料理研究家であるワタナベマキさんのレシピ「オクラとささ身のわさびマリネ」をご紹介します。蒸し暑い季節や、さっぱりとしたおかずが欲しいときにぴったりの、わさびのツンとした爽やかな辛味がアクセントになった和風マリネです。
高タンパクでヘルシーな鶏ささ身と、独特のネバネバ食感がクセになる夏野菜のオクラを組み合わせたこの一品は、食欲が落ちがちな時でもお箸が進む美味しさです。ささ身には薄くかたくり粉をまぶしてから茹でることで、パサつきがちな肉質をつるんと柔らかく仕上げる工夫が施されています。
また、オクラもサッと短時間茹でることで、鮮やかな緑色と心地よい歯ごたえを残しています。だしをベースに、お酢の酸味とごま油の香ばしいコク、そして練りわさびを効かせた特製マリネ液が、熱々の具材にじんわりと染み込みます。
仕上げに添えるみょうがと青じその千切りが、さらに爽やかな香りをプラスし、味に深みを与えてくれます。ご飯のおかずとしてはもちろん、晩酌のお供にも最適な一皿をぜひご家庭で味わってみてください。
【ワタナベマキさんのレシピ】オクラとささ身のわさびマリネの作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食4
servings10
minutes5
minutes160
kcal15
minutes料理研究家であるワタナベマキさんのレシピ「オクラとささ身のわさびマリネ」をご紹介します。蒸し暑い季節や、さっぱりとしたおかずが欲しいときにぴったりの、わさびのツンとした爽やかな辛味がアクセントになった和風マリネです。
材料
鶏ささ身 6本(360g)
オクラ 10本
みょうが 1コ
青じそ 5枚
塩 小さじ1
かたくり粉
【マリネ液】
だし カップ1+1/2
酢 大さじ2
ごま油 大さじ2
練りわさび 小さじ1
塩 小さじ2/3
作り方
- オクラはヘタの先を切り落とし、ガクの堅い部分をむく。塩小さじ1をふってまな板の上で転がし(板ずり)、サッと洗う。ささ身は筋を取って一口大に切り、かたくり粉を薄くまぶす。みょうが、青じそはせん切りにし、混ぜる。
- 保存容器に【マリネ液】を混ぜ合わせておく。
- 鍋に湯を沸かし、オクラを20秒間ほどゆでて網じゃくしで引き上げる。縦半分に切り、熱いうちに 2 につける。同じ湯でささ身を2分30秒間ほどゆで、網じゃくしですくい、 2 に加えてつける。みょうがと青じそを添えて食べる。
メモ
- ワタナベマキさんのレシピ (オクラとささ身のわさびマリネ)
オクラとささ身のわさびマリネを美味しく作る3つの極意
オクラの板ずりと絶妙な茹で時間
このレシピのポイントは、オクラの下処理と正確な茹で時間にあります。まず、オクラのヘタの先を切り落とし、ガクの堅い部分を丁寧に剥き取ります。その後、塩小さじ1を振ってまな板の上で転がす「板ずり」を行うことで、表面のうぶ毛が取れて色が鮮やかになり、調味料の味も馴染みやすくなります。
板ずり後にサッと洗ったオクラは、沸騰したお湯で「20秒間ほど」というごく短時間だけ茹でます。この20秒という時間を守ることで、オクラ特有のシャキッとした食感を最大限に生かすことができます。
茹ですぎると柔らかくなりすぎてマリネ液に漬けた際の食感が損なわれてしまうため、熱湯にくぐらせる程度の感覚で素早く網じゃくしで引き上げるのが極意です。
ささ身のかたくり粉コーティングと茹で時間
パサつきやすい鶏ささ身をしっとりと柔らかく仕上げるための重要な工程が、かたくり粉の活用です。筋を取って一口大に切ったささ身に、かたくり粉を薄くまぶしてから茹でることで、お肉の表面に極薄い膜ができ、旨味と水分をしっかりと閉じ込めることができます。
これにより、口当たりがつるんとしたなめらかな食感に仕上がります。また、茹で時間も「2分30秒間ほど」という指定を守ることが大切です。オクラを茹でたのと同じお湯を使い、2分30秒で引き上げることで、中まで火を通しつつも硬くなりすぎない絶妙な火入れとなります。
かたくり粉の衣がマリネ液をよく絡ませる役割も果たすため、味の馴染みが格段に良くなります。
熱いうちにマリネ液に漬け込む
食材の風味を最大限に引き出すためには、茹で上がった具材を「熱いうちに」マリネ液に漬け込むことが最大の極意です。オクラもささ身も、茹でて網じゃくしですくったら、冷水には取らずに熱い状態のまま、だし、酢、ごま油、練りわさび、塩を合わせた特製の【マリネ液】に直接加えます。
食材は温度が下がるタイミングで味を吸収する性質があるため、熱々の状態でマリネ液に浸すことで、中までしっかりとだしの旨味やわさびの香りが染み込んでいきます。特に、オクラは縦半分に切ってから漬けることで、断面からも味が入りやすくなります。
食べる直前にみょうがと青じそを添えることで、漬け込まれた深い味わいとフレッシュな薬味の香りの対比が楽しめます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
ワタナベマキさんの「オクラとささ身のわさびマリネ」は、和の調味料とハーブ(みょうが、青じそ)の香りが際立つ一品ですので、お酒を合わせるなら日本酒や白ワインが非常によく合います。
日本酒の場合は、お米のふくよかな旨味がありつつも後味がすっきりとした「辛口の純米酒」や、冷やして美味しい「生酒」がおすすめです。わさびのツンとした辛味やだしの風味を、日本酒が優しく包み込んでくれます。
また、ワインを合わせるなら、青々としたハーブの香りが特徴的な「ソーヴィニヨン・ブラン」がぴったりです。オクラの清涼感やみょうが、青じその爽やかな香りとソーヴィニヨン・ブランの柑橘系の酸味が美しく同調し、ごま油のコクをすっきりと流してくれます。
しっかりと冷やしたお酒とともに、心地よいマリアージュをお楽しみください。
保存テクニックと温め直し方
このマリネは作り置きにも適しています。粗熱がしっかりと取れてから、清潔な密閉できる保存容器に入れ、冷蔵庫で保管してください。保存の目安は約2〜3日間です。
一晩冷蔵庫で寝かせることで、だしやごま油の風味、わさびの辛味がささ身とオクラの奥深くまで馴染み、作り立てとはまた違ったまろやかで一体感のある味わいを楽しむことができます。
食べる際は、冷蔵庫から出してそのまま冷たい状態でいただくのも美味しいですし、少し常温に戻してから食べるとわさびの香りがより引き立ちます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
ワタナベマキさん直伝の「オクラとささ身のわさびマリネ」は、身近な食材を使いながらも、ちょっとした下ごしらえの工夫で本格的な和風マリネに仕上がる素晴らしいレシピです。
ささ身にかたくり粉をまぶしてつるんとした食感を持たせること、オクラを20秒、ささ身を2分30秒と緻密に計算された茹で時間で火を入れること、そして熱いうちに特製マリネ液に漬け込むこと。これらの手順一つ一つが、素材の持ち味を最大限に引き出しています。
わさびの爽やかな辛味とごま油のコクが効いた奥深い味わいは、日々の食卓の気の利いたおかずとしてはもちろん、お酒のおつまみや、お弁当の隙間おかずとしても大活躍してくれます。薬味の香りが食欲をそそる一品を、ぜひお試しください。
