きじまりゅうたさんのレシピ「しょうが茶碗蒸し」をご紹介します。茶碗蒸しと聞くと、蒸し器を使わなければならない、火加減が難しくてすが入りやすい、といったイメージがあり、家庭で作るには少しハードルが高いと感じている方も多いかもしれません。
しかし、今回ご紹介するきじまりゅうたさんのレシピは、専用の蒸し器を使わず、どこのご家庭にもある鍋やフライパンを使って手軽に作れるのが大きな魅力です。具材も非常にシンプルで、主役はたっぷりのしょうがです。
卵、冷めただし、そしてしょうがだけで作るこの茶碗蒸しは、卵の優しい甘みとだしの旨味に、しょうがの爽やかな風味とピリッとした辛味が絶妙なアクセントを加えます。しょうがはすりおろして汁を卵液に混ぜ込み、残りはトッピングとしてあしらうことで、最初から最後までしょうがの香りを存分に楽しむことができます。
寒い季節には体をぽかぽかと温めてくれ、夏のエアコンで冷えた体にも優しい、一年を通して食べたくなるような一品です。特別な日のごちそうとしてだけでなく、普段の食卓の副菜としても大活躍間違いなしのこのレシピ、ぜひご家庭で挑戦して、そのなめらかな口当たりと豊かな風味を堪能してみてください。
【きじまりゅうたさんのレシピ】しょうが茶碗蒸しの作り方
Course: 副菜Cuisine: 和食2
servings10
minutes20
minutes80
kcal30
minutesきじまりゅうたさんのレシピ「しょうが茶碗蒸し」をご紹介します。茶碗蒸しと聞くと、蒸し器を使わなければならない、火加減が難しくてすが入りやすい、といったイメージがあり、家庭で作るには少しハードルが高いと感じている方も多いかもしれません。
材料
卵 2コ
だし(冷めたもの) カップ1+1/2
しょうが 45g
塩
作り方
- しょうがは皮をむいてすりおろし、小さじ1をとりおき、残りは汁を搾る。ボウルに卵を溶きほぐし、だし、塩小さじ1/4、しょうがの搾り汁を加えて混ぜ、耐熱の器に注ぎ入れる。
- 鍋またはフライパンに厚手の紙タオルを敷いて水を器の半分の高さまで入れる。 1 の器を並べてふたをし、中火にかける。沸騰したらごく弱火で5~8分間蒸す。器を揺すり(やけどに注意)、表面が揺れるくらいに固まったら、5秒間ほど火を強めて止め、5分間ほどおいて蒸らす。器を取り出し、すりおろしたしょうがをあしらう。
- ポイント
- 鍋またはフライパンは、器が入ってふたができる大きさのものを使う。蒸している間に器が動かないよう、下に厚手の紙タオルを敷く。
メモ
- きじまりゅうたさんのレシピ (しょうが茶碗蒸し)
しょうが茶碗蒸しを美味しく作る3つの極意
蒸し器不要!鍋底の紙タオルで安定加熱
このレシピの最大のポイントは、専用の蒸し器を使わず、深めの鍋やフライパンを使って茶碗蒸しを作る点にあります。鍋の底に厚手の紙タオルを敷き、その上に器を置くことで、沸騰したお湯の気泡によって器がカタカタと動くのを防ぐことができます。
器が動いてしまうと、卵液の表面が波立ったり、温度が均一に伝わらなくなったりして、仕上がりの食感が悪くなる原因になります。
紙タオル一枚を挟むというほんのひと手間で、熱がじんわりと優しく伝わり、蒸し器を使ったかのような、すが入り(気泡が入ってしまう失敗)のない、なめらかで美しい茶碗蒸しを作ることができます。
火加減と蒸らしの徹底で極上のなめらかさを
茶碗蒸しのなめらかさを決定づけるのは、なんといっても火加減です。鍋に水を入れて中火にかけ、沸騰したらすぐにごく弱火に落として5〜8分間蒸すのが基本の工程です。強火のまま加熱し続けると、卵液の水分が沸騰してしまい、すが入る原因になります。
