きじまりゅうたさんのレシピ「どんぶり茶碗蒸し」をご紹介します。茶碗蒸しと聞くと、専用の器が必要だったり、大きな蒸し器の準備が面倒だったりと、少しハードルが高く感じるかもしれません。
しかし、このきじまりゅうたさんのレシピでは、ご家庭にあるどんぶりと普通の鍋を使う「地獄蒸し」という手法で、誰でも手軽に本格的な茶碗蒸しを作ることができます。
具材にはヘルシーで旨味のある鶏ささ身、風味豊かなしめじ、そして彩りと香りを添えるみつばを使用し、シンプルながらも食べ応えと満足感の高い一品に仕上がっています。卵液はたっぷりのだし汁と醤油、塩だけで味付けをしており、素材本来の美味しさを引き立てる優しい味わいが特徴です。
ささ身に簡単なひと手間を加えることで驚くほどふっくらと仕上がり、なめらかな口当たりの卵液との相性も抜群です。寒い季節には体を芯から温めてくれ、食欲がない時や疲れた時でもつるんと美味しく食べられる、栄養満点で心安らぐ一品です。
きじまりゅうたさん直伝のこの大きなどんぶり茶碗蒸し、日々の食卓や特別なおもてなしの席など、ぜひご家庭の定番メニューとして作ってみてください。
【きじまりゅうたさんのレシピ】どんぶり茶碗蒸しの作り方
Course: 副菜Cuisine: 和食2
servings10
minutes20
minutes140
kcal30
minutesきじまりゅうたさんのレシピ「どんぶり茶碗蒸し」をご紹介します。茶碗蒸しと聞くと、専用の器が必要だったり、大きな蒸し器の準備が面倒だったりと、少しハードルが高く感じるかもしれません。
材料
鶏ささ身(小) 2本(80g)
しめじ 1/2パック(50g)
みつば 1/4ワ
かたくり粉
【卵液】
卵 2コ
【A】
だし カップ1+1/2
しょうゆ 小さじ1/2
塩 小さじ1/4
【下味】
塩 少々
酒 小さじ1
作り方
- ボウルに卵を割り入れてカラザを除き、卵白を切るように混ぜ、卵黄もしっかりと溶きほぐす。混ぜ合わせた【A】を加える。卵としっかり混ぜ合わせ、【卵液】をつくる。
- ささ身はそぎ切りにする。【下味】をもみ込んで1~2分間おき、かたくり粉を薄くまぶす。しめじは石づきを取り、小房に分ける。みつばは3cm長さに切る。
- ポイント
- ささ身にかたくり粉をまぶすとパサつかず、柔らかく仕上がる。
- 丼の内側をサッと水でぬらし、しめじ、ささ身、みつばを順に入れ、【卵液】を注ぐ。
- 「地獄蒸しの方法」を参照し、鍋に水を2~3cm深さに注ぎ、 3 の丼を入れて中火にかける。沸騰したらふたをし、ごく弱火にして10~20分間蒸す。
- ポイント
- 鍋や器によって火の通る時間が異なるので、様子を見ながら蒸す。
- 中央に竹串を刺して濁った汁が出ず、丼を軽く傾けて卵が固まっていれば、蒸し上がり。火から下ろし、アルミ箔(はく)の両端を持って取り出す(やけどに注意)。
メモ
- きじまりゅうたさんのレシピ (どんぶり茶碗蒸し)
どんぶり茶碗蒸しを美味しく作る3つの極意
卵白をしっかり切り、なめらかな卵液を作る
このレシピの最初のポイントは、卵液をなめらかに仕上げるための混ぜ方です。ボウルに卵を割り入れたら、まずはカラザを取り除き、菜箸などで卵白を切るようにしっかりと混ぜ合わせます。卵白のどろっとした部分が残っていると、口当たりが悪くなるだけでなく、だし汁と綺麗に混ざらずに加熱ムラの原因になってしまいます。
卵黄も丁寧に溶きほぐし、白身と均一になるまで混ぜ合わせてから、だし汁と調味料を合わせたものを加えることで、舌触りが非常になめらかで、美しい仕上がりの茶碗蒸しになります。少しの心がけで、お店のような上品な食感を実現できます。
鶏ささ身は片栗粉でコーティングしてパサつきを防ぐ
