【田村隆さんのレシピ】根菜の煮物の作り方

根菜の煮物 田村隆さんのレシピ

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今回は、和食のプロフェッショナルである田村隆さん直伝の「根菜の煮物」のレシピをご紹介します。大根、にんじん、れんこん、ごぼうといったたっぷりの根菜とこんにゃくを使い、素材の持ち味を存分に引き出した本格的な煮物です。

和食の煮物と聞くと少しハードルが高く感じるかもしれませんが、このレシピでは家庭にある基本的な調味料を使って、驚くほど深く豊かな味わいを作り出すことができます。この煮物の最大の特徴は、一度煮てから「冷ます」という工程を二度も繰り返すことです。

煮物は加熱している時よりも、温度が下がっていく過程で食材の内部に味がじっくりと染み込んでいく性質があります。この基本原理を丁寧に実践することで、ただ調味料の味が濃いだけではない、素材の芯まで旨味が浸透した極上の仕上がりになります。

また、野菜を最初に油で炒めてから煮ることでコクが加わり、複数の根菜から出る出汁が合わさって、奥深い味わいを生み出します。日々の食卓の副菜としてはもちろん、冷めてもおいしく、時間が経つほどに味がより馴染むため、お弁当のおかずや常備菜としても大活躍間違いなしの一品です。

丁寧な下ごしらえと火加減のコツを押さえて、ぜひご家庭でプロの味を再現してみてください。

Servings

4

servings
Prep time

20

minutes
Cooking time

40

minutes
Calories

165

kcal
Total time

60

minutes

今回は、和食のプロフェッショナルである田村隆さん直伝の「根菜の煮物」のレシピをご紹介します。大根、にんじん、れんこん、ごぼうといったたっぷりの根菜とこんにゃくを使い、素材の持ち味を存分に引き出した本格的な煮物です。

材料

  • 大根 1/2本(500g)

  • にんじん 1本(200g)

  • れんこん 100g

  • ごぼう 1/2本(100g)

  • こんにゃく 1枚

  • 絹さや 20枚

  • だし カップ3

  • サラダ油 大さじ2

  • 砂糖

  • しょうゆ

作り方

  • 大根、にんじん、れんこんは、それぞれ皮をむいて乱切りにする。ごぼうは皮をこそげ、乱切りにし、水にさらしてからざるに上げておく。こんにゃくは一口大にちぎって下ゆでする。
  • ポイント
  • にんじんはまな板の上で転がしながら、太いほうからすべて同じくらいの大きさになるように切る。
  • 絹さやは筋を取り、サッとゆでておく。
  • 鍋を強火にかけ、サラダ油大さじ2を熱し、 1 を炒める。全体に油が回ったらだしを加え、そのまま10分間煮る。
  • 砂糖・しょうゆ各大さじ2を加えて落としぶたをして、弱火で15分間ほど煮る。
  • 野菜に竹ぐしが通るくらいになったら、いったん火を止め、落としぶたを取ってそのまま冷ます。
  • 砂糖大さじ1/2、しょうゆ大さじ1を加えて弱火にかけ、落としぶたをして5~6分間煮る。火を止めて落としぶたをはずして冷ます。
  • 強火にかけて、余分な水分をとばしながら煮詰める。水分がなくなってきたら、仕上げにしょうゆ少々を加えて香りをつけ、火を止める。器に盛り、絹さやを添える。
  • ポイント
  • 仕上げに加えるしょうゆは、香りづけのため。

メモ

  • 田村隆さんのレシピ (根菜の煮物)
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根菜の煮物を美味しく作る3つの極意

大きさを揃える乱切りと丁寧な下ごしらえ

このレシピの最初のポイントは、根菜類の切り方と丁寧な下処理にあります。レシピの手順にあるように、にんじんはまな板の上で転がしながら、太いほうからすべて同じくらいの大きさになるように乱切りにします。これは大根やれんこん、ごぼうにも共通する大切なコツです。

食材の大きさを均一に揃えることで、火の通り具合が同じになり、味の染み込み方も均等になります。また、ごぼうは水にさらしてしっかりとアクを抜き、こんにゃくは一口大にちぎって下ゆですることで、特有の臭みやえぐみを取り除きます。

