今回は、人気料理研究家であるワタナベマキさんの「なすとじゃこのピリ辛炒め煮」のレシピをご紹介します。旬のなすをたっぷりと使い、ちりめんじゃこの旨みと豆板醤のピリッとした辛味を効かせた、ご飯が止まらなくなる一品です。
なすは油と非常に相性が良く、とろけるような食感に仕上がるのが特徴ですが、このレシピではごま油の香ばしい風味をまとわせることで、より一層食欲をそそる仕上がりになっています。また、味付けの要となる黒酢のまろやかな酸味が全体の味を引き締め、さっぱりとしながらもコク深く奥深い味わいを作り出しています。
作り方も非常にシンプルで、フライパン一つで手軽に完成するため、忙しい日の夕飯のおかずや、気の利いたお酒のおつまみとしても大活躍間違いなしのレシピです。ワタナベマキさん直伝の、絶妙な調味料の加える順番を守ることでなすに味がしっかりと染み込み、プロの味がご家庭で簡単に再現できます。
毎日の食卓に彩りを添える、リピート必至のおすすめメニューです。
【ワタナベマキさんのレシピ】なすとじゃこのピリ辛炒め煮の作り方
Course: 副菜Cuisine: 和食4
servings5
minutes10
minutes140
kcal15
minutes今回は、人気料理研究家であるワタナベマキさんの「なすとじゃこのピリ辛炒め煮」のレシピをご紹介します。旬のなすをたっぷりと使い、ちりめんじゃこの旨みと豆板醤のピリッとした辛味を効かせた、ご飯が止まらなくなる一品です。
材料
なす 5コ
ちりめんじゃこ 40g
しょうが 1かけ
豆板醤(トーバンジャン) 小さじ2/3
黒酢 大さじ1(または酢。)
白ごま 大さじ1
ごま油 大さじ2
酒 大さじ1
みりん 大さじ2
しょうゆ 大さじ2
塩 少々
作り方
- なすはヘタを除いて乱切りにし、1~2分間水にさらして水けをきり、紙タオルで水けを拭く。しょうがはせん切りにする。
- フライパンにごま油を中火で熱し、しょうが、豆板醤小さじ2/3を入れて香りが出るまで炒める。
- なす、ちりめんじゃこを加えて全体に油がなじむまで炒め、酒大さじ1、みりん大さじ2、黒酢大さじ1を加えて5分間ほど炒め煮にする。なすがしんなりとしたら、しょうゆ大さじ2を加える。汁けがなくなるまで炒め、白ごま、塩を少々加えて混ぜる。
- ポイント
- なすに酒、みりん、黒酢の味を先にしっかりと入れてから、しょうゆを加えて仕上げる。
メモ
- ワタナベマキさんのレシピ (なすとじゃこのピリ辛炒め煮)
なすとじゃこのピリ辛炒め煮を美味しく作る3つの極意
なすの水分をしっかり拭き取ること
手順にある通り、なすを水にさらした後は、紙タオルでしっかりと水けを拭き取ることがこのレシピの最初の重要なポイントです。水分が残っていると、フライパンに入れた際にごま油がはねて危険なだけでなく、なすの表面に油が均一にコーティングされず、旨みが閉じ込められません。
また、余分な水分があることで炒め煮にする際に味がぼやけてしまい、調味料がなすの中までしっかりと染み込まなくなります。丁寧な下ごしらえが仕上がりの食感と味の染み込み具合を大きく左右します。
香味野菜と豆板醤を先に炒めて香りを引き出す
ごま油を中火で熱したフライパンに、まずせん切りにしたしょうがと小さじ2/3の豆板醤を入れ、香りが出るまでしっかりと炒める工程が極意です。豆板醤は油で炒めることで特有の生臭さが消え、香ばしさと奥深い辛味が引き出されます。しょうがも同様に、じっくりと加熱することで油に爽やかな香りを移すことができます。
この「香り付けされたごま油」でなすとちりめんじゃこをコーティングするように炒めることで、料理全体に本格的で食欲をそそる風味が隅々まで行き渡るようになります。
調味料を加える順番で味の染み込みを変える
なすに味を入れる際、「酒、みりん、黒酢」を先に加えて5分間ほど炒め煮にし、なすがしんなりしてから最後に「しょうゆ」を加えるという順番が最大のポイントです。塩分濃度の高いしょうゆを最初から入れてしまうと、なすの組織が引き締まってしまい、甘みや旨み、黒酢のまろやかな酸味が中まで浸透しにくくなります。
先に酒やみりんの甘み、黒酢の風味をなすにたっぷりと吸わせ、柔らかく煮含めてからしょうゆで表面の味を決めることで、噛んだ瞬間にじゅわっと溢れる絶妙な味わいに仕上がります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
ワタナベマキさんの「なすとじゃこのピリ辛炒め煮」は、豆板醤の辛みと黒酢の酸味、そしてごま油の風味が効いたしっかりとした味わいのため、お酒のお供としても非常に優秀です。ワインを合わせるなら、スパイシーな風味に寄り添うロゼワインや、少し冷やした軽めの赤ワインがおすすめです。
例えば、シラーやグルナッシュといったブドウ品種を使った果実味が豊かで少しスパイシーなニュアンスを持つロゼワインは、豆板醤のピリ辛感と見事に調和し、なすの甘みを引き立てます。
また、白ワインであれば、酸味が穏やかでふくよかな果実味を持つゲヴュルツトラミネールや、樽香の強すぎないシャルドネなどを選ぶと、黒酢のまろやかな酸味やごま油の香ばしさと反発することなく、口の中で心地よいマリアージュを楽しむことができます。
保存テクニックと温め直し方
保存する場合は、粗熱をしっかりと取った後、清潔な保存容器に入れて冷蔵庫で保管してください。冷蔵保存で約3日〜4日程度美味しくお召し上がりいただけます。時間が経つごとに調味料がなすの中までさらに染み込み、作りたてとはまた違った味わい深さを楽しめるため、常備菜や作り置きのおかずとしても大変便利です。
食べる際は、電子レンジで軽く温め直すとごま油の香ばしさが再び立ち上がり、美味しくいただけます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回ご紹介したワタナベマキさん直伝の「なすとじゃこのピリ辛炒め煮」は、手軽に手に入る食材を使いながらも、調味料の加える順番や香味野菜の香りの引き出し方など、ちょっとした料理の基本とテクニックが詰まった素晴らしいレシピです。
なすのとろけるような食感と、ちりめんじゃこの凝縮された旨みが、ごま油と豆板醤の風味豊かな油に包まれ、一口食べるごとにご飯やお酒が欲しくなるやみつきの美味しさを実現しています。特に黒酢のまろやかな酸味が全体の良いアクセントとなり、味が単調にならず最後まで飽きずに食べられるのが最大の魅力です。
晩御飯のメインや副菜としてはもちろん、作り置きしてお弁当のおかずにするのにもぴったりですので、ぜひ毎日の献立に取り入れてみてください。
