料理研究家として世界各国の家庭料理を精力的に紹介し続けている荻野恭子さんのレシピをご紹介します。今回お届けするのは、本格的な味わいを自宅で手軽に楽しめるチキンビリヤニです。
バスマティライスまたは日本米を使用し、鶏もも肉やトマト、たまねぎ、多彩なスパイスを組み合わせて作るこの料理は、芳醇な香りと奥行きのある味わいが魅力です。スパイスの選び方や下味のつけ方、そして丁寧に層を重ねて蒸し上げる工程まで、本場の美味しさを引き出す工夫がたっぷりと詰まっています。
特別な日の食卓はもちろん、いつものごはんをちょっと贅沢に彩りたいときにもぴったりの一品です。ぜひ荻野恭子さん直伝の本格チキンビリヤニ作りに挑戦して、豊かなスパイスの香りに包まれる至福のひとときをお楽しみください。
【荻野恭子さんのレシピ】本格チキンビリヤニの作り方
Course: 主菜Cuisine: エスニック2
servings40
minutes20
minutes650
kcal60
minutes料理研究家として世界各国の家庭料理を精力的に紹介し続けている荻野恭子さんのレシピをご紹介します。今回お届けするのは、本格的な味わいを自宅で手軽に楽しめるチキンビリヤニです。
材料
米 360ml(2合)(バスマティライス(全体備考参照)まはた日本米。)
鶏もも肉 200g(同量のラム肉(薄切り)にしてもよい。)
たまねぎ(粗みじん切り) 1/2コ分(100g)
トマト(粗みじん切り) 1/2コ分(100g)
にんにく(すりおろす) 1かけ分
しょうが(すりおろす) 1かけ分
プレーンヨーグルト(無糖) 大さじ2
カレー粉 大さじ1+1/2
サフラン 1つまみ(あれば。)
好みのスパイス(クミンシード、ローリエ、カルダモン、シナモンスティック、黒こしょう) 適宜(全体備考参照。/どれもあればでよいが、クミンシードを小さじ1ほど入れるとビリヤニらしい香りに仕上がる。)
パクチー(根) 適宜
トマトのライタ 適宜(全体備考参照。)
大根のアチャール風 適宜(全体備考参照。)
塩
サラダ油
バター
作り方
- 米と水カップ3を鍋に入れ、30分間浸す。そのまま中火にかけ、沸騰後は時々混ぜながら5~6分間ゆで、ざるに上げる。鶏肉は一口大に切ってボウルに入れ、ヨーグルト、カレー粉大さじ1/2、塩小さじ1/2を加えて下味をつける。水カップ1、塩小さじ1/2を合わせて塩水をつくっておく。サフランを水大さじ2に5〜10分間つけてサフラン水をつくる。
- カレーベースをつくる。フライパンにサラダ油大さじ2、好みのスパイスを入れて弱火にかけ、十分に香りがたつまでじっくり炒める。たまねぎを加えてしんなりするまで炒め、トマト、にんにく、しょうがを加え、中火でトマトがくずれるくらいまで炒める。
- フライパンに 1 の鶏肉、塩水、カレー粉大さじ1を加えて、煮汁がトロリとなるまで煮る。
- 厚手の鍋の底にバター適量を塗る。米、カレーベースの順に交互に3層ほど重ねて入れる。あれば上に、サフラン水、パクチーを加え、ふたをして弱火で全体が温まり、湯気が上がるまで蒸す。ムラが残る程度にザックリと混ぜ、あればトマトのライタ、大根のアチャール風とともに器に盛る。
メモ
- 荻野恭子さんのレシピ (本格チキンビリヤニ)
本格チキンビリヤニを美味しく作る3つの極意
スパイスと香味野菜を弱火でじっくり炒めて香りを引き出す
フライパンにサラダ油大さじ2、好みのスパイスを入れて弱火にかけ、十分に香りがたつまでじっくり炒めることが重要なポイントです。この段階でスパイスの芳醇な香りを油に移すことで、カレーベース全体の味わいに深いコクと奥行きが生まれます。
さらに、たまねぎを加えてしんなりするまで炒めた後、トマト、にんにく、しょうがを加え、中火でトマトがくずれるくらいまでしっかり炒め合わせることで、ベース全体の旨みが凝縮され、お肉やご飯と合わせたときに一体感のある豊かな仕上がりになります。
お米をあらかじめゆでてから層状に重ねて蒸し上げる
米と水カップ3を鍋に入れ、30分間浸した後にそのまま中火にかけ、沸騰後は時々混ぜながら5~6分間ゆでてざるに上げるという工程が、食感を良くするための大切なコツです。ゆでたお米と、鶏肉を煮込んでトロリとさせたカレーベースを、厚手の鍋の底にバター適量を塗った上に交互に3層ほど重ねて入れます。
さらにサフラン水やパクチーを加えてふたをし、弱火で全体が温まり湯気が上がるまで蒸し上げることで、お米一粒一粒にスパイスと旨みがしっかりと行き渡り、ふっくらとした絶妙な仕上がりを実現します。
鶏肉への下味と特製の塩水で味のバランスを整える
鶏もも肉は一口大に切ってボウルに入れ、ヨーグルト、カレー粉大さじ1/2、塩小さじ1/2を加えてしっかりと下味をつけます。ヨーグルトの働きでお肉が柔らかくなり、スパイスの風味が中まで染み込みやすくなります。
また、水カップ1と塩小さじ1/2を合わせて塩水を作っておき、フライパンに鶏肉、この塩水、さらにカレー粉大さじ1を加えて、煮汁がトロリとなるまで煮込むことで、全体の塩味と旨みのバランスが絶妙に整い、奥深い味わいのカレーベースが完成します。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
本格的なスパイスの香りが広がるチキンビリヤニには、すっきりとした酸味を持つ辛口の白ワインや、フルーティーで爽やかなロゼワインが非常によく合います。
特に、ミネラル感のあるシャルドネや、ハーブのような爽やかなニュアンスを持つソーヴィニヨン・ブランを選ぶと、スパイスの複雑な風味を心地よく受け止め、口の中をさっぱりとリフレッシュしてくれます。
また、お酒以外では、添え物として用意するトマトのライタや大根のアチャール風と一緒に楽しむことで、酸味と辛味のコントラストが生まれ、より一層美味しく召し上がっていただけます。
保存テクニックと温め直し方
余ったチキンビリヤニを保存する際は、粗熱をしっかりと取ってから清潔な密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存してください。保存期間の目安は冷蔵で約2〜3日以内となります。
温め直す際は、電子レンジを使用するか、蒸し器やフライパンに少量の水を振ってふたをし、弱火でじっくりと加熱して全体にふっくらとした湯気が戻るように温めると、作り立てのような豊かな香りと美味しさを楽しむことができます。
このレシピのまとめと栄養のポイント
料理研究家の荻野恭子さんが提案する本格チキンビリヤニは、香り高いスパイスとジューシーな鶏もも肉、そして丁寧に下処理したお米が見事に融合した贅沢な一品です。
スパイスと香味野菜を弱火でじっくり炒めて作ったカレーベースに、ヨーグルトなどで下味をつけた鶏肉と特製の塩水を加えて煮込み、ゆでたお米と交互に3層に重ねてバターの風味とともに蒸し上げることで、本場さながらの豊かな味わいと香りを実現しています。
お好みでトマトのライタや大根のアチャール風を添えれば、爽やかな酸味がアクセントとなり、最後まで飽きずに美味しくいただけます。特別な日の食卓を華やかに彩る本格レシピを、ぜひご家庭でお試しください。
