料理研究家として広く知られる荻野恭子さんのレシピをご紹介します。今回お届けするのは、さつまいもの皮を主役にした絶品の芋けんぴです。通常は捨ててしまいがちな皮の部分を厚めにそぎ落として使うことで、サクサクとした心地よい食感と香ばしさを存分に楽しむことができる独創的な一品となっています。
さつまいも本来の自然な甘みと、手作りのあめが織りなす優しい味わいは、一度食べたら止まらなくなる美味しさです。フライパンを使って手軽に作れるのも魅力で、おやつにはもちろん、お茶請けにもぴったりです。
素材の持ち味を最大限に引き出す荻野恭子さんならではの知恵が詰まった芋けんぴの作り方を、ぜひご家庭でじっくりと体験してみてください。
【荻野恭子さんのレシピ】芋けんぴの作り方
Course: スイーツCuisine: 和食4
servings15
minutes12
minutes240
kcal27
minutes料理研究家として広く知られる荻野恭子さんのレシピをご紹介します。今回お届けするのは、さつまいもの皮を主役にした絶品の芋けんぴです。通常は捨ててしまいがちな皮の部分を厚めにそぎ落として使うことで、サクサクとした心地よい食感と香ばしさを存分に楽しむことができる独創的な一品となっています。
材料
さつまいも(大) 2本(約900g)(ここでは厚めにそぎ落とした皮(約300g)を使う。)
黒ごま 大さじ1/2
サラダ油
【A】
グラニュー糖 100g(または砂糖。)
水 大さじ2
作り方
- さつまいもはよく洗って長さを2~3等分に切り、皮を3~4mm厚さにそぎ落とす。
- ポイント
- 皮側の身は中心より白っぽい色でアクが強い。この部分ごと皮を切り落とす。 残った身の活用は全体備考参照。
- 1 のさつまいもの皮を縦に5mm幅に切る。
- ボウルに 2 を入れて流水に当て、水を2~3回かえながらアクを洗い流す。取り出して水けをしっかりと拭く。
- 皮を2回に分けて揚げる。フライパンにサラダ油を1cm深さまで注いで 3 の半量を入れ、弱めの中火にかける。時々混ぜながら、こんがりと色づくまで、じっくりと5~6分間揚げる。
- 取り出して網にのせ、油をきる。残りの皮も 4 と同様に揚げ、油をきる。
- 皮を揚げたら、すぐにみつをつくる。別のフライパンに【A】を入れて中火で煮立たせ、砂糖を溶かす。表面の泡が小さくなり、トロリとするまで軽く煮詰める。
- 6 に 5 を加え、全体を菜箸で絶えず混ぜながら、みつを手早くからめる。
- 黒ごまを加えて手早く混ぜ、みつをからめる。そのうちに、みつが固まってきて、つやが出てくる。
- ポイント
- この段階で火を止め、つくり方 10 と同様に乾かして、みつが透明な芋けんぴを楽しむこともできる。
- あめ状の糸を引いて重たくなってくるが、さらに混ぜる。透明なみつが白く結晶化したら、皮にまぶすようにかき混ぜる。水っぽさがなくなってシャリッとしたら、火を止める。
- オーブン用の紙に取り出して広げ、乾くまでおく。
メモ
- 荻野恭子さんのレシピ (芋けんぴ)
芋けんぴを美味しく作る3つの極意
皮を厚めにそぎ落としアクをしっかり洗い流す
このレシピのポイントは、さつまいもの皮を3〜4mmという厚めにそぎ落として使用するところにあります。皮側の身は中心より白っぽい色をしておりアクが強い部分ですが、この部分ごとしっかりと切り落とすことで、雑味のないすっきりとした味わいに仕上がります。
さらに、縦に5mm幅に切った後はボウルに入れて流水に当て、水を2〜3回かえしながらアクを丁寧に洗い流します。このひと手間によって、揚げたときに余分なえぐみがなくなり、さつまいも本来の上質な風味と香ばしさがしっかりと引き立ちます。
低温の油でじっくりと揚げて香ばしさを引き出す
このレシピのポイントは、フライパンにサラダ油を1cm深さまで注ぎ、皮を2回に分けて弱めの中火でじっくりと揚げることです。時々混ぜながらこんがりと色づくまで5〜6分間かけて丁寧に揚げることで、内部の水分がしっかりと抜け、サクサクとした理想的な食感に仕上がります。
一度にたくさんの量を入れず、半量ずつ分けて揚げることで油の温度が下がりにくくなり、ムラなく均一に火を通すことができます。網にのせてしっかりと油をきることも、食感を損なわないための大切な工程です。
絶妙なタイミングであめをからめてシャリッと仕上げる
このレシピのポイントは、揚げたての熱いうちに手早くみつをからめることです。別のフライパンにグラニュー糖と水を入れて中火で煮立たせ、表面の泡が小さくなりトロリとするまで軽く煮詰めてから、揚げた皮を加えます。菜箸で絶えず混ぜながら全体にあめをからめ、黒ごまを加えてさらに混ぜ合わせます。
あめ状の糸を引いて重たくなってきたらさらに混ぜ続け、透明なみつが白く結晶化したら皮にまぶすようにかき混ぜます。水っぽさがなくなってシャリッとしたら火を止め、オーブン用の紙に広げて乾かすことで、本格的な仕上がりになります。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
手作りの優しい甘みと香ばしさが際立つ芋けんぴには、すっきりとした味わいの温かい緑茶やほうじ茶が最高によく合います。お茶の持つ適度な渋みが、あめの甘みを心地よく引き締め、後味をさっぱりと整えてくれます。また、キリッとした冷たい麦茶や牛乳と合わせるのも、素朴な味わいを引き立てる素晴らしい組み合わせです。
おやつの時間はもちろん、ホッと一息つきたいリラックスタイムのお供として、お好みの飲み物とともに心ゆくまでお楽しみください。
保存テクニックと温め直し方
出来上がった芋けんぴは、しっかりと冷ましてから密閉容器や保存袋に入れて、湿気の少ない涼しい場所で保存してください。手作りのため保存料は使用していませんので、風味やサクサクとした食感が損なわれないよう、できるだけ早めにお召し上がりいただくのがおすすめです。
湿気を吸うとしっとりとしてしまうため、乾燥剤を一緒に入れておくと、サクサクとした食感をより長く楽しむことができます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
料理研究家の荻野恭子さんが提案する芋けんぴは、さつまいもの皮を厚めにそぎ落として主役に仕立てる、素材の魅力が詰まった独創的なレシピです。丁寧な下ごしらえでアクをしっかりと抜き、弱めの中火でじっくりと揚げることで、驚くほどサクサクとした軽快な食感を生み出します。
さらに、手作りのグラニュー糖のみつを絶妙なタイミングであたえ、白く結晶化させてシャリッとした口当たりに仕上げる工程は、お菓子作りの醍醐味を存分に味わえるポイントです。香ばしい黒ごまの風味が良いアクセントとなり、食べる手が止まらない美味しさです。
特別な材料を必要とせず、フライパン一つで手軽に作れるのも大きな魅力です。素材の持ち味を活かした温もりあふれる手作りおやつとして、ぜひご家庭の定番リストに加えてみてください。
