暑い季節にぴったりの、食欲をそそる爽やかな一品をご紹介します。杵島直美さんによる夏野菜のミックスピクルスは、ゴーヤー、きゅうり、新しょうが、みょうがといった夏ならではの香味野菜や瑞々しい野菜をふんだんに使い、それぞれの食感と風味を最大限に引き出した極上の漬物です。
特筆すべきは、ただ漬け込むだけでなく、野菜の種類に合わせて下ごしらえや絶妙な湯通しを行い、色鮮やかさと食感を絶妙に残す工夫が凝らされている点です。きゅうりから出た水分や塩気もピクルス液の旨みの一部として無駄なく活用するため、野菜の持っている本来の味わいが凝縮されます。
熱々のピクルス液を回しかけることで味がしっかりと染み込み、作ったその日からでも美味しく召し上がっていただけます。さらに冷蔵庫で1日じっくりと寝かせることで、酸味と甘みのバランスがより一層まろやかになり、箸が止まらないほどの美味しさに進化します。
夏の食卓の常備菜として、またおつまみとしても大活躍すること間違いなしの、杵島直美さんならではの素晴らしい知恵が詰まったレシピを、ぜひご自宅でお試しください。
【杵島直美さんのレシピ】夏野菜のミックスピクルスの作り方
Course: 副菜Cuisine: 和食4
servings15
minutes1
minute45
kcal16
minutes暑い季節にぴったりの、食欲をそそる爽やかな一品をご紹介します。杵島直美さんによる夏野菜のミックスピクルスは、ゴーヤー、きゅうり、新しょうが、みょうがといった夏ならではの香味野菜や瑞々しい野菜をふんだんに使い、それぞれの食感と風味を最大限に引き出した極上の漬物です。
材料
ゴーヤー 1本(100g)
きゅうり 2本(200g)
新しょうが 50g
みょうが 3コ(60g)
ローリエ 2枚
赤とうがらし(小口切り) 2本分
塩
【A】
酢 カップ2/3
水 カップ1/3
砂糖 大さじ4
塩 小さじ1
こしょう 少々
作り方
- ゴーヤーは縦半分に切ってワタを除き、1cm厚さの半月形に切る。ポリ袋に入れ、塩小さじ1/4をふってなじませ、15分間ほどおく。きゅうりは3cm長さに切り、別のポリ袋に入れて塩小さじ1/4をふってなじませ、15分間ほどおく。新しょうがは皮をむき、3mm厚さに切って水に1分間ほどさらし、水けをきる。みょうがは四つ割りにする。
- 鍋に湯を沸かし、ゴーヤーを塩がついたまま入れて30秒間ゆでる。新しょうがを加えて15秒間、みょうがを加えて15秒間ゆでて、一緒にざるに上げる。
- 耐熱ボウルに 1 のきゅうりを塩がついたまま、袋の中の水けとともに入れる。 2 の野菜を加え、ローリエ、赤とうがらしを散らす。
- ポイント
- きゅうりになじませた塩、きゅうりから出た水けもピクルスの味になるので、絞ったり水けを拭いたりしない。
- ホウロウまたはステンレスの鍋に【A】を入れて強火にかけ、混ぜながら煮立たせる。熱いうちに 3 に回しかける。皿を3~4枚重ねておもしにし、常温に1時間ほどおく。
- ポイント
- 1時間おけば食べられるが、冷蔵庫で1日おくと味がなじんで、さらにおいしくなる。
メモ
- 杵島直美さんのレシピ (夏野菜のミックスピクルス)
夏野菜のミックスピクルスを美味しく作る3つの極意
野菜ごとの丁寧な下ごしらえと絶妙な湯通し
このレシピの大きなポイントは、ゴーヤー、新しょうが、みょうがをそれぞれの特性に合わせて熱湯でサッとゆでる点にあります。ゴーヤーは塩をふって15分間おいたあと、塩がついたままの状態で熱湯で30秒間ゆでます。
続いて新しょうがを加えて15分間(※原文手順では新しょうがは水に1分さらしてからゆでる工程)、さらにみょうがを加えて15分間ではなくそれぞれ15秒間ゆでて、一緒にざるに上げます。