このひと手間を惜しまないことで、雑味のないすっきりとした洗練された煮物に仕上がります。

「冷ます」工程で味を芯まで染み込ませる

この煮物を最高に美味しく仕上げる最大の極意は、「冷ます」工程にあります。手順の中で「いったん火を止め、落としぶたを取ってそのまま冷ます」という作業を二度行っています。和食の基本として、煮物は加熱している最中ではなく、熱が冷めていく過程で食材の組織に味が染み込んでいきます。

この原理を最大限に活かし、焦らずにゆっくりと温度を下げる時間を設けることで、大根やにんじんの中までしっかりと味が入り、奥深い味わいになります。急いで作り上げようとせず、この冷ます時間を調理の一部として捉えることが、ワンランク上の煮物を作るための重要な秘訣です。

三段階の味付けと仕上げの香りづけ

三段階に分けた味付けと、最後の香りづけもこのレシピの重要なポイントです。最初はだしのみで煮て素材に火を通し、次に砂糖としょうゆ各大さじ2でベースとなる味をつけます。一度冷ました後、さらに砂糖大さじ1/2としょうゆ大さじ1を加えて味を補強し、最後に強火で余分な水分を飛ばしながら煮詰めます。

水分が少なくなったところで、仕上げのしょうゆ少々を加えますが、これは塩味を足すためではなく、新鮮なしょうゆの香りを立たせるためです。この段階的なアプローチにより、味が単調にならず、食欲をそそる豊かな香りをまとった煮物になります。

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最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物

根菜の煮物には、素材の旨味を引き立てるお酒を合わせるのがおすすめです。和食の定番である日本酒であれば、お米のふくよかな旨味が感じられる純米酒や、少し熟成感のある純米吟醸酒が、根菜の土の香りとしょうゆの香ばしさに見事にマッチします。ワインを合わせる場合は、白ワインが適しています。

樽香が控えめで果実味の豊かなシャルドネや、和食と相性の良い甲州ワインを選ぶと、根菜の甘みやだしの旨味と美しく調和します。また、少し渋みのあるオレンジワインも、ごぼうやれんこんといった根菜の持つ土っぽさと非常に相性が良く、食事の時間をより豊かにしてくれます。

温かい緑茶やほうじ茶といったノンアルコールの日本茶も、言うまでもなく素晴らしいパートナーです。ほうじ茶の香ばしい焙煎香は、煮詰めたしょうゆの風味とリンクし、食後の余韻をすっきりと整えてくれます。お好みの飲み物とともに、じっくりと味わってみてください。

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保存テクニックと温め直し方

保存する場合は、粗熱を完全にとってから清潔な密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存してください。冷蔵で3〜4日程度美味しく保存することができます。根菜の煮物は、作ってすぐよりも翌日以降の方が、冷める過程でさらに味が馴染み、奥深い味わいへと変化します。

そのため、作り置きや常備菜として多めに作っておくのにも非常に適しています。温め直す際は、電子レンジを使うか、鍋に移して弱火でゆっくりと温めると、風味が損なわれず美味しくいただけます。なお、こんにゃくは冷凍すると食感がゴムのように硬く変化してしまうため、冷凍保存は避けてください。

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このレシピのまとめと栄養のポイント

今回は、和食のプロフェッショナルである田村隆さん直伝の「根菜の煮物」をご紹介しました。大根、にんじん、れんこん、ごぼうといった根菜類とこんにゃくを使い、素材の持ち味を最大限に引き出したこのレシピは、家庭料理の定番でありながらプロの技が光る一品です。

大きさを揃える丁寧な切り方や下ゆでといった基本の下ごしらえに始まり、段階的な味付け、そして何よりも「冷ます」という工程を挟むことで、食材の芯まで味がしっかりと染み込んだ絶品の煮物に仕上がります。仕上げに加える少量のしょうゆがもたらす豊かな香りも、食欲をそそる重要なアクセントになっています。

毎日の食卓の副菜としてはもちろん、味がよく馴染むためお弁当のおかずや作り置きにも最適です。一見手間がかかるように見えますが、待つ時間も調理の一部と考えれば、決して難しいレシピではありません。心温まる深い味わいの和食の煮物を、ぜひご家庭でたっぷりと作り、大切な方と一緒に味わってみてください。

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