田村隆さんのレシピ「じゃがもろこし」をご紹介します。ホクホクのじゃがいもと、甘みたっぷりのとうもろこしを組み合わせた、どこか懐かしくも新しい味わいが魅力の和食の一品です。じゃがいもと言えば肉じゃがが定番ですが、今回はお肉を使わず、とうもろこしの自然な甘みとだし汁の旨みで煮込んでいきます。
仕上げに加えるバターと黒こしょうがアクセントになり、ご飯のおかずとしてはもちろん、お酒のおつまみにもぴったりな仕上がりになります。じゃがいもをたっぷりと1キログラム使い、ボリュームも満点。煮崩れたじゃがいもにとうもろこしの粒とバターしょうゆが絡みつく、たまらない美味しさです。
ご家庭にある身近な調味料で作れる点も嬉しいポイント。田村隆さんならではの、素材の持ち味を最大限に生かす繊細なプロの技が詰まったレシピですので、ぜひ今夜の食卓のメニューに加えてみてください。お子様から大人まで、家族みんなが喜ぶこと間違いなしの一皿です。
【田村隆さんのレシピ】じゃがもろこしの作り方
Course: 副菜Cuisine: 和食4
servings15
minutes20
minutes380
kcal35
minutes田村隆さんのレシピ「じゃがもろこし」をご紹介します。ホクホクのじゃがいもと、甘みたっぷりのとうもろこしを組み合わせた、どこか懐かしくも新しい味わいが魅力の和食の一品です。じゃがいもと言えば肉じゃがが定番ですが、今回はお肉を使わず、とうもろこしの自然な甘みとだし汁の旨みで煮込んでいきます。
材料
とうもろこし 2本
じゃがいも(男爵/大) 4コ(1kg)
絹さや 40g
だし カップ3
砂糖 大さじ3
しょうゆ 大さじ5
バター 40g
黒こしょう(粗びき) 適量
作り方
- じゃがいもは一口大に切り、水にさらして、水けをきる。
- ポイント
- 煮くずれたところがおいしいので、面取りはしない。
- とうもろこしは皮をむいて長さを半分に切り、包丁で実を削るようにしてはずし、軽く水で洗う。絹さやは筋を取り、熱湯でサッとゆで、縦に細切りにする。
- ポイント
- 生のまま実を取り出すには、長さを半分にして、切り口を下にして立て、包丁で実を削るようにするとよい。
- 鍋に、だし、とうもろこし、じゃがいもを入れ、強火にかける。沸騰したらアクをすくって弱火にし、落としぶたをして約10分間煮る。じゃがいもに竹ぐしを刺してみて少し芯が残っているくらいで砂糖大さじ3、しょうゆ大さじ4を加える。火を止め、そのまま冷まして味を含ませる。
- ポイント
- 冷めるときに中まで味がしみ込むので、必ず一度冷ます。
- 落としぶたを取って中火にかけ、汁けをとばす。仕上げにバター40g、しょうゆ大さじ1を加え、全体にからめる。器に盛り、絹さやをのせ、黒こしょう適量をふる。
- ポイント
- バターと2度目のしょうゆは仕上げに加えると、香りがとばず、風味がよい。
メモ
- 田村隆さんのレシピ (じゃがもろこし)
じゃがもろこしを美味しく作る3つの極意
じゃがいもは面取りせず、煮崩れを美味しさに変える
じゃがいもの煮物を作る際、煮崩れを防ぐために面取りを行うのが一般的ですが、このレシピではあえて面取りを行いません。じゃがいも(男爵)を一口大に切り、そのまま煮込むことで、角の部分が自然と煮崩れます。
この煮崩れたじゃがいものホクホクとした部分に、だし汁の旨みやとうもろこしの甘み、そして調味料がしっかりと絡みつくようになります。汁に溶け出したじゃがいものでんぷん質が全体に絶妙なとろみをつけ、素朴でありながら奥深い味わいを生み出すための大切なポイントです。
火を止めて一度冷ますことで、中まで味を染み込ませる
煮物は加熱している時ではなく、温度が下がっていく過程で食材に味が染み込んでいきます。じゃがいもに少し芯が残る程度まで約10分間煮て調味料(砂糖としょうゆの一部)を加えたら、必ず一度火を止め、そのまま鍋止めして冷ましてください。
このひと手間を惜しまないことで、じゃがいもの中心部にまでしっかりと甘辛い味が浸透し、食べた時の満足感が格段にアップします。時間がある場合は、完全に冷めるまでじっくりと待つことで、より一層味が馴染んで美味しく仕上がります。
バターと2度目のしょうゆは仕上げに加え、風味を生かす
バターの豊かなコクとしょうゆの香ばしさは、この料理の味の決め手です。しかし、これらを最初から煮汁に入れてしまうと、長時間の加熱によってせっかくの香りが飛んでしまいます。
汁気を飛ばしながら中火にかけた後、一番最後の仕上げの段階でバター40グラムとしょうゆ大さじ1を加えて全体にサッとからめるのが鉄則です。このタイミングで加えることで、バターの乳風味としょうゆの香ばしい香りが最大限に生かされ、食欲をそそる極上の風味が完成します。
器に盛った後の粗びき黒こしょうも味を引き締めます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
田村隆さんの「じゃがもろこし」は、和風のだしとしょうゆをベースにしながらも、仕上げのバターと黒こしょうが洋風のニュアンスを添えるため、幅広いお酒と合わせることができます。
日本酒なら、米の旨みがしっかりと感じられる純米酒や、少し熟成感のあるひやおろしなどが、じゃがいもの甘みやバターのコクと見事に調和します。また、ワインを合わせる場合は、樽香のあるコク豊かなシャルドネがおすすめです。
とうもろこしの甘みやバターの芳醇な香りには、まろやかでふくよかな果実味を持つ白ワインが非常によく合います。赤ワインを選ぶのであれば、タンニンが少なめで果実味が豊かなピノ・ノワールを少し冷やして合わせると、黒こしょうのスパイシーなアクセントと見事に同調し、料理の味わいをより一層引き立ててくれます。
ぜひ、お好みのお酒とのマリアージュを楽しんでみてください。
保存テクニックと温め直し方
保存する場合は、粗熱がしっかりと取れてから清潔な密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存してください。冷蔵保存での日持ちの目安は約2〜3日です。食べる際は、電子レンジで温め直すか、鍋に移して焦げないように弱火で温めてください。温め直すことで再びバターの香りが立ち、美味しくお召し上がりいただけます。
ただし、じゃがいもは冷凍すると食感がパサパサに変化してしまうため、冷凍保存には向いていません。美味しさを保つためにも、なるべく冷蔵保存の期間内に食べ切ることをおすすめします。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、田村隆さんのレシピ「じゃがもろこし」をご紹介しました。男爵いもとフレッシュなとうもろこしという、相性抜群の野菜を組み合わせた、シンプルながらも満足感の高い一品です。
あえて面取りをせずにじゃがいもを煮崩れさせ、一度冷まして味を中までしっかりと染み込ませるという手順には、素材の美味しさを引き出すためのプロならではの基本が詰まっています。そして、最後に加えるバターとしょうゆの風味が、料理全体をワンランク上の味わいへと押し上げてくれます。
彩りに添えられた絹さやの鮮やかな緑と、ピリッとした黒こしょうの刺激も絶妙なアクセントになっています。日常の食卓を豊かにしてくれる素晴らしいレシピですので、とうもろこしが美味しい季節にはぜひご家庭で挑戦し、そのホクホクとした食感と豊かな風味を堪能してみてください。
