今回は、人気料理家であるワタナベマキさんのレシピ「しっとり蒸し鶏」をご紹介します。鶏むね肉はヘルシーでお手頃価格な人気の食材ですが、ご家庭で調理するとどうしてもパサパサになってしまったり、堅く仕上がってしまったりとお悩みの方も多いのではないでしょうか。
このワタナベマキさん直伝のレシピなら、フライパン一つで驚くほどしっとりと柔らかく、ジューシーな蒸し鶏を作ることができます。調理の工程にはいくつか大切なポイントがありますが、特別な道具や難しい技術は一切必要ありません。
常温に戻したお肉に砂糖をもみ込む下ごしらえや、加熱後に余熱を利用してじっくりと火を通す工夫など、シンプルな工程のなかに美味しさを引き出す知恵が詰まっています。
黒酢とごま油が香る特製のネギだれをたっぷりとかけ、ピーラーで薄切りにした大根やきゅうりと一緒にサッパリといただける、大満足のメインディッシュです。毎日の食卓にはもちろん、おもてなしの際の前菜などにもぴったりの一品ですので、ぜひこのレシピで本格的な味わいをご自宅でお楽しみください。
【ワタナベマキさんのレシピ】しっとり蒸し鶏の作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings15
minutes20
minutes325
kcal35
minutes今回は、人気料理家であるワタナベマキさんのレシピ「しっとり蒸し鶏」をご紹介します。鶏むね肉はヘルシーでお手頃価格な人気の食材ですが、ご家庭で調理するとどうしてもパサパサになってしまったり、堅く仕上がってしまったりとお悩みの方も多いのではないでしょうか。
材料
鶏むね肉 1枚(300g)
しょうが(皮付きのまま薄切り) 1かけ分
ねぎ(青い部分) 1本分
大根 150g
きゅうり 1本
砂糖 大さじ1
酒 カップ1/4
水 カップ1/4
塩 小さじ1
【A】
しょうゆ 大さじ1
黒酢 大さじ1
ごま油 大さじ1
ねぎ(みじん切り) 10cm分
作り方
- 鶏肉は常温に戻し、好みで皮を取り除く。切り開いて厚さを均一にし、砂糖大さじ1をよくもみ込み、10~15分間おく。
- ポイント
- 内側に水分を封じ込め、柔らかくジューシーな仕上がりになる。
- フライパンに 1 を入れ、酒・水各カップ1/4、塩小さじ1、しょうが、ねぎの青い部分を加えて、中火にかける。煮立ったら裏返して弱火にし、ふたをして約8分間蒸し煮にする。火を止め、そのまま粗熱が取れるまでおく。
- ポイント
- 余熱を利用するので、鶏肉に火が通りすぎず、堅くならない。
- 大根ときゅうりはピーラーで薄切りにする。【A】を混ぜ合わせる。
- 2 を食べやすい大きさに切って器に盛り、大根ときゅうりを添え、【A】をかける。
メモ
- ワタナベマキさんのレシピ (しっとり蒸し鶏)
しっとり蒸し鶏を美味しく作る3つの極意
鶏むね肉に砂糖をもみ込んで水分を保つ
鶏むね肉を柔らかく仕上げるための最大の極意は、加熱前に砂糖大さじ1をよくもみ込み、10分から15分ほどおいておくことです。砂糖には水分を抱え込んで保水性を高める性質があるため、このひと手間を加えることで、加熱してもお肉の内側に水分がしっかりと封じ込められます。
結果として、パサつきがちな鶏むね肉が驚くほど柔らかく、噛むたびに肉汁があふれるジューシーな仕上がりになります。お肉の厚さを均一に切り開いてからすり込むことで、全体にムラなく効果が行き渡ります。
蒸し煮は弱火で約8分、余熱でじっくり火を通す
フライパンに鶏むね肉と調味料(酒、水、塩、しょうが、ねぎの青い部分)を入れて中火にかけ、煮立ったら裏返してすぐに弱火にし、ふたをして約8分間蒸し煮にします。ここで最も重要なのは、8分経ったらすぐに火を止め、ふたをしたまま粗熱が取れるまで置いておくことです。
高い温度で長時間加熱するとタンパク質が急激に収縮して肉が堅くなってしまいますが、このレシピでは余熱を最大限に利用することで、火が通りすぎるのを防ぎ、しっとりとした極上の食感を生み出します。
香味野菜と黒酢の特製ダレでさっぱりと仕上げる
しっとりと仕上がった蒸し鶏の魅力をさらに引き立てるのが、しょうゆ、黒酢、ごま油(各大さじ1)とみじん切りにしたねぎを合わせた特製ダレです。黒酢のまろやかな酸味とコク、ごま油の豊かな香りが、淡白な鶏むね肉の旨味に深い味わいをプラスします。
また、付け合わせの大根ときゅうりをピーラーで薄切りにすることで、シャキシャキとした軽やかな食感が生まれ、タレもよく絡みます。お肉と野菜を一緒に頬張ることで、さっぱりとしながらも後を引く美味しさが完成します。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
ワタナベマキさんのしっとり蒸し鶏には、黒酢のコクとごま油の香ばしさ、そしてたっぷりの香味野菜が使われているため、スッキリとした酸味とフルーティーな香りを持つ白ワインが非常によく合います。特におすすめなのは、ニュージーランド産のソーヴィニヨン・ブランです。
柑橘系やハーブのような清涼感のある香りが、ネギやしょうがの風味と見事に同調し、黒酢のまろやかな酸味とも相性抜群です。また、少し冷やした辛口のロゼワインも素晴らしいペアリングとなります。
プロヴァンス地方のロゼワインなどが持つ淡い果実味とスッキリした後味は、鶏むね肉の繊細な旨味を邪魔することなく、料理全体のさっぱりとした味わいを優しく包み込んでくれます。
ビールを合わせる場合は、華やかな香りを持つペールエールや、小麦から作られるホワイトビールを選ぶと、黒酢ダレの風味をより一層引き立ててくれるでしょう。
保存テクニックと温め直し方
この蒸し鶏は、保存性を高めるためにしっかりと粗熱を取ってから保存容器に入れることが大切です。余ったお肉は、パサつきを防ぐためにフライパンに残った茹で汁(蒸し汁)と一緒に密閉容器に入れ、冷蔵庫で保管してください。茹で汁に浸しておくことで、冷蔵保存中でもしっとりとした食感を維持できます。
冷蔵庫で約2日〜3日ほど美味しく保存可能です。タレや付け合わせの野菜は水分が出やすいため、お肉とは別の容器に分けて保存し、食べる直前に合わせるのがおすすめです。
このレシピのまとめと栄養のポイント
ワタナベマキさんのレシピによる「しっとり蒸し鶏」は、パサつきがちな鶏むね肉を驚くほど柔らかく、ジューシーに仕上げる素晴らしい一品です。常温に戻して砂糖をもみ込む下ごしらえや、フライパンの余熱を利用してゆっくりと火を通すという、理にかなった調理法が美味しさの秘訣です。
酒としょうが、ねぎの風味が鶏肉の臭みを消し、上品な味わいを引き出します。黒酢とごま油をベースにした特製ダレは、食欲をそそる香りと絶妙な酸味があり、ピーラーで薄くスライスした大根やきゅうりとの相性も抜群です。
手軽な材料で簡単に作れるため、毎日の献立のメインディッシュとしてはもちろん、ヘルシー志向の方のお弁当や、少し気の利いたおつまみとしても大活躍する、ぜひ覚えておきたい定番レシピです。
