今回は、ワタナベマキさんのレシピ「豚肉のしょうが酒焼き」をご紹介します。いつもの生姜焼きとはひと味違う、しょうがを漬け込んだ「しょうが酒」を使った風味豊かな一品です。しょうが酒を使うことで、豚肉の臭みをしっかりと消しながら柔らかく仕上げることができ、奥深い香りと上品な味わいが口いっぱいに広がります。
手順はとてもシンプルで、筋切りをした豚肉に下味をしっかりとからめて10分おき、フライパンで香ばしく焼き上げてから、さやいんげんとともにふたをして2分間蒸し焼きにするだけ。最後にふたを取ってしょうゆをサッと絡めることで、食欲をそそる香ばしさが一気に引き立ちます。
忙しい平日の夜でも手軽に作れるボリューム満点のメインディッシュとして、日々の献立で大活躍すること間違いなしのレシピです。白いごはんのおかずとしてはもちろんのこと、晩酌のお供や、冷めても美味しいのでお弁当のおかずとしてもぴったりの、ワタナベマキさん直伝の極上の一皿をぜひご家庭でお試しください。
【ワタナベマキさんのレシピ】豚肉のしょうが酒焼きの作り方
Course: 主菜Cuisine: 和食2
servings15
minutes8
minutes350
kcal23
minutes今回は、ワタナベマキさんのレシピ「豚肉のしょうが酒焼き」をご紹介します。いつもの生姜焼きとはひと味違う、しょうがを漬け込んだ「しょうが酒」を使った風味豊かな一品です。しょうが酒を使うことで、豚肉の臭みをしっかりと消しながら柔らかく仕上げることができ、奥深い香りと上品な味わいが口いっぱいに広がります。
材料
豚肉(しょうが焼き用) 6枚
さやいんげん 6本
ベビーリーフ 適量
ごま油
しょうゆ
【A】
しょうが酒 大さじ2
しょうが酒のしょうが 4枚
みりん 小さじ2
作り方
- 豚肉は筋に数か所切り目を入れる。 しょうが酒のしょうが はせん切りにする。さやいんげんは2~3等分の斜め切りにする。
- 豚肉に【A】をからめ、10分間おく。
- フライパンにごま油小さじ2を中火で熱し、 2 の肉としょうがの汁けをきって入れる。焼き色がついたら裏返し、さやいんげんを加え、ふたをして2分間蒸し焼きにする。
- ふたを取ってしょうゆ小さじ1を回し入れ、サッとからめる。器に盛り、ベビーリーフを添える。
メモ
- ワタナベマキさんのレシピ (豚肉のしょうが酒焼き)
豚肉のしょうが酒焼きを美味しく作る3つの極意
豚肉の筋切りと下味の浸透
このレシピの最初のポイントは、豚肉の筋に数か所切り目を入れることです。豚肉(しょうが焼き用)は赤身と脂身の境目に硬い筋があり、そのまま焼くと肉が反り返って焼きムラができたり、食感が硬くなったりしてしまいます。筋切りを丁寧に施すことで、加熱時の縮みを防ぎ、均一な美しい焼き色をつけることができます。
また、しょうが酒、千切りにしたしょうが、みりんを合わせた【A】をからめて10分間おくことで、しょうが酒のアルコール分が肉の繊維をほぐし、驚くほど柔らかく仕上がります。中までしっかりと味が染み込み、噛むほどに旨味があふれ出します。
汁気をきってから焼く香ばしさの秘訣
下味をつけた豚肉を焼く際、肉としょうがの汁気をしっかりと切ってからフライパンに入れることが非常に重要です。汁気が残ったまま中火にかけたごま油の中に入れると、温度が一気に下がってしまい、肉が「焼かれる」のではなく「煮られる」状態になってしまいます。
汁気を切ることで、豚肉の表面に素早く香ばしい焼き色がつき、肉の旨味を内側に閉じ込めることができます。また、油はねを防ぐ効果もあり、ごま油の豊かな香りを肉全体に効率よく纏わせることができます。両面にきれいな焼き色がつくまで、動かしすぎずにじっくりと焼くのがコツです。
蒸し焼きと最後のしょうゆの香りづけ
豚肉を裏返したあと、さやいんげんを加えてふたをし、2分間蒸し焼きにする工程がこの料理の仕上がりを左右します。短時間の蒸し焼きにすることで、豚肉には中までふっくらと火が通り、さやいんげんには豚肉の旨味としょうがの風味が移りつつ、鮮やかな緑色とシャキッとした心地よい食感を保つことができます。
そして、ふたを取った後にしょうゆ小さじ1を回し入れ、サッとからめるのが最後の極意です。下味の段階ではなく最後にしょうゆを加えることで、焦げ付きを防ぎながら、しょうゆが熱せられて放つ香ばしい風味を最大限に生かすことができます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
豚肉のしょうが酒焼きには、和食の繊細な風味を引き立てつつ、豚肉の脂の甘みやごま油の香ばしさと調和するお酒がぴったりです。まずおすすめしたいのが、すっきりとキレのある辛口の日本酒です。
純米吟醸酒や特別純米酒などを冷酒で合わせると、しょうが酒の風味と日本酒の米の旨味が同調し、口の中をさっぱりとリセットしてくれます。ワインを合わせる場合は、柑橘系の爽やかな香りを持つ白ワイン、特にソーヴィニヨン・ブランや、果実味がありつつも酸味のバランスが良い甲州ワインが素晴らしい相性を見せます。
赤ワインがお好みなら、渋みが少なく軽やかなピノ・ノワールを少し冷やして合わせると、豚肉の旨味としょうゆの香ばしさに寄り添ってくれます。また、日常的な晩酌であれば、強炭酸で作った爽快なハイボールや、甘さ控えめのレモンサワーも、ごま油のコクをすっきりと洗い流してくれるため非常におすすめです。
保存テクニックと温め直し方
出来上がった豚肉のしょうが酒焼きが余った場合は、粗熱をしっかりと取ってから清潔な保存容器に入れ、冷蔵庫で保存してください。冷蔵保存での日持ちの目安は約2〜3日程度です。
食べる際は、電子レンジで中心までしっかりと温め直すか、フライパンに少量の油をひいて軽く炒め直すと、再び美味しくお召し上がりいただけます。また、このお料理は冷めても肉が硬くなりにくく、味がしっかりと馴染んでいるため、お弁当のおかずとしても大変優秀です。
ただし、お弁当に入れる際は汁気をしっかりと切ってから詰めるようにしてください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、ワタナベマキさん直伝の「豚肉のしょうが酒焼き」をご紹介しました。一般的な生姜焼きとはアプローチが異なり、しょうが酒を使用することで、豚肉の豊かな旨味を最大限に引き出しつつ、上品で奥深い香りを纏わせた絶品のおかずです。
筋切りをした豚肉に下味を絡めて10分おくというひと手間で、驚くほど柔らかく、味の染み込んだ仕上がりになります。さやいんげんのシャキッとした食感と彩り、そして最後に回し入れるしょうゆの香ばしさが、全体の完成度をグッと高めてくれます。
調理時間は短く手順もシンプルなので、忙しい日の夕食や、満足感のあるお弁当のおかずとして大活躍するレシピです。ご家庭の定番メニューとして、ぜひこの風味豊かな豚肉のしょうが酒焼きをレパートリーに加えてみてください。ご家族も喜ぶこと間違いなしの一皿です。
