料理研究家である荻野恭子さんのレシピをご紹介します。梅干し作りの総仕上げともいえる大切な工程である「土用干し」は、梅雨明け以降の晴天が2~3日続くころの朝に行います。
ポリ袋で手軽に赤じそ漬けにした梅を、ざるに一つずつ丁寧に並べてしっかりと天日干しにすることで、保存性が高まり、風味豊かな自家製梅干しへと仕上がります。直接地面に置かずに平らな容器などの上にざるをのせて風通しよく干すのがコツで、途中で上下を返しながら一日しっかりと太陽の光を当てます。
日の落ちる夕方には一度梅酢にくぐらせてから室内に取り込むことで、よりしっとりとした絶妙な食感に仕上がります。伝統的な手仕事の魅力が詰まった、ご家庭でぜひ挑戦していただきたい本格的なレシピです。
【荻野恭子さんのレシピ】梅干し-簡単袋漬け-3土用干しの作り方
Course: 保存食Cuisine: 和食1
servings30
minutes5
hours45
kcal330
minutes料理研究家である荻野恭子さんのレシピをご紹介します。梅干し作りの総仕上げともいえる大切な工程である「土用干し」は、梅雨明け以降の晴天が2~3日続くころの朝に行います。
材料
梅干し-赤じそ漬け 全量(梅干し-簡単袋漬け-2赤じそ漬けを参照。)
作り方
- 晴天が2~3日続くころの朝(午前7~8時)、 梅干し-簡単袋漬け-2赤じそ漬け の袋の口を開け、梅を1コずつ取り出して紙タオルで汁けを取りながら、ざる(竹製の盆ざるがよいが、籐製でもよい)に重ならないように並べる。平らな容器などの上にざるをのせ、風通しのよい所に置いて4~5時間干す(直接地面に置かずに容器などの上に置いたほうが、乾きが早くなる)。赤じそ漬けにせずに、白梅酢に漬けたままの梅も同様にして干す。
- 赤じそはポリ袋の中で汁けをギュッと絞って別のざるに広げ、梅と同様にして干す(梅干しとともに楽しみたい場合は、好みの量を梅酢に残しておく)。
- 梅と赤じそを取り出した袋は、容器などに入れて固定して口を広げ、赤梅酢を1~2時間干す。
- 梅の表面が乾いたら、梅の上下を返して4~5時間干す(午後から夕方まで)。
- 日が落ちてきたら梅を 3 の袋に戻し入れて梅酢を軽くまぶし(こうすると、より、しっとり仕上がる)、室内に取り込む。赤じそはざるごと取り込んで紙タオルをかぶせておく。翌日から翌々日も梅は 1 、 4 と同様に干し、赤じそは紙タオルを取って、ざるごと干す。
- 梅は水分が抜けてくると小さくなって軽くなり、表面にしわが寄って色あせてくる(梅酢に戻すと鮮やかな色に戻る)。赤じそはカラカラに干し上がればよい。
メモ
- 荻野恭子さんのレシピ (梅干し-簡単袋漬け-3土用干し)
梅干し-簡単袋漬け-3土用干しを美味しく作る3つの極意
朝の清々しい時間帯から干し始める
晴天が2~3日続くころの朝(午前7~8時)に、袋から梅を1コずつ取り出して紙タオルで汁けを取りながら、ざるに重ならないように並べます。風通しのよい所で4~5時間しっかりと干すことで、梅に含まれる余分な水分が抜けていき、美味しい梅干しを作るための第一歩となります。
直接地面に置かずに容器などの上にざるをのせることで、風の通り道ができて乾きが早くなります。
午後の裏返しと夕方の梅酢づけでしっとり仕上げる
梅の表面が乾いたら、午後から夕方にかけて梅の上下を返してさらに4~5時間干します。そして日が落ちてきたら、取り出した梅を赤梅酢に戻し入れて軽くまぶすことで、乾燥しすぎを防ぎ、よりしっとりとした食感に仕上がります。このひと手間を加えることで、梅の表面のしわと絶妙なしっとり感が両立します。
翌日以降の繰り返しと赤じその乾燥管理
翌日から翌々日も同様に、朝から梅をざるに並べて干す作業を繰り返します。水分が抜けてくると梅は小さくなって軽くなり、表面にしわが寄って色あせてきますが、梅酢に戻すと鮮やかな色に戻ります。
赤じそはポリ袋の中で汁けをギュッと絞って別のざるに広げ、梅と同様に干したあと、翌日以降は紙タオルを取ってざるごとカラカラになるまでしっかりと乾燥させます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
手作りの美味しい梅干しには、すっきりとした味わいの日本酒や、冷たい緑茶が非常によく合います。また、洋風の食卓に合わせるなら、キリッとした酸味のある白ワインやスパークリングワインとも好相性です。梅干しの持つ爽やかな酸味と塩気が、お酒の旨味を引き立ててくれます。
保存テクニックと温め直し方
梅がしっかりと干し上がったら、保存容器に移して保存します。酸に強い陶製、ホウロウ、耐熱ガラスなどの容器が適しており、あらかじめ熱湯消毒をした清潔なものを使用します。冷蔵庫で約1年間保存可能です。
このレシピのまとめと栄養のポイント
料理研究家の荻野恭子さんによる「梅干し-簡単袋漬け-3土用干し」は、梅雨明けの晴天が続く時期に行う伝統的な手仕事の総仕上げです。朝の午前7~8時に梅をざるに並べて風通しのよい場所で干し、午後には上下を返してしっかりと乾燥させます。
夕方には梅酢を軽くまぶして室内に取り込むことで、しっとりとした仕上がりを実現します。翌日以降も同様の作業を繰り返し、水分を抜いて赤じそとともにカラカラに干し上げることで、保存性に優れた極上の自家製梅干しが完成します。ご家庭でじっくりと取り組みたい本格的なレシピです。