表面が揺れるくらいに固まった絶妙なタイミングで、最後に5秒間だけ火を強めてから火を止めます。そして、すぐに蓋を開けるのではなく、5分間ほどそのまま置いて余熱でじっくりと蒸らします。
この最後の「強火5秒」と「余熱での蒸らし5分」が、中心まで均一に熱を通しつつ、ふるふるとした極上の柔らかさに仕上げるための重要なテクニックです。
しょうがのダブル使いで香りを引き立てる
具材がシンプルな茶碗蒸しだからこそ、しょうがの存在感が際立ちます。このレシピでは、45gというたっぷりのしょうがを使用し、すりおろしたものをそのまま入れるのではなく、「搾り汁」と「すりおろし」の二つの形で活用します。
まず、卵液には搾り汁を加えることで、なめらかな食感を一切損なうことなく、卵の全体にしょうがの爽やかな風味を行き渡らせます。そして、蒸し上がった熱々の茶碗蒸しの上に、取り分けておいたすりおろししょうがをあしらいます。
食べる直前にしょうがの鮮烈な香りが立ち上り、口に入れた時のピリッとしたアクセントが、だしの旨味をより一層引き立ててくれます。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
このきじまりゅうたさんの「しょうが茶碗蒸し」は、卵とだしの繊細な旨味に、しょうがの鮮烈な香りとピリッとした辛味が加わった、非常に上品で風味豊かな一品です。このような繊細な和の味わいには、同じく繊細でミネラル感のある白ワインがよく合います。
例えば、フランスのロワール地方で造られるミュスカデや、日本の甲州ワインなどは特におすすめです。これらのワインが持つ柑橘系の爽やかな酸味とすっきりとした後味は、しょうがの清涼感と見事に同調し、茶碗蒸しの風味を邪魔することなく、口の中をさっぱりとリセットしてくれます。
また、少し温度を上げた純米酒や吟醸酒などの日本酒との相性も抜群です。日本酒のふくよかな米の旨味とだしの相乗効果により、より深く豊かな味わいを楽しむことができます。食中酒として、冷酒からぬる燗まで幅広く合わせることができるので、その日の気分や気候に合わせてペアリングを楽しんでみてください。
保存テクニックと温め直し方
茶碗蒸しは基本的に作り立ての温かいうちに、ふるふるとしたなめらかな食感とだしの香りを楽しむのが最も美味しい食べ方です。そのため、できる限りその日のうちに食べ切ることをおすすめします。どうしても余ってしまった場合は、粗熱をしっかりと取ってから器ごとラップで密閉し、冷蔵庫で保存してください。
冷蔵保存での日持ちは翌日までが目安です。温め直す際は、電子レンジを使うと急激に温度が上がってしまい、すが入ったり固くなりすぎたりする原因になります。風味や食感を保つためには、再度蒸し器や鍋を使って弱火でじんわりと温めるか、湯煎にかけてゆっくりと温め直す方法が最も適しています。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、きじまりゅうたさんのレシピによる「しょうが茶碗蒸し」の作り方をご紹介しました。蒸し器を使わずに鍋やフライパンで作れる手軽さと、具材を極限までシンプルにすることで素材の持ち味を最大限に引き出した、素晴らしいレシピです。
卵の優しい味わいとだしの深い旨味をベースに、たっぷりと使用したしょうがの搾り汁とすりおろしが、一口食べるごとに爽やかな香りと心地よい刺激をもたらしてくれます。火加減や蒸らしの時間を少し意識するだけで、まるでお店で食べるような、すが全く入っていないなめらかな口どけの茶碗蒸しがご家庭で再現できます。
寒い時期には体を芯から温める一品として、また食欲のない時期には胃腸に優しいおかずとして、一年中食卓で活躍すること間違いありません。ぜひこの機会に、ご自宅にある調理器具を使って、この本格的でありながら手軽なしょうが茶碗蒸し作りに挑戦してみてください。
