人気料理家・飛田和緒さんのレシピ「長芋のみそ漬け」をご紹介します。毎日の食卓に寄り添う、シンプルで飽きのこない家庭料理を得意とする飛田和緒さん直伝の、極上のおつまみ兼おかずレシピです。
長芋といえば、すりおろしてとろろにしたり、短冊切りにして梅肉と和えたりするのが定番ですが、今回はみそだれにじっくりと漬け込むことで、長芋のシャキシャキとした食感を活かしながら、奥深い味わいを引き出す一品となっています。
使用する食材は長芋200gと、ご家庭に常備されている基本の調味料(みそ、砂糖、煮きり酒)のみという手軽さが魅力です。煮きり酒を使うことで、みそと砂糖の甘みに上品な風味が加わり、ひとくち食べるごとに箸が止まらなくなる美味しさに仕上がります。
一晩冷蔵庫で寝かせるだけで完成するため、夕食の準備のついでや、週末の作り置きにも最適です。飛田和緒さんのレシピならではの、素材の持ち味を最大限に引き出した絶品のみそ漬けを、ぜひご家庭でお試しください。
【飛田和緒さんのレシピ】長芋のみそ漬けの作り方
Course: 副菜Cuisine: 和食2
servings5
minutes5
minutes105
kcal10
minutes人気料理家・飛田和緒さんのレシピ「長芋のみそ漬け」をご紹介します。毎日の食卓に寄り添う、シンプルで飽きのこない家庭料理を得意とする飛田和緒さん直伝の、極上のおつまみ兼おかずレシピです。
材料
長芋 200g
【A】
みそ 大さじ1
砂糖 大さじ1
煮きり酒 大さじ1/2(酒カップ1/4を3~4分間煮立ててアルコール分をとばし、冷ましたもの。冷蔵庫で保存し、早めに使う。)
作り方
- 長芋は皮をむいて1cm厚さの輪切りにする。大きい場合は半月形に切る。
- 長芋を保存容器に入れ、【A】を混ぜ合わせて加え、あえる。冷蔵庫に入れて一晩おく。
メモ
- 飛田和緒さんのレシピ (長芋のみそ漬け)
長芋のみそ漬けを美味しく作る3つの極意
長芋は1cm厚さの輪切りにして食感を残す
このレシピの最大のポイントは、長芋を1cm厚さの輪切り、または大きい場合は半月形に切ることです。長芋は薄く切りすぎると、みそだれに漬け込んだ際に水分が抜けすぎてしまい、特有のシャキシャキとした心地よい歯ごたえが失われてしまいます。
逆に厚すぎると、一晩漬け込んでも中心まで味が染み込まず、物足りない仕上がりになってしまいます。1cmという絶妙な厚さに揃えることで、表面にはみその濃厚な旨味がしっかりと絡みつきつつ、噛んだ瞬間には長芋のみずみずしさと小気味よい食感が口いっぱいに弾ける、完璧なバランスに仕上がります。
切る際は厚みを均一に揃えることも大切です。
煮きり酒を使って上品なコクを加える
みそだれを作る際、単なる料理酒ではなく「煮きり酒」を使用することが、味わいをワンランク格上げする重要な秘訣です。煮きり酒とは、日本酒(酒カップ4分の1程度)を小鍋に入れて3〜4分間煮立て、しっかりとアルコール分を飛ばしてから冷ましたものです。
アルコール特有のツンとした匂いや雑味が消え、日本酒が本来持っている米の豊かな旨みと自然な甘みだけが凝縮されます。これをみそや砂糖と合わせることで、たれ全体がまろやかになり、長芋の繊細な風味を邪魔することなく、上品で奥深いコクをプラスしてくれます。
まとめて作って冷蔵庫で保存しておけば、早めに使い切る前提で他のお料理にも使えて大変便利です。
冷蔵庫で一晩寝かせて味をなじませる
長芋と合わせ調味料(みそ、砂糖、煮きり酒)をあえた後、「冷蔵庫に入れて一晩おく」という工程が、この料理の完成度を決定づけます。あえてすぐに食べることも可能ですが、みそ漬け本来の美味しさを引き出すには、ゆっくりと時間をかけて味をなじませるプロセスが不可欠です。
冷蔵庫の低温環境で一晩じっくりと寝かせることで、浸透圧の働きによりみそだれの塩分と旨味が長芋の内部へと穏やかに浸透していきます。同時に長芋から程よく水分が抜け、味がぼやけることなくピタッと決まります。翌日には全体がまろやかで一体感のある深い味わいへと変化しているはずです。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
飛田和緒さんの「長芋のみそ漬け」は、みその濃厚なコクと砂糖の甘み、そして煮きり酒の芳醇な香りが重なり合った和の味わいが特徴です。このお料理には、やはり米の旨みを感じられる日本酒が圧倒的におすすめです。
特に、純米酒や純米吟醸酒などのふくよかなタイプを選ぶと、みその発酵風味と日本酒の豊かな味わいが口の中で見事なマリアージュを奏でます。冷酒にしてスッキリと合わせるのも良いですが、ぬる燗にするとみその香ばしさがより引き立ちます。また、ワインを合わせる場合は、樽香の効いた白ワインが意外なほどよく合います。
例えば、シャルドネ種の白ワインは、ワインが持つクリーミーなニュアンスやほのかなバニラの香りが、みそと砂糖の甘辛い風味を優しく包み込み、長芋の土の香りとも調和します。
ビールを合わせるなら、一般的なピルスナーよりも、少しコクのあるペールエールや、ロースト感のあるアンバーエールを選ぶと、みその力強い味わいに負けず、心地よい余韻を楽しむことができます。
保存テクニックと温め直し方
保存容器に入れたまま冷蔵庫で保存してください。漬け込みから一晩おいた翌日が、味がしっかりと染み込んで最も美味しくお召し上がりいただける食べ頃となります。
みそだれに漬かっているため比較的日持ちはしますが、長芋から水分が出て少しずつ味が薄まったり、食感が柔らかく変化していくため、漬け上がりから2〜3日以内を目安に食べ切ることをおすすめします。
取り分ける際は、雑菌の繁殖を防ぐために必ず清潔な箸を使用し、常温に出したままにせず、必要な分だけを取り出したらすぐに冷蔵庫に戻すように心がけてください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
今回は、飛田和緒さんのオリジナルレシピ「長芋のみそ漬け」の作り方をご紹介しました。長芋を1cm厚さの輪切りにし、みそ、砂糖、そして丁寧にアルコールを飛ばした「煮きり酒」を合わせた特製のみそだれで一晩じっくりと漬け込むだけの、非常にシンプルでありながら奥深い魅力を持った一品です。
火を使わずに(事前の煮きり酒の準備を除く)切って和えるだけの簡単な手順なので、忙しい平日の副菜や、急な来客時のおつまみ、または週末の作り置きおかずとしても大活躍してくれます。
長芋特有のシャキシャキとしたみずみずしい食感と、濃厚で甘辛いみその風味が絶妙なハーモニーを生み出し、白いご飯はもちろん、日本酒やワインなどのお酒のお供としても箸が止まらなくなる美味しさです。
ご家庭にある基本の調味料だけで手軽にプロの味を再現できる飛田和緒さん直伝の絶品レシピを、ぜひ日々の献立に取り入れて、その確かな美味しさを堪能してみてください。