この短時間の加熱によって、ゴーヤーの苦みがほどよく和らぎ、新しょうがやみょうがの爽やかな香りが引き立ちつつ、シャキシャキとした心地よい食感をしっかりと残すことができます。
きゅうりの水分と塩気を余すところなく活かす
きゅうりは縦3cm長さに切り、別のポリ袋に入れて塩小さじ1/4をふって15分間ほどおきますが、一般的なピクルス作りとは異なり、きゅうりから出た水けやなじませた塩を絞ったり拭き取ったりせずにそのまま使用します。
耐熱ボウルにきゅうりを袋の中の水けとともにそのまま入れ、そこに他のゆでた野菜を合わせることで、きゅうりから出た旨みや塩分がピクルス液と自然に一体化します。このひと手間により、味わいに深みとまとまりが生まれ、野菜全体の美味しさが一段と引き立つ仕上がりになります。
熱々のピクルス液とおもしによる効率的な味染み
ホウロウまたはステンレスの鍋に酢カップ2/3、水カップ1/3、砂糖大さじ4、塩小さじ1、こしょう少々を入れて強火にかけ、混ぜながらしっかりと煮立たせます。この熱々の状態のピクルス液を、準備した野菜とローリエ、赤とうがらしの入ったボウルに一気に回しかけます。
さらに、皿を3〜4枚重ねておもしにし、常温で1時間ほどおくことで、液がすばやく全体に行き渡り、短時間でもしっかりと味が染み込みます。1時間おけばすぐに食べられますが、冷蔵庫で1日おくと味がさらに馴染んで美味しくなります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
夏野菜のミックスピクルスには、キリッとした冷えた白ワインや爽やかなスパークリングワインが非常によく合います。特に、ソーヴィニヨン・ブランなどのハーブや青りんごを思わせる爽やかなアロマを持つ辛口の白ワインは、ゴーヤーのほろ苦さやみょうが、新しょうがのシャープな香味と見事に調和します。
また、酢の心地よい酸味がワインのフルーティーな酸と共鳴し、お互いの味わいを引き立て合う最高のペアリングとなります。日本酒を選ぶのであれば、フレッシュで軽快な口当たりの生酒や、すっきりとした辛口の純米酒がおすすめです。
野菜の持つ自然な甘みとピクルス液の酸味が、お酒の旨みを優しく包み込み、食中酒として抜群の相性を発揮します。しっかり冷やして楽しむことで、暑い日でも心地よく箸が進むおつまみセットになります。
保存テクニックと温め直し方
作ったピクルスは清潔な保存容器に移し、冷蔵庫で保存してください。お召し上がりの際は、清潔な箸やトングを使用することで雑菌の繁殖を防ぎ、より長持ちさせることができます。
冷蔵庫で1日置くことでさらに味がなじんで美味しくなりますが、美味しく安全に召し上がっていただくためにも、保存状態を保ちながら数日以内にお早めにお召し上がりください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
杵島直美さんによる夏野菜のミックスピクルスは、夏の食卓を爽やかに彩る絶品常備菜です。ゴーヤー、きゅうり、新しょうが、みょうがといったバラエティ豊かな夏野菜を使い、それぞれの持ち味を最大限に引き出す工夫が施されています。
塩をふってなじませた後、野菜の特性に合わせて絶妙な時間でゆでることで、食感と色合いが美しく仕上がります。きゅうりから出た水分や塩気もピクルス液の旨みとして余すことなく活用するため、味わいに一体感が生まれます。
ホウロウやステンレスの鍋で煮立たせた熱々のピクルス液を回しかけ、おもしをして常温で1時間おくことで、しっかりと味が染み込みます。そのままでもすぐに美味しく食べられますが、冷蔵庫で1日じっくりと寝かせることで、酸味と甘みがまろやかになり、一層奥行きのある味わいに変化します。
作り方もシンプルで、特別な道具を使わずに本格的な味わいが楽しめるため、毎日の食事やお酒のお供としてぜひ取り入れたい素晴らしいレシピです。