二つ目のポイントは、鶏ささ身の下処理です。ささ身は脂肪分が少なくヘルシーな反面、そのまま加熱すると水分が抜けてパサパサとした食感になりがちです。しかし、このレシピではそぎ切りにしたささ身に塩と酒で下味をつけ、薄く片栗粉をまぶすという工程を挟みます。
片栗粉が表面をコーティングすることで、ささ身の内側に肉汁と旨味がしっかりと閉じ込められ、蒸し上げた後も驚くほどふっくら、柔らかく仕上がります。また、片栗粉のとろみが卵液と自然に馴染むため、具材と卵の一体感が増し、より一層美味しくいただくことができる重要なステップです。
鍋の地獄蒸しで、火加減と蒸し時間をコントロールする
三つ目のポイントは、「地獄蒸し」という手法を使った加熱時の火加減です。蒸し器を使わず、鍋に直接お湯を張ってどんぶりを加熱する方法ですが、ここでの火加減が茶碗蒸しの成功を左右します。お湯が沸騰するまでは中火で加熱し、沸騰したらすぐにふたをして「ごく弱火」に落として10〜20分間じっくりと蒸します。
強火のまま加熱し続けると、卵液の温度が急激に上がりすぎて「す」が入り、食感がボソボソになってしまいます。鍋の大きさやどんぶりの厚みによって火の通りが変わるため、中央に竹串を刺して澄んだ汁が出るか、軽く傾けて固まっているかを丁寧に確認しながら仕上げてください。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
このどんぶり茶碗蒸しは、おだしの効いた優しい和の風味が特徴ですので、合わせる飲み物も和食に寄り添うような繊細なものがおすすめです。日本酒であれば、冷やでもお燗でも楽しめる純米酒や、米の旨味がしっかりと感じられる特別本醸造などがぴったりです。
だしの旨味と日本酒のアミノ酸が調和し、至福のペアリングを楽しめます。また、ワインを合わせる場合は、樽香の強すぎないスッキリとした辛口の白ワインが相性抜群です。
例えば、ミネラル感が豊富なシャブリや、日本の甲州ワインなどは、卵の優しい甘みやみつばの爽やかな香りを邪魔することなく、料理の味を引き立ててくれます。ノンアルコールの場合は、温かいほうじ茶や玄米茶など、香ばしさとすっきり感のあるお茶が、食後のお口をさっぱりとさせてくれるのでおすすめです。
保存テクニックと温め直し方
茶碗蒸しは卵と水分が主成分のため、基本的には出来立ての熱々をその日のうちに食べ切るのが最も美味しいいただき方です。もし残ってしまった場合は、粗熱が完全に取れてからラップをしっかりと密着させてかけ、冷蔵庫で保存してください。翌日には食べ切るようにしましょう。
温め直す際は、電子レンジを使うと急激な温度上昇によって「す」が入りやすくなるため、再度鍋で軽く湯煎するか、電子レンジの解凍モードなどごく弱いワット数で様子を見ながら温めると、なめらかな食感をある程度保つことができます。冷凍保存は食感が著しく損なわれるため避けてください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
きじまりゅうたさんの「どんぶり茶碗蒸し」は、特別な調理器具がなくても、家庭にあるどんぶりと鍋一つで手軽に本格的な和食の味を楽しめる素晴らしいレシピです。
鶏ささ身、しめじ、みつばという身近な食材を使いながらも、ささ身に片栗粉をまぶして柔らかさを保つ工夫や、卵白をしっかり切ってなめらかな卵液を作る基本のテクニックが詰まっており、仕上がりのクオリティは格別です。
鍋に直接お湯を張って蒸す「地獄蒸し」のコツさえ掴めば、失敗知らずでとろけるような絶品茶碗蒸しが完成します。普段のおかずとしてはもちろん、胃腸を休めたい時の優しい食事や、ちょっとしたおもてなしの際の一品としても大活躍間違いなしです。
だしの香りと優しい口当たりに心も体も満たされる、きじまりゅうたさんこだわりのレシピをぜひ体感してみてください。
