほどよいとろみをプラスしてくれます。いつものお家カレーが、まるで専門店のようなリッチな味わいに生まれ変わる、ワタナベマキさんの素晴らしいレシピです。
休日のランチや、ちょっと特別な日のディナーにぜひ作ってみてはいかがでしょうか。
【ワタナベマキさんのレシピ】カレーライスの作り方
Course: 主菜Cuisine: 洋食4
servings15
minutes30
minutes717
kcal45
minutes今回は、人気料理家であるワタナベマキさんのレシピ「カレーライス」の作り方をご紹介します。カレーライスといえば、家庭料理の定番ですが、作り方や材料のちょっとした工夫で驚くほど本格的で奥深い味わいに仕上がります。
材料
鶏もも肉 400g
たまねぎ 1コ(200g)
にんじん 1本(200g)
じゃがいも(男爵) 2コ(300g)
カレー粉 大さじ2
白ワイン カップ3/4
野菜ジュース(食塩不使用) カップ3
ウスターソース 大さじ2
ご飯(温かいもの) 適量
オリーブ油 大さじ1
塩
黒こしょう(粗びき) 少々
【A】
プレーンヨーグルト(無糖) 大さじ3
にんにく(すりおろす) 1かけ分
しょうが(すりおろす) 1かけ分
作り方
- 鶏肉は約4cm角に切ってバットに入れ、【A】を加えてよくもみ込んでおく。
- たまねぎは六つ割りにし、にんじんは皮付きのまま、縦半分に切ってから長さを半分に切る。じゃがいもは皮をむいて半分に切り、面取りをする。
- 鍋にオリーブ油大さじ1を中火で熱し、たまねぎをサッと炒める。カレー粉大さじ2を加えてなじませながら、香りがたつまで炒める。
- 1 をつけ汁ごと加えて炒め、鶏肉に軽く焼き目がついたら、白ワインカップ3/4を加えてひと煮立ちさせる。
- ポイント
- つけ汁のヨーグルトも一緒に加え、まろやかさととろみをプラスする。
- にんじん、じゃがいもを加えてサッと混ぜる。野菜ジュースを加え、アクを取りながらひと煮立ちさせ、ふたをして弱火で約10分間煮る。
- ポイント
- 水は一切加えず、水分は野菜ジュースのみ。これで味に深みが出る。
- ウスターソース、塩小さじ1を加え、じゃがいもが柔らかくなるまでさらに10~15分間煮る。塩・黒こしょう各少々で味を調え、器に盛ったご飯にかける。
メモ
- ワタナベマキさんのレシピ (カレーライス)
カレーライスを美味しく作る3つの極意
鶏もも肉をヨーグルトベースのつけ汁で揉み込むこと
鶏もも肉は調理前に、無糖のプレーンヨーグルト、すりおろしたにんにくとしょうがを合わせたつけ汁でしっかりと揉み込んでおくことが、このレシピの非常に重要なポイントです。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌や酸の働きにより、鶏肉の筋繊維がほぐれ、加熱しても固くならず、驚くほどしっとり柔らかくジューシーな食感に仕上がります。さらに、このつけ汁は拭き取らずにそのまま鍋に加えて炒めるため、ヨーグルトがカレーソース全体に溶け込みます。
これにより、スパイスの角が取れたまろやかな風味が生まれると同時に、ルウを使わなくても自然なとろみがカレーにプラスされます。にんにくとしょうがの風味もしっかりと肉に下味がつき、食欲をそそる香りのベースを作ってくれます。
カレー粉は油とたまねぎになじませて香りを引き出すこと
スパイスの香りを最大限に活かすための極意です。鍋にオリーブ油を熱してたまねぎをサッと炒めた直後、鶏肉や他の野菜を入れる前に「カレー粉大さじ2」を加え、たまねぎと油になじませながら炒めます。
カレー粉に含まれるさまざまなスパイスは、油に溶け出して加熱されることで初めて本来の豊かな香りと深い風味が引き出されます。ここでしっかりと炒めて香りをたたせることで、出来上がりのカレーの香りの広がりが格段に良くなります。
