料理研究家である荻野恭子さんのレシピをご紹介します。梅干し作りは保存食の定番でありながら、伝統的な道具や手間が必要なイメージがあり、少しハードルが高く感じられることもあります。
しかし、今回ご紹介する荻野恭子さんの「梅干し簡単袋漬け」なら、ジッパー付きの保存袋を手軽に活用して、家庭で美味しい梅干しを無理なく作ることができます。完熟梅をベースに、粗塩ときび糖をしっかりと行き渡らせる塩漬けからスタートし、梅酢が上がったタイミングで赤じそを加えて美しい色合いと風味をプラスします。
最後にしっかりと土用干しを行うことで、保存性が高まり、味わい深い伝統の味に仕上がります。重い漬物樽や大きな保存容器を準備する必要がなく、省スペースで清潔に作業できるのも大きな魅力です。
自家製の美味しい梅干しに挑戦してみたい方にぴったりのレシピとなっていますので、ぜひ手順に沿って丁寧に取り組んでみてください。
【荻野恭子さんのレシピ】梅干し簡単袋漬けの作り方
Course: 保存食Cuisine: 和食25
servings30
minutes20
minutes15
kcal50
minutes料理研究家である荻野恭子さんのレシピをご紹介します。梅干し作りは保存食の定番でありながら、伝統的な道具や手間が必要なイメージがあり、少しハードルが高く感じられることもあります。
材料
【塩漬け】
完熟梅 1kg(約25コ)
粗塩 130g(梅の重量の13%。)
きび糖 65g(粗塩の半量。)
【赤じそ漬け】
梅 全量(梅酢の上がったもの。)
赤じそ 1ワ(5~6本/正味130~150g。)
粗塩 大さじ2
作り方
- 梅干し-簡単袋漬け-1塩漬け (6月中旬ごろ)
- 梅干し-簡単袋漬け-2赤じそ漬け (6月下旬~7月上旬)
- 梅干し-簡単袋漬け-3土用干し (梅雨明け以降)
メモ
- 荻野恭子さんのレシピ (梅干し簡単袋漬け)
梅干し簡単袋漬けを美味しく作る3つの極意
完熟梅と計量された調味料を保存袋でむらなく馴染ませる塩漬けのコツ
このレシピのポイントは、完熟梅1kgに対して粗塩130gと、粗塩の半量にあたるきび糖65gを正確に用意し、ジッパー付きの保存袋を使ってしっかりと全体に行き渡らせることです。
6月中旬ごろの時期に手に入る香りの良い完熟梅を使い、塩と砂糖を合わせることで、まろやかでありながらしっかりと保存が効くベースの塩漬けが完成します。
袋の空気をしっかりと抜いて口を閉じ、梅全体に塩が行き渡るように丁寧に扱うことで、その後の梅酢の上がり方がスムーズになり、失敗のない美味しい梅干し作りの第一歩となります。
梅酢の上がったタイミングを逃さず赤じそを加える鮮やかな色づけのコツ
このレシピのポイントは、梅酢が十分に上がってきた6月下旬から7月上旬の時期に、全量の梅に対して赤じそ1ワ(正味130〜150g)と粗塩大さじ2を用意して赤じそ漬けを行うことです。
赤じそに塩をまぶしてアクをしっかりと絞り出したあと、梅酢の上がった袋の中に投入することで、梅全体に鮮やかな赤紫色と独特の爽やかな香りが均一に行き渡ります。この段階でしっかりと混ぜ合わせることで、市販品に負けない美しい色合いと風味豊かな梅干しへと仕上がっていきます。
梅雨明け以降の天日干しで旨味と保存性を高める土用干しのコツ
このレシピのポイントは、梅雨明け以降の晴天が続く時期を見計らって土用干しを行うことです。赤じそ漬けまで完了した梅をしっかりと天日干しにすることで、余分な水分が抜けて果肉が引き締まり、長期間の保存に耐える強い梅干しへと成長します。
太陽の光をしっかりと浴びせることで味わいが凝縮され、自家製ならではの深い旨味と香り高い仕上がりを存分に楽しむことができます。天候を確認しながら数日間、表裏を返しながら丁寧に行うのが成功の秘訣です。
最高のペアリング:料理を引き立てる飲み物
荻野恭子さんの「梅干し簡単袋漬け」は、しっかりとした塩気とまろやかな甘み、そして赤じその爽やかな香りが絶妙なバランスでまとまった一品です。そのままお茶うけとして楽しむのはもちろんのこと、日本酒や焼酎の和酒と合わせることで、梅の酸味がキリッとしたアルコールの味わいを心地よく引き立ててくれます。
また、洋風のペアリングとしては、すっきりとした辛口の白ワインや、微炭酸のスパークリングワインと合わせて楽しむのもおすすめです。梅干しの持つ自然な酸味と塩気がワインのフルーティーな香りと重なり合うことで、シンプルながらも奥深い味わいのマリアージュを堪能することができます。
保存テクニックと温め直し方
荻野恭子さんの「梅干し簡単袋漬け」は、しっかりと土用干しの工程を終えたあとであれば、清潔な保存容器や瓶に入れて、常温の冷暗所で長期間保存することができます。湿気を避け、直射日光の当たらない風通しの良い場所で保管してください。
また、より長持ちさせたい場合や、しっとりとした柔らかさを保ちたい場合は、冷蔵庫の野菜室などで保存するのもおすすめです。取り出す際は必ず清潔な箸を使用し、水分や雑菌が入らないように注意してください。
このレシピのまとめと栄養のポイント
料理研究家である荻野恭子さんのレシピをご紹介します。「梅干し簡単袋漬け」は、伝統的な梅干し作りをジッパー付きの保存袋を使って手軽に、かつ本格的に楽しめる優れたレシピです。
完熟梅1kgに対し、粗塩130gときび糖65gを用いた6月中旬の塩漬けから始まり、梅酢が上がった6月下旬から7月上旬にかけて赤じそ1ワと粗塩大さじ2を加えることで、美しい色合いと豊かな香りをまとわせます。
最後に梅雨明け以降の土用干しを丁寧に行うことで、味わいがギュッと凝縮された極上の自家製梅干しが完成します。大きな漬物容器が不要で初心者でも取り組みやすく、素材本来の美味しさを存分に引き出せる点が大きな魅力です。ぜひご家庭で挑戦して、手作りの美味しい梅干しのある暮らしを楽しんでみてください。