焦がさないように中火で注意深く炒め、スパイスの香ばしい香りがキッチンに漂ってくるまで火を入れることが、本格的なスパイシーさを生み出す土台となります。
水を一切加えず、野菜ジュースと白ワインのみで煮込むこと
このレシピで最も驚きがあり、かつ味の決め手となるのが、煮込みの工程で「水」を一切使わないことです。鶏肉を炒めた後に加えるのは白ワイン、そして食塩不使用の野菜ジュースのみです。
水を加えると味が薄まり、コクを出すために長時間の煮込みが必要になりますが、たっぷりの野菜の旨味と甘みがすでに凝縮されている野菜ジュースを水分として使うことで、短時間の煮込みでも一晩寝かせたような深みとコクが生まれます。白ワインは鶏肉の臭みを消すとともに、フルーティーな酸味と香りを加えます。
野菜ジュースを加えた後はアクを取りながらひと煮立ちさせ、ふたをして弱火で約10分、さらにウスターソースや塩を加えてじゃがいもが柔らかくなるまで10〜15分煮るだけで、驚くほど濃厚な味わいが完成します。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
ワタナベマキさんのカレーライスは、野菜ジュースの凝縮された甘みと旨味、ヨーグルトのまろやかな酸味、そしてスパイスの香りが複雑に絡み合った奥深い味わいが特徴です。この風味豊かなカレーには、程よい果実味とスパイシーなニュアンスを持つ赤ワインのペアリングが非常におすすめです。
例えば、フランスのコート・デュ・ローヌ地方で作られるシラーやグルナッシュを主体としたミディアムボディの赤ワインがよく合います。赤ワインの持つ黒こしょうのようなスパイシーな香りがカレー粉の風味と同調し、果実の甘みが野菜ジュースのコクを引き立ててくれます。
また、白ワインがお好みであれば、カレーのヨーグルト由来の酸味に合わせて、少しふくよかさのあるシャルドネや、ゲヴュルツトラミネールなども、スパイスの香りと相性が良く、華やかなマリアージュを楽しむことができます。
ビールを合わせるなら、香りの強いペールエールやインディア・ペールエールなどがカレーのスパイシーさに負けず、爽快な余韻をもたらしてくれます。
保存テクニックと温め直し方
カレーライスが余った場合の保存方法について解説します。粗熱がしっかりと取れたら、密閉できる清潔な保存容器に移し替え、冷蔵庫で保存してください。冷蔵保存の場合は、2〜3日以内を目安に食べ切るようにしましょう。
温め直す際は、鍋に移して弱火でじっくりと加熱するか、電子レンジで中心までしっかりと熱を通してください。じゃがいもやにんじんは、大きめの塊のまま冷凍すると水分が抜けて食感がパサパサになり、スカスカになってしまうため、冷凍保存にはあまり向いていません。
どうしても冷凍したい場合は、あらかじめじゃがいもとにんじんを取り除くか、フォークなどでペースト状にマッシュしてから冷凍保存袋に入れて冷凍することをおすすめします。冷凍した場合は約1ヶ月程度保存可能です。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、ワタナベマキさん直伝の「カレーライス」のレシピをご紹介しました。市販のカレールウを使用せず、カレー粉をベースに作る本格的な一品ですが、ご家庭にある材料で手軽に作れるのが大きな魅力です。
鶏もも肉をヨーグルトとすりおろしたにんにく、しょうがでマリネすることで、お肉が驚くほど柔らかく仕上がり、カレー全体にまろやかなとろみがつきます。
また、煮込みに水を一切使わず、たっぷりの野菜ジュース(食塩不使用)と白ワインを使用することで、短時間の煮込みでも野菜の旨味が幾重にも重なった、まるでレストランのようなコク深い味わいが実現します。いつもの作り方とは一味違う、素材の美味しさを最大限に引き出したワタナベマキさんのカレーレシピ。
手順自体はシンプルでわかりやすいので、ぜひご自宅で試していただき、その奥深い味わいをご家族皆さまで堪能してみてください。
